オデンシクタン（議政府）

釜山からソウルに戻り、翌日東京から来た友人と合流。
早速、元祖奨忠洞ハルモニチッで、豚足をつまみに日付が変わるまで酒を飲み
翌日は議政府にプデチゲを食べに行くことになりました。

12月27日、昼過ぎから雪が降り出しました。
短いステイの友人ですので今日しか行けません。
「ジャンクフードだろ～」「子供が食うもんだ！」と
つれあいが気乗りしなくて、私もやっと行ける、めぐって来たチャンス。
回基駅に着いた頃は、もう辺りは真っ白です。ソウルの雪は軽いですね、降り始めは
駅員さんがホコリを払うように雪をほうきで掃っていました。

とっくに足先は感覚がなくなっていましたが、1号線に乗ると車内が暖かく
足の感覚がもどってきました。車窓の景色は、とにかく雪で白くよくわかりません。
どんどん白くなります。

議政府駅に到着。貨物車に砲台と戦車がつんであります！
「ヒャー！」と、のどかな日本から来た友人は驚いています。私もびっくり。どこに運ぶのかしら？
駅からお店まで雪中行軍になりました。「早くプデチゲで暖まりたい・・・」
雪の中来た私たちに、お店の方は、親切に歓迎してくれました。
これでおばちゃんが怖かったら帰りは遭難しそうです。

つれあいも機嫌よくプデチゲ食べてくれました。オットギのラーメンも追加しました。

「さあ東豆川に行くぞう～」と隊長「イエッ～」と一同。
更に北上して米軍基地のある町、東豆川に向かいました。気温はグングン下がってきます。
保山駅からリトルシカゴまでは歩いてすぐでした。
雪のためか、日曜日だったせいか、アメリカの兵隊さんが時たま歩いているくらいで
真っ白の雪の中、クラブやテーラー、レストランの明るいネオンが寂しい・・・。

「リトルだ」「本当にリトル」リトルシカゴは悲しいくらいリトルでした。しかも雪で真っ白！
リトルシカゴには、大きな観光用の地図がありましたが見ているのは私たちだけ。
「今日観光している日本人は私たちだけかな～？」「いやここで観光しているのは僕たちだけですよ！」
そこから、東豆川駅までは雪道をバスで移動しました。
すっかり暗くなってきて、雪も降り続き、ただただ寒かったです。
しかも私はT-money残金不足でお財布からお金を出すのも手が、かじかんで大変でした。

東豆川駅から回基駅まで、乗り降りする乗客に登山の服装の韓国人を多数見ました。
この人たちマジで雪中行軍してきたんだ～。山好きは雪は関係ないようです。

忘れられない議政府のプデチゲの味になりそうです。