トジョン漢方サムゲタン

トジョンハンバンサムゲタン토종한방삼계탕

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中区の区長も常連さん!地鶏仕様の参鶏湯(サムゲタン)専門店!

こんにちは!ソウルナビです。ソウルで夏の暑い日に食べる料理といえば、やっぱり参鶏湯(サムゲタン)。並ぶのが嫌いな韓国の人も、伏日(ポンナル、夏のもっとも暑い日)にはお店の前に長~い行列をつくってでも食べるという、夏の定番スタミナ料理です。ナビも韓国にいながら、サムゲタンは夏に食べるもの、という考えがしっかりインプットされて、必ず夏にサムゲタンを食べたくなります。いつも食べに行くお店は、ナビの個人的な参鶏湯のうまい店リストに入っている某有名店3軒のうちの1軒。だったんですが、今日はそれにもう一軒、あるホテルのスタッフから聞いたおすすめ店「トジョン漢方サムゲタン」を皆さんにもご紹介しちゃいます!
場所はオジャン洞冷麺通りぞい!
一番近い地下鉄駅は2・4・5号線東大門歴史文化公園駅。一番近い6番出口からお店までは徒歩5分ほどです。とはいっても、ファッションビルが連なる東大門市場のメイン通りの方ではなく、乙支路・忠武路寄り。有名なオジャンドン冷麺通り沿いにあります。ナビも冷麺屋さんにすっかり気を取られて、このお店はまったく知らなかったんですが、地元では有名なお店のよう。中区庁の方たちをはじめ、周辺のビジネスマンがランチタイムによく利用するらしんです。ここは周辺にホテルもたくさんあるので、近場で参鶏湯屋さんを探しているときはぜひチェックしてくださいね。
目印は「漢方」と書かれた赤い看板。細い階段を上って2階へ。お店は参鶏湯専門店として40年経った建物で、木造の昔ながらの食堂、という感じ。中はいくつかの部屋に分かれていて、20~30人の団体でも入れるそう。また、すべて座敷になっていて、テーブル席はありません。
地鶏を使った参鶏湯専門店
こちらは「トジョンハンバンサムゲタン(地鶏漢方参鶏湯)」という名前の通り、トジョンタッ(地鶏)を使っているのが特徴。自然の中で育てた韓国固有の地鶏を使っていて、その証拠に足が普通の鶏より長めでがっちりしています。ナビも参鶏湯の専門店に行って、食べる前に鶏自体をこうして見せていただいたのは初めてでしたが・・・それだけ肉に自信がある証拠。しっかり食べて運動した地鶏は、適度に弾力がありつつも、とってもやわらかいんだそう。実際見ると、ぷりぷりのピンクの肉は新鮮そのもの。社長さんいわく、仕入れたばかりの新鮮な鶏肉だけを使い、下処理もしっかり行うから調理後も鶏肉独特の臭みがないそう。それで鶏料理が苦手な人もこちらの参鶏湯は食べられる、という方も多いそうですョ。

漢方参鶏湯vs 人参参鶏湯

まず見た目からチェック 
メニューを見ると参鶏湯が2種類。人参参鶏湯がいわゆる普通の参鶏湯で、もう1つが漢方参鶏湯です。この2つがどう違うのか比べるために、両方注文してみました~。さっそくテーブルに運ばれた2つ。ん・・・どこかの参鶏湯に似ている気がしないでもないですが・・・白濁色のスープに大き目の鶏、その上にネギ、ナツメ、黒ゴマ、松の実がたっぷりかかって、かなりおいしそうです。ただ、2つとも見た目はおんなじ。違いはいずこにぃ~?!こっそり位置を変えられても、たぶん気づかずに食べちゃいそうです。そこで、どこが、どう違うんですか~?と社長さんに聞いてみると、大きく違うのはスープ。よーく見ると色が若干違います。漢方参鶏湯は少し黄色がかった感じ。一方普通のは白っぽいです。そしてもう1つ、漢方サムゲタンには韓国ではスタミナ剤として知られる高価な鹿の角入りだそう。
漢方サムゲタン 漢方サムゲタン

漢方サムゲタン

普通のサムゲタン 普通のサムゲタン

普通のサムゲタン

スープ−基本は大鍋でつくる栄養満点スープ! 
まずベースに使うスープはどちらも同じ。大きな鍋にまず7~8種類の野菜や漢方などを擦り入れて煮たあと、約100羽の鶏を一緒に入れてさらに煮ること約1時間10分、おいしいサムゲタン用のスープが完成~。スープの色が白っぽくとろっとしているのは、最初に入れた野菜や漢方、そしてもち米のためだそう。よ~く見ると、スープの中に細かいつぶつぶ見えますよね?これですね。このスープに漢方用だけ鹿の角を入れて煮るので、色の違いがでるというワケ。おいしいスープを作るコツは、大鍋で大量に作ること、そしてスープは翌日に持ち越さずその日に作ったものだけ使うことのほか、もっとも大切なのが火加減。これによってスープのおいしさもかなり違ってくるそうですョ。
漢方サムゲタン
漢方の香りがほんのり漂って、普通のタイプよりもさらに深い味わい。塩など足さなくても、このままで充分味がついています。
普通のサムゲタン
一瞬コーンスープ?と思ってしまうほど、ちょっぴり甘くて柔らかい味。一口、もう一口・・・と飲みたくなる後引き系のお味。
お腹の中身−どちらも漢方ともち米がたっぷり!
どちらの鶏も中身はほぼ同じ。かぼちゃの種、栗、銀杏、ナツメ、高麗人参、もち米、ニンニクなどが入っています。大き目のお皿に入っている薄い楕円形の茶色い漢方が鹿の角。これが漢方サムゲタンに入っています。
地鶏のお味は?
見るからに新鮮そうなお肉。箸やスプーンを肉に入れると、端からツルンとほぐれます。思ったより柔らかいかも。小皿に入れた塩&胡椒をお肉の端に少しだけつけて食べると、ん、社長さんのおっしゃる通り!ぷりぷりした弾力があり、ジューシーで柔らかい。パサパサ感も、鶏肉の臭みも感じません。これが地鶏かぁ。おいしいです。食べ応えも十分!
サービスの手作りおかず!
参鶏湯にサービスで出てくるおかずは・・・大根のキムチ、コッチョリ、砂肝炒め、青唐辛子(包み味噌付き)、ニンニクのコチュジャン和えなど。このおかずもすべて田舎から取り寄せた材料を使った手作りのもので、毎日お手すきの時間をみてお店で直接作るんだそう。ナビがうかがったときも、皆さんでせっせと作っていましたョ。
参鶏湯を注文すると、自家製の人参酒も出してくれるそう。これで日ごろの疲れも、旅の疲れもぜんぶ吹っ飛びそうですね。ちなみにナビはこの参鶏湯を食べたあと、冷房のガンガン効いたナビオフィスで1人、暑い、暑いを連発。体の中で何かが燃えているような、そんな状態でした。ちなみにドリンク剤でもそんな状態なので、過剰反応なのかなぁ・・・。参鶏湯の有名店は何軒がありますが、忠武路・乙支路・東大門周辺でおいしい参鶏湯専門店をお探しの方はぜひ行ってみてくださいね。以上、ソウルナビでした。

記事登録日:2007-08-24

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主なメニュー

単位:ウォン

イチオシ

インサムサムゲタン

人参参鶏湯

인삼삼계탕

13000

イチオシ

ハンバンサムゲタン

漢方参鶏湯

한방삼계탕

14000

インサムチュオタン

人参どじょう鍋

인삼추어탕

8000

モレチッポックン

砂肝炒め

모래집볶음

10000

ヤチェモレチッポックン

野菜砂肝炒め

야채모래집볶음

15000

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-08-24

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供