サムギョプサルの食べ方

お店のサムギョプサルをたべて来たよ。

サムギョッサルって知ってますか?まだ、日本にはあんまり知られていないですよね。美味しいのになあ・・・。

サムギョッサルは、豚の三枚肉の焼肉です。韓国に来たことのある方、韓国で食べられたことがありますか?牛肉の焼肉よりも値段が安いこともあって、韓国では豚肉の焼肉もよく食べます。サムギョッサルも豚肉をつかった焼肉の一種です。

普通のサムギョッサルは薄くスライスした(それも凍っていて、クルンクルンって両端が巻いている)豚肉が出て来るんだけど、今日、行ってきたお店は、ちょっとユニークなお店なんです。お店の名前は「トンナムチッ」。日本語に訳せば「藤の木の家」かな?(日本語でのお店の名前は「藤の木」です。)お店の名前の通り、お店の前に大きい藤棚があります。
どんなサムギョッサルが出て来るのかな?楽しみ、楽しみ。
お肉様のおな~り。
各テーブルには、ちいさいまな板のようなものと、小さいナイフとつまむものがセットされてました。あれれ?サムギョッサルを食べるのにこんなものが必要だったっけ?サムギョッサルって、薄くスライスされた豚肉を、よーく焼いて、葉っぱで包んで食べるんだったよね?・・・って思いながら、ちょっと大きいおままごと道具のようなまな板やナイフを眺めていたら、こちらのコンビニで売っているホイルに包んだ「キンパッ」のようなものが登場。キンパッかと思って持ち上げたら、ずっしり重くてプヨンプヨン。200gちょっとはありそう。開けてみると中身は、豚肉のかたまりでした。「これを焼くの?サムギョッサルだよねえ・・・?」
お肉を焼こう!
ホイルを剥ぎ取って、お肉のかたまりをそのままド~ンと鉄板の上に。このお肉はチンド(珍島)産の豚の三枚肉を使っているんですって。それぞれの表面をこんがり焼いて、いったん、まな板の上に引き上げます。そこで、お肉を食べやすいサイズに自分で切って、再び鉄板の上にのせて焼きます。お店の人が来て、切ってくれることもありますが、私は、おままごとセットを使ってみたい気持ちもあって、自分で切りました。思ったより、ナイフが良く切れてビックリ。お肉の外側はこんがり、サクッとしてますが、中身はまだ生のままです。
いただきまーす!
焼き目がこんがりついた一口大のお肉は、とっても美味しそうでしょ?普通、サムギョッサルは塩の入ったオイルをつけてたべますが、ここではこんな薬味が出てきました。一つはなんと「きなこ」。砂糖は入ってませんが、焼いた豚肉にきなこを付けて食べるなんて!!初めてでした。ミスマッチなような気もしましたが、食べてみると美味しかったです。
きなこの横にあるのは「塩」。普通の塩ではなくて、小さい四角形の結晶化したものです。その下にあるのは、にんにくベースの薬味。韓国らしい味といえば韓国らしいけど、なんとなくメキシコ料理のチリにも味が似ているような、チリドッグの味がするような・・・。
その横にあるのは、醤油にマスタードを混ぜたものです。4つもつけるものがあるので、飽きることもないし、いつものようにキムチやジャン(サムジャン系のもの)といっしょに葉っぱでくるんで食べても美味しいです。
サムギョッサルだけだったら味も単調で飽きるかもしれないけれど、いろんな薬味があるので、バリエーションが楽しめます。お肉の焦げ目の香ばしい味と、薬味のコンビネーションをお楽しみくださいね。
お店の中は・・・
お店は白いイスとテーブルがたくさん置いてあって、とても広いです。壁には写真やら額やらがいっぱい貼ってあります。サムギョッサルのお店にしては珍しい雰囲気。一般的なサムギョッサルのお店は、おじさんがいっぱいで、女の子だけじゃ、ちょっと入りにくい・・・というところも多いけれど、ここのお店なら大丈夫。白いイス、壁、テーブル、シーリングファンのサムギョッサルのお店なんて珍しいと思います。
*みなさんも、サムギョッサルを食べてみてね。
ちなみに、サムギョッサルを食べたら、ちょっと洋服や髪の毛に焼肉の匂いがつきます。でも、ここのお店は空調に工夫があるのかあんまり匂いが洋服につかなかったのにビックリ。
焼肉は牛肉だけじゃない!美味しい豚肉や鶏肉の焼肉も、韓国に来たら是非食べてくださいね。狎鴎亭、安世病院交差点、サンシャインホテル正門前にある「トンナムチッ<藤の木>」からのレポートでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2000-08-19

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