ソウルでラーメン食べ歩き!【2007年】

それでもやっぱり日本式のラーメンを食べたい!

こんにちは。またまた忘れておりましたが私はラーメン好きでありました。来韓する前もあちこちと食べ歩き、日本に帰ったら懐かしの味と食べ歩く・・・といっても昔からの年季が入ったラーメン党ではありません。突如目覚めて食べ歩くようになった新米ラーメンファンでございます。本日はまたまた旅行者の皆様にはあまりゆかりのない話ではありますが、在韓日本人でラーメン好きには切実な問題、究極の日本式ラーメンを求めてソウルの街をさまよったお話パート2、他人様に語れるほどの知識も技もまったく持ち合わせておりませんが、私なりの評価を再びご紹介したいと思います。よろしければ最後までおつきあいくださいませ。
ちなみに私が日本でお気に入りだったラーメンは・・・
店中がにんにくくさい+麺が赤い高田馬場にあった「富士ラーメン」(閉店した模様)、角煮がたまらないげんこつラーメン豪快塩(こちらも最近見かけず)、油っぽいけど油そばがいける「ぶぶか」(ただし胃もたれ)、チャーシューてんこもりで麺が見えない喜多方ラーメン「坂内」(チャーシューが余る)、そして鶏がらこってりしたスープがたまらない「天下一品」、こってりスープに角煮とキャベツがたまらない「桂花」など。結局は「肉多め・こってり・太麺」あたりが好みのようです。
ちなみに韓国ラーメンとの違いは・・・
韓国にもラーメン専門店、あるいはプンシクにラーメン(ラミョン)はありますが、どれも麺が基本的にインスタント。それがウリ、とかクチにあう、といった開き直ったお店もありますが、私的にはイケません。また韓国のラーメンはスープがはてしなく辛い!スライスチーズを一切れのせると味がまろやかになる、という楽しみもありますが、これは日本式ラーメンとは別のお話。
それでは前回のラーメン放浪より4年、再び気が向くまま、ラーメンを求めてソウルの街を食べ歩いて参りました。順番にご紹介いたしましょう。
1つめ、「タンポポ」(@麻浦)
【食したもの】サッポロミソラーメン(6000ウォン)
【感想】タンポポ、といったらやっぱりあの映画?実はこちら、以前ナビでもご紹介した「馬場ラーメン」の支店らしいです。ところで韓国におけるサッポロミソとは?どうも炒めた野菜がのっているのが「サッポロミソ」のよう。でもこちらのミソラーメンのスープ、色はちょっと変?ですが、意外とコクがあってうまいです。具はネギにモヤシ、キクラゲにエビで、こちらもなかなか。実は以前こちらで醤油ラーメンを食べたときはイマイチ・・・だったのですが、このサッポロミソは合格です。他にはナガサキチャンポンやナガサキサラメン(皿うどん?)、キムチラーメンもある模様。

【また食べに行きたい度】60%

<行き方>
地下鉄5号線マポ(麻浦・Mapo・528)駅1番出口と2番出口の間をそのまままっすぐ行き、ビルの地下階に入る。入ってすぐ右手にある。徒歩約1分。
2つめ、「ヒトヤマ」(@明洞)※閉店
【食したもの】トンコツラーメン(5000ウォン※ランチのみ)
【感想】実は明洞の通りにいつもお店ののぼりが立っていて、いつも気になっていたお店。お店は路地の奥にありました。めずらしいのはメニューに「トンコツラーメン」があるところ!トンコツラーメン、といえばソウルではあと他に「博多文庫」しか知りません。具はチャーシュー、ネギ、大きめのミョウガ、それにちゃんとゴマもふられています。チャーシューも意外と本格的。でもなぜか取り皿がついてきます。スープもこってりでもあっさりでもなく、もしかしたら脂っこいのが苦手な韓国人でも食べやすいトンコツかも。壁には芸能人のサインがいっぱい貼ってありました。ちなみにこちら、SBSの料理対決番組「マッテマッ」にも出演したらしいです。他には火山ラーメン?や龍ラーメンなどもあり、こちらも気になるところ。
※閉店しました。<2007.11.19>

【また食べに行きたい度】60%

<行き方>
地下鉄4号線ミョンドン(明洞・Myeong-dong・424)駅8番出口を出てすぐの角を左に曲がり、約200mひたすらまっすぐ進んで行きます。すると正面に「ABCマート」が見えてきます。その「ABCマート」の手前で左に曲がり、次の角を右に曲がるとのぼりが立っています。その路地を右に入ると正面にあります。徒歩約7分。
・・・路地の入口にあるノボリ
3つめ、「KENZOラーメン明洞店」(@明洞)
【食したもの】ミソラーメン(5000ウォン)
【感想】前回も挑戦した新村の「KENZO」が明洞にも進出。ただ前回も思ったのですが、どうもこちらは一番韓国化された日本風ラーメンのよう。具はもやしにネギにシナチク。そして唐辛子?がふりかかっています。そしてこの不思議な模様のナルト?いつも気になります。久しぶりにいただきましたがやっぱり自分にはいまいちパンチがなく・・・ちなみに1階はカウンターで先払いになっています。ちょいと腹ごなしのラーメンにはいいかも。

【また食べに行きたい度】20%

<行き方>
地下鉄4号線ミョンドン(明洞・Myeong-dong・424)駅8番出口を出てすぐの角を左に曲がり、約200mひたすらまっすぐ進んで行きます。すると正面に「ABCマート」が見えてきます。その「ABCマート」の手前で左に曲がり、次の角を右に曲がってしばらく行くと右手にあります。徒歩約8分。
4つめ、「麺工房」(@宣陵)※閉店
【食したもの】ミソラーメン(5500ウォン)
【感想】江南にも本格的な日本式ラーメン屋さんが出来たと聞き、さっそく足を伸ばしてみました。POSCOビルの脇の坂道を上っていくと、坂の途中にありました。さすがに江南らしく、外観も中もラーメン屋?と思えないほどオシャレな作り。昼時だったこともあり、席はほぼ埋まっていました。こちらでも最近はまっているミソラーメンを注文。具はモヤシにネギにトウモロコシにタマゴにちょこっと炒め野菜。ただちょっとネギが多すぎで余ってしまいました。いやそれよりも問題はチャーシューがなかったこと!ただスープだけはコクがあっておいしかったです。
※閉店しました。<2007.9.8>

【また食べに行きたい度】15%(次はチャーシューに挑戦!)

<行き方>
地下鉄2号線・国鉄盆唐線ソルルン(宣陵・Seoullung・220)駅1番出口を出てまっすぐ、POSCOビルの手前の道を右に曲がり、坂を上がる。1つめの十字路を過ぎ、さらに坂を上ると右手にある。徒歩約10分。
5つめ、「アジバコ」(@梨大)※閉店
【食したもの】味噌ラーメン+チャーシュー+味玉 (8500ウォン)
【感想】こちらは以前掲示板でも話題にもなった本格的日本風ラーメン店。当初は長蛇の列だったそうですが、無事並ばずに入れました。こちらは雰囲気からして日本のラーメン屋さんです。ミソラーメンにチャーシューと味玉をトッピングしてみましたが、なんと厚めのチャーシューが器の回りを4つもぐるり!これだけのチャーシューは日本でもなかなか食べられません!また味玉が2つも入るなど、かなりボリュームあり。スープはやはり、日本風ミソの味がしました。でも残念ながらこちらのお店、今年(2007年)2月で閉店だそう。またこんな店が出来ることを願っています。
※閉店しました。<2007.9.8>

【また食べに行きたい度】65%(味寿々ラーメンも!)

<行き方>
地下鉄2号線イデ(梨大・Ehwa Womans University・241)駅2番出口を出て真っ直ぐ。2つめの角を左に曲がり、坂を降りていくと右側に看板がある。階段を下りていくと左手にある。徒歩約3分。
6つめ、「ショーグン」(@COEX)
【食したもの】カレーラーメン (7000ウォン)
【感想】リニューアルで再オープンしたばかりの「ショーグン」。さっそく寄ってみると、カレーラーメンという変わったメニューを発見。カレーうどんは聞いたことがあるけれどカレーラーメンとは?出てきたカレーラーメンは、丼いっぱいにカレーが入ったラーメン!具はキャベツにそぼろ、ネギ、椎茸、唐辛子と意外といろいろ。スープのカレーも韓国にしてはまあまあ。麺は細めですが、問題は辛い味付けが下にたまっていたため、だんだんメンが辛くなってしまったところ。ただ意外なことにチャーシューがうまい!カレーラーメンでチャーシューがうまいとは?他のメニューではササミラーメンなど気になるところです。

【また食べに行きたい度】65%(他のラーメンも!)

<行き方>
地下鉄2号線サムソン(三成・Samseong・219)駅からCOEXモールへ。バンディ&ルニスの左の道を入り、1つ目の角を左に曲がると突き当たりの手前にある。徒歩約7分。
おまけ・・・ ラーメンの付け合わせはやっぱりキムチです。
いかがでしたか?今回の放浪では醤油ラーメンよりも味噌ラーメンでかなり満足できたのが新しい発見でした。ソウルの日本風ラーメンもこれからどんどん変わっていくかもしれません。いずれソウルでもご当地ラーメンが誕生することを夢見ております。また和歌山ラーメンや尾道ラーメン、旭川ラーメンなど、日本各地のラーメンがソウルでも食べられることを夢見ております。それではまた次回のラーメン放浪記でお会いしましょう。


その他情報

*「麺工房」(@宣陵)は閉店しました。<2007.9.8>
*「アジバコ」(@梨大)は2月いっぱいで閉店しました。<2007.9.8>
*「ヒトヤマ」(@明洞)は閉店しました。<2007.11.19>

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-01-10

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