韓国のホテル等級とは

韓国の国花、ムクゲの数でホテルの等級を区分~!!

こんにちは。ソウルナビです。あまり馴染みのないところを旅行、しかもはじめての外国だったりしたらなおさら心配なのが宿泊の問題!泊まる予定のホテルがはたして安全か、清潔か、交通の便は良いか、中心部にあるか、それから宿泊費は高くないか、いろいろ気になりますよね。普通、個人旅行の場合にはいくつかホテルを比べてから一番、ぴったりのホテルを決めますよね。パッケージツアーの場合も指定されたホテルがどんなところか気になっていろいろ調べちゃいますよね!このように旅行するとき一番、気になるのが宿泊問題。まさに慎重に選択しなくてはいけないすっごく重大な問題!だからこそ宿泊予定のホテルに既に泊まったことのある人の話は参考になると思います。ナビの「泊まる」ページにはソウルの各種ホテルの説明とクチコミ情報があるのでソウルへいらっしゃる方は是非、参考にしてくださいねm(_"_)m おっと、すっかり前置きが長くなってしまいました。(^- ^;) 今日はみなさんにソウルのホテルがどんなふうに特1級、特2級、1級、2級などにランク分けされるのかについてご説明いたします~。
韓国ではムクゲ5個(基本色は金色)のホテルが特1級ホテル~!
ホテルの等級は日本だけでなくヨーロッパ各国でも星(Star)で表示され、星5個のホテルは特級、星1個のホテルは一般用を表します。でも韓国の場合は法律(観光振興法)によって韓国の国花、ムクゲの数でホテルの等級を区分しています~ムクゲ5個(基本色は金色)のホテルは特1級、ムクゲ2個(基本色は緑色)のホテルは3級といった具合。このような表示は各ホテルのメインエントランス部分にあるので一度、確かめてみてくださいね!下の表も参考にしてください!
<特1級>
 
基本色:金色/ムクゲの数 :5個/素材: 真鍮

<特2級>
 
基本色:緑色/ムクゲの数:5個/素材:真鍮  

<1等級>
基本色 :緑色/ムクゲの数:4個/素材:真鍮

<2等級>
基本色 :緑色/ムクゲの数:3個/素材:真鍮

<3等級>
基本色:緑色 /ムクゲの数:2個/素材:真鍮
 
9部門で計1,000点満点中900点以上なら特1級ホテル~!
韓国のホテルは上のように特1級、特2級、1級、2級、3級と分類されています。これは法律(観光振興法)により、韓国観光ホテル業協会が等級を決定します。その等級評価基準は 1.玄関・ロビー・廊下部門(120点)、 2.客室部門(130点)、 3.食堂及び厨房部門(160点)、4.付帯施設の管理・運営部門(160点)、5.従業員福祉及び観光産業への寄与部門(80点)、 6.駐車施設部門(70点)、7.建築及び設備部門(100点)、 8.電気及び通信部門(80点)、 9.消防及び安全部門(100点)の9部門で、6名以上の等級評価審査委員がそれぞれ計1,000点満点で評価して、等級を決定~!下の表を参考にしてみてくださいね~!

区分:特1級/特2級/1級/2級/3級
等級決定基準(満点基準):90% 以上/80% 以上/70% 以上/60% 以上/60% 以上

中低価宿泊施設は市長、郡守、区庁長の許可が必要~!
上の等級で抜けてるものは・・・そう、安価な旅館(ヨグァン)、ヨインスク(旅人宿)のような中低価宿泊施設。これらは観光ホテルのように等級を得るために土地取得、事業計画書作成、承認申請、建築許可、工事施工、観光宿泊業登録申請、受付及び登録審議委員会審議(特別・広域市長、道知事)などの複雑で面倒な過程を経るのではなくて、公衆衛生法第4条1項によって一定の施設及び設備を備え、市長、郡守、区庁長の許可を受ければよいので、ホテルよりは簡単に開業できます。施設、サービスなど全ての面でホテルよりは劣るけれど、価格が安く、市内中心部に近く、交通の便が良いところをお望みなら、旅館、ヨインスクのような安い宿泊所も良いのでは?
以上で韓国のホテル等級について説明は終わり。みなさんが御用達のホテルは何等級?韓国観光ホテル業協会によると、ソウルには2002年11月30日現在、全部で109の観光ホテルがあり、19,681室の客室があるそうです。下の表は全国観光宿泊業の現況表。参考にしてみてくださいね~!以上、現況表に見入ってるソウルナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2002-12-20

ページTOPへ▲

その他の記事を見る