1. 盈徳(ヨンドク)ズワイガニとタケノコの蓬坪(ボンピョン)産麦を使用したサム(包み料理)
韓国小説家、李・孝石(イ・ヒョソク)の短編小説‘麦の花が咲く頃’で有名な江原道蓬坪(ボンピョン)の麦で薄い皮を作り、慶尚北道盈徳(ヨンドク)のズワイガニの身とタケノコで冷菜を作って柿の葉の上にのせました。
ドラマ‘チャングムの誓い(原題:大長今)’の中で、宮女の食事会のシーンで座っている宮女に冷菜の材料で何が入っているのか尋ねるシーンに登場した料理です。
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2. 黒ゴマ粥
忠州産の黒ゴマと京畿道利川(イチョン)の米を粉にして粥を作るヘルシー料理で、‘東医宝鑑’などによると、黒ゴマを長く食べつづけると体が軽くなって老けず、寿命が延びるといいます。 |
3. 莞島アワビとカボチャ蒸し 莞島(ワンド)アワビは、全羅南道莞島の豊かな天然昆布とワカメを食べて育っているため、厚みがあって歯ごたえのある深い味が特徴です。 |
4. 済州黒豚のメクチョク(包み料理)とヌルムジョク(肉や野菜の串刺し衣焼き) 済州黒豚は、済州道だけに生殖する豚の一種で、外国の改良種に比べて体は小さく肉質のいい豚です。
メクチョク(包み料理)は、‘大長今’でチョン尚宮が王に初めて料理を出すときに作った料理で、豚肉の臭みをなくすために味噌と柿のソースを使用しました。
キムチは、豚肉と相性のとてもよい料理で、適度な厚みのあるヌルンジョク(衣焼き)を添えていっしょに食べられるようにしました。 |
5. 高敞風川ウナギの蒲焼 全羅北道高敞(コチャン)の禅雲寺の前に流れる川に天然のウナギが海の水とともに風を運んでくるということで‘風川(プンチョン)ウナギ’と呼ばれています。ウナギは、牛肉よりも栄養が豊富なので昔から滋養料理として食べられてきたもので、特に肉質が優れ味も淡白で香ばしい高敞の風川ウナギが滋養料理としては最適だといいます。
高敞地域でのもう一つの特産である覆盆子(トックリイチゴ)の汁をウナギにぬって焼き栄養と味をさらに高め、覆盆子酒をウナギといっしょに食べるとさらにいいそうです。 |
6. 横城・平昌のノビアニと五台山の天然松茸 ノビアニは韓国伝統肉料理の中で最も代表的なもので、牛肉の最もやわらかくておいしい部位であるヒレやサーロインを薄く切っていろんな食材を使用したソースに漬けて焼いて食べる料理です。
江原道横城・平昌で育った韓国牛のサーロインを梨の絞り汁の入ったソースに漬けて焼き、ノビアニに添えられる黒米や高麗人参ソースがさらにあっさりと仕上げてくれます。
江原道五台山で採れた天然松茸を添えてご用意いたしました。 |
7. 全州ビビンパと山芋汁 全州ビビンパは、平壌の冷麺や開城の湯飯とともに朝鮮王朝時代に3大料理の一つとして数えられている有名な料理です。朝鮮王朝時代の宮中献上米である利川米に、秋に採れたばかりの栗やナツメを入れて作った栄養ご飯をいろんなナムルといっしょに準備されたビビンバは、
南北が一つになることを祈願する意味が込められています。
山芋は、韓国では ‘土の中の卵’という意味で‘土卵(トラン)’といわれ、韓国では旧お盆の時期に収穫されて食べられる野菜で、繊維が多く消化を助けてくれます。 |
8. 果片(カボチャの澱粉ゼリー)、三色梅雀菓(揚げ菓子)と季節の果物 果片は、お祝いの時や宮中で愛用されていた韓国菓子の一つで、カボチャを使って花の模様を作りました。
梅の木にとまっているスズメに似ているとしてつけられた梅雀菓(メジャククァ)は、お正月やお盆のような特別な日に食べられる韓国固有のお菓子で、小麦粉を練ったものに春菊などの天然材料で色をつけてキノコの形をつくりました。
季節の果物として‘全羅南道羅州地方の梨’と‘大邱産のリンゴ’をご用意いたしました。 |
9. 安東秋の甘菊茶 菊花茶はほんのりとした香りが逸品で、中国の医学書‘本草綱目 ’などで菊の花を服用し続けると不老長寿となり、特に目を明るくしてくれ頭をよくし、心を安らかにしてくれると書いてあります。
安東の菊花茶は、菊の生育に必要な土質や適度な気温の温度差、日照量などで、他の地域に比べて味や香りが優れています。 |
基本のおかず 白菜のキムチ、水キムチ、エビと松の実の和え物、全羅南道霊光産クルビ(イシモチ)、
松茸と牛肉のショウ油煮、梅の塩漬けとイリコの炒め物 |