サンベッチッ　景福宮駅店

こんにちは！ソウルナビです。全州を代表する料理の１つ、コンナムルクッパ！豆もやしスープにご飯が入ったコンナムルクッパは、味付けがあっさりしているから、お酒を飲んだ後や朝食にもピッタリ。本場の全州には数多くのコンナムルクッパ専門店があるけど、その中でも１、２を争うほどの有名店として知られているのが、70年近くの歴史を誇るお店「サンベッチッ（三百家）」。今日は全州に行かずともソウルで本場そのままの味を楽しめちゃうコンナムルクッパの専門店「サンベッチッ（三百家）　景福宮駅店」をご紹介しましょう。「三百家式」という用語まで存在する超有名店の味とは一体？！それではナビと一緒に行ってみよ～！

◇◆景福宮駅の目の前！◆◇

景福宮駅店は２０１５年の４月にオープン。地下鉄３号線キョンボックン（景福宮）駅の４番出口を出てすぐ左ととってもわかりやすい場所にあるので、ソウル旅行のビギナーさんでも地図とにらめっこする必要なし！雨の日にもほとんど濡れずにお店に入れます。大きな丸い窓が印象的な建物は古い歴史を持つお店のイメージとはちょっと違ったモダンな印象で、１階と２階が店舗。早朝から営業しているから、朝早く朝食を取りたい時にも便利です！

◇◆ヒケツは豆もやし！70年間受け継がれて来た伝統の味◆◇

１９４７年、たった５坪の看板すらないクッパ店としてスタートした「サンベッチッ（三百家）」。人気店になったあとも１日300皿しか販売しなかったことから、人々はこのクッパのお店を「三百家（サンベッチッ）」と呼ぶようになったんだとか。創業者であるイ・ボンスンハルモニは、たくさん売って売上を伸ばすことよりも、最善を尽くして作ることができる「300皿」の量を守り抜き、利益より美味しさを優先。ハルモニの味とその精神は現代にも受け継がれ、「サンベッチッ（三百家）」が普通の３倍以上高い国産の無農薬豆もやしだけにこだわるものそのため。細長くて香ばしい無農薬豆もやしは栄養豊富な上にクッパに最適な食感で、伝統の味を出すためには必要不可欠な存在だそう。

三百家式はアツアツのコンナムルクッパ！

スープが辛めで卵が別添えの南部市場式（※写真は他店のものです）

三百家コンナムルクッパ

あっさりとして淡白なのに後を引く美味しさのコンナムルクッパ。生卵をのせて煮込むことにより、スープの味が何倍も深いものに！シャキシャキ食感の豆もやしとご飯の相性もバッチリ！パンチャン（おかず）として出て来る海苔をふりかけて食べたり、目玉焼きをスープに入れて食べたり、自分なりにカスタマイズして食べるのもあり。サラサラっと食べられるので、軽く食事したい時やダイエット中の方にもオススメです。

全州ビビンバ

真鍮の器に盛りつけられた数々のナムルが色鮮やかな全州伝統スタイルのビビンバ。もちろんここにも「サンベッチッ（三百家）」こだわりの豆もやしがたっぷり！ナムルは季節ごとに旬の野菜を使い、絶妙にブレンドされたコチュジャンソースがより一層具材の美味しさと香ばしさを引き立てています。コンナムルクッパ専門店で本格的な全州ビビンバが食べれるなんて、ちょっとうれしいかも！

焼きコチュマンドゥ

緑色の皮の細長いマンドゥは見た目もまるでコチュ（唐辛子）みたい！コチュマンドゥは激辛のものも多いのですが、こちらのコチュマンドゥはピリ辛程度の辛さなので辛いのが苦手な方も安心。外はカリカリに揚げられていて、中身はジューシー！お皿ではなく、ステンレスのバットで出されるのがイイ感じ。

いかがでしたか？先ほどもチラッとお話したお店の生みの親でもあるイ・ボンスンハルモニ、実は相当口の悪いおばあさんとして有名だったんだそう。70年代に当時のパク・チョンヒ大統領がお忍びでお店を訪れた際、ハルモニは「ええい、ついでに卵をもう１つ食いやがれ！」と、大統領に対してもいつもの口調で卵をサービスしたというエピソードも残っているほど。味にも自分のスタイルにも信念を貫き通したハルモニのコンナムルクッパは時代を超えて今に受け継がれ、現在では全国でその味を楽しむことが出来るようになりました。ソウルにいながら味わうことのできる本物のコンナムルクッパ、皆さんも是非１度召し上がってみて下さいネ！以上、「三百家　景福宮駅店」からソウルナビがお伝えしました！