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韓国とビジネスをするようになった最近5年の間に、正確な数字は覚
えていませんが200泊以上はしているでしょうか。自分の家のよう
な感覚です。他のホテルに泊まったこともありますが、結局はプラザ
ホテルに戻ってきてしまいます。オフィステルとか、アパートでも買
えばとはよく言われますが、ホテルの方が快適ですね。日常の雑事か
ら開放されて、仕事面でのサポートも充実し、それに集中出来るの
が、このホテルの魅力です。スタッフとは顔見知りですし、到着する
と、「お帰りなさい」という感じです。スタッフはベストメンバーで
よく教育されていますので、気持ちのよい滞在です。
ビジネスが目的なので、点と線の生活は日本とかわりません。毎朝、
最上階のトパーズ(映画「カーラ」の舞台でフランスの歌手Ellenの
歌が主題歌、自分を心に思ってくれている人は、実は身近なところに
いるということを、意外なストーリーで描いています)で朝食、商談
相手の会社からの車か、コンセルジュで書いて貰った地図をタクシー
のドライバーに渡して出掛け、夜は接待の会食を終えて「帰宅」とい
った感じです。日本にいるのと何も変わりません。ですから「家」な
のです。
そういう点と線の滞在ですが、頻繁にソウルに来ているといろいろ経
験するものです。韓国の負の面も沢山知っていますが、それでも何か
引き付けるものがあります。中国へも行きますが、やはり実際に「行
く」ことによってしか感じ得ないものがあります。正直に言います
と、最初に韓国に来たのは99年の5月頃だったと記憶しています
が、行くのが嫌でした。「反日」、「靖国」、「竹島」いろいろな問
題が当時からあり、それらに対する日本の報道により「気が重い」状
態でしたが、実際に来て、韓国の人と率直に話し、歴史を学び、景福
宮博物館脇にある日本の三浦らによる明成皇后暗殺事件現場、南山の
安重根記念館、日本から李朝最後の皇太子に嫁いだ正子様夫妻の墓所
を訪ねたりし、歴史的な受け止め方も大いに変わりました。韓国が好
きになりました。固い話はこれくらいにして、話題を変えましょう。
ホテル内のレストラン。「ことぶき」では会食をよく持ちます。カウ
ンター席で数人のグループでワインを頂きながら握りを食するのはい
いですね、板前さんと話をしながら、ゲストの人達とすっかり酔いが
回ってしまうこともありました。雰囲気がいいです。「ニューハマ」
の鉄板焼き料理もワインとの組み合わせで最高の味となります。調理
師の手さばきをしげしげと見、米国のロッキーのレストランとはまた
違う味わいを堪能出来ます。最上階のフランス料理のトパーズでは、
シックに装い取引先の女性パートナーと二人で秘密の楽しい夕食を楽
しんだりします(これが妻にばれると殺されます!)。「桃園」の中
華料理も、いいですね。中国酒と一緒に頂きます。日本の中華料理と
は全く違います。食事の後、地階のパブでライブを聞きながらグラス
を傾けるのもいいですね。場所が山間に近い景色のよいところに変わ
った「アサダル」韓国料理の味わいも格別です。
そう書きますと、毎日がそんな贅沢をとお思いになるかもしれません
が、時々のことで、大抵は、書類の作成や会議の戦略、事業の計画な
どを検討することが多いので、ルームサービスで簡単に済ませること
も少なくありません。お気に入りはキムチピラフです。安くて美味し
いですよ。
ある時、滞在中に私の誕生日がありましたが、その日には、スタッフ
からのカードとケーキ、花束が部屋に届けられました。何か頼むと直
ぐにこたえ応じてくれる家族のような親切さ、そういうアットホーム
な雰囲気が気に入っています。
それで、いつも泊まっています。
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