麺といえば安東地方!豆の粉が練りこまれた100%手打ち麺!
こんにちは!ソウルナビです。韓国料理の代表的なメニューといえば、カルビやタッカルビ、サムギョッサルなどお肉系が多いですよね。こういった少~しコッテリした料理を食べすぎたあとには、やはりあっさりしたスープと麺がつくりだすグクス(麺)を食べてみてはいかがでしょうか?!今日はそんな麺料理のおいしいお店、「安東グッシ」をご紹介します。この店名でもある「安東グッシ」とは、全国でも麺がおいしいことで有名な慶尚北道(キョンサンプット)は安東(アンドン)地方の麺料理で、ソウルでは麺を"グクス"と発音するのに対し、この地方の方言で"グッシ"と呼ばれているのだとか!そんなおいしい麺をソウルで再現してくれる、100%手打ちのあっさり"グッシ"のお店「安東グッシ」それではさ~っそく行ってみヨ~~!
安東グッシを食べるなら、狎鴎亭へGO!グッシが食べられる「安東グッシ」の場所をご案内しましょう!場所は地下鉄3号線アックジョン(狎鴎亭)駅2番出口から歩いて3分ほどのところ。駅からも近くとっても便利。建物の2階に位置しているので見落とさないようにしましょう~。
金永三元大統領が常連客?!前大統領専用のルーム!店内は趣きある韓屋の雰囲気。窓が多くあるので光もよくさし、明るい雰囲気です。店内入って右にはガラス張りになった調理室、左手にはテーブル席があり、奥には座敷があります。のんびりくつろぎながらお食事を楽しみたい人は、この座敷でいただくことをオススメします。またこの座敷と調理室の間にある個室がひとつあります。これは金永三元大統領がいらした際によく利用したというお部屋。元大統領は好んでよくこちらにいらしたそうですよ!それでは元大統領が好んだという"グッシ"についてご紹介していきましょう!
安東グッシとはこの平らな細めんがなんといっても魅力!つるつるっとのどを通っていく感覚がたまりませ~ん。このグッシは、豆:小麦の割合が約3:7程度で練りこまれていて、100%手打ち麺!スープは牛のアバラの部分をよく煮込んだスープです。丹精込めて作られた"安東グッシ"は今はやりのウェルビーイング時代にもピッタリマッチした食事です!
○粉と粉をあわせた生地を麺棒で何度も伸ばしては折り重ね、伸ばしては折り重ねを繰り返します。透き通るほど薄く伸ばします。
○ それを冷蔵庫で休ませたものをとりだし、きれいに丁寧に切っていきます。
○ 熱湯に麺をいれ、さっとゆでます。
○ お湯をきり、牛のアバラの部分からとった秘伝のスープと細く切ったホバッ(韓国風ズッキーニ)、調味料を加え、出来上がり!約2~3分のスピード作業でした!!
さぁ~"安東グッシ"さっそく試食!お味はあっさり塩味。お肉のスープだけれど、とってもさっぱりしてしつこさがありません。このスープと絡まった"安東グッシ"はソウルでよくある、カルグクス?!っと思われがちですが、やはり独特のコクがあり、麺ツウの人はきっとはまってしまうお味のはず!食べ方としては、付け合せの自家製"ゴマの葉のキムチ"・"ニラのキムチ"・"白菜のキムチ"と麺を絡めてパクリと一口で!特に"ゴマの葉のキムチ"はかなり美味!思わず包んでくださいっと言いたくなるお味です。ナビも初めて食べたときよりも回を重ねるごとにこの"安東グッシ"のとりこになってしまいました~!
「安東グッシ」その他のメニュー!
「安東グッシ」では、麺の"グッシ"以外にも、魅力あるメニューがあります。"グッシ"を食べる前の前菜?!のような気分でいただいてみては?!それではご紹介しましょう!
○スユク(牛のゆでたもの)
スユクとは上質な牛の肉を茹で上げたもので、「安東グッシ」では玉ねぎの入った醤油風味のタレにつけたものを、"グッシ"をオーダーしたときに登場するのと同じ"ゴマの葉のキムチ"に包んでいただきます。とても柔らかいお肉はほのかに温かい状態で運ばれてくるので味も最高!
○ ムノ(蒸ダコ)
こちらは新鮮なタコを蒸しスライスしたものをチョコチュジャンというお酢とコチュジャンをベースとした甘酸っぱいソースにつけていただきます。こちらのタコもとても柔らかく、お酒が一杯ほしくなる一品です。
安東は麺がおいしいことが全国的に知られた街。こちらはその安東出身の先代がソウルでこの味を伝えようとオープンしたお店で、現在のご主人が2代目とのこと。と~~ってもフレンドリーなご主人の笑顔を見ているだけで、ナビもとってもハッピーな気分になっちゃいそう!もちろんスタッフのみなさんもとても親切で、気持ちが温かくなるお店でした。一般のカルグクスとは、また一味違うあっさりした、それでいて忘れられない味!「安東グッシ」にぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?!以上、狎鴎亭にある「安東グッシ」より、ソウルナビがお伝えしました!