済州島の味

済州島名産!新鮮な海鮮と黒豚を思う存分満喫!!

こんにちは!ソウルナビです。四方を生みに囲まれた済州島(チェジュド)には、新鮮な海の幸を材料にしたさまざまな料理があります。なかでもカルチ(太刀魚)、オクトム(アマダイ)、オブンジャッ(トコブシ)、チョンボッ(アワビ)などの豊富な海の幸を使った鍋料理や汁物は値段もリーズナブルで味も最高!!また海産物の他にも特産物の黒豚のオーギョッサル(豚の5枚肉)、キジ料理など、どれも一度は食べてみたいもの!っというよりは、済州島に来て済州島名物を食べなきゃ後悔するはず!そこで今日は済州島の名物料理とお店をナビがた〜っぷりご紹介したいと思います。それでは行ってみよ!

済州島の名物料理

ヘムルトゥッペギ(海鮮ミニ鍋風)
済州の人々が昔からよく食べてきたヘムルトゥッペギ。トゥッペギは茶色い器の名前を意味しています。このヘムルトゥッペギのメインといえばオブンジャッ!いわゆる日本のトコブシ。アワビに似たこのオブンジャッに貝、うに、イカ、海老などたくさんの海の幸と豆腐、ネギなどの野菜をたっぷり入れて、お味噌で味付けをすればできあがり。海の幸から染み出るダシとお味噌の抜群の相性が、食べる人の顔を笑顔にしてくれますヨ^^!
★ ミニ情報―アワビとトコブシ、見た目でこんなに違います!
写真を見てください。左がアワビ、真ん中がトコブシです。アワビよりもトコブシのほうが少し茶色い濃い目のカラー。一番右の写真を見てください。これは裏返した殻の部分です。上がトコブシ、下がアワビ。天然ものはあまり見られず、多くが養殖もの。養殖アワビはこのように、グリーン色かかったコケのようなものが付いているのが普通。トコブシは養殖ができないのですべてが天然ものであり、赤みがかった茶色い殻になっています。参考にしてみてください!
アワビ

アワビ

トコブシ

トコブシ

上がトコブシの殻・下がアワビの殻

上がトコブシの殻・下がアワビの殻

カルチ(太刀魚)
済州島ではカルチ(太刀魚)の最高の味を楽しむことができます。自慢の刺身はシコシコとした歯応えが最高!でもカルチは釣ったあとすぐ死んでしまうのでかなり新鮮なものではないと刺身にはできないのだとか。それだけカルチの刺身は貴重な一品なんだそう。カルチグイ(焼き太刀魚)は脂ののったカルチ(太刀魚)に軽く岩塩がかけてあり、さらにレモンを振りかけて食べるとこれが絶品!その他、カルチ(太刀魚)とカボチャのスープも済州の名物料理として有名なところ〜。
甘ダイ
アマダイは済州島沿岸の海で「ジュナッ」という独特の方法で獲られる高級魚。体が赤く、目が透明で、肉質の白いものが済州島産。低脂肪、高たんぱく、高ミネラルというところも人気の秘密だとか。お土産に買って帰りたい方には干物もオススメ。中でも半乾きのものがよりおいしいと言われているそう。ほかにお刺身として楽しむほか、わかめスープにこの鯛を入れて食べる「オッドムミヨックッ(アマダイとワカメのスープ)」も済州島ならではの名物料理として人気があるそう。

済州島といえば豚、豚といえば黒豚が一番旨い!ソウル市内にも「済州○○テジ(豚)」な〜んていう名前の豚料理店があるほど済州島は豚の名産地!特にまろやかな味わいの黒豚は日本と同じく韓国人にも親しまれています!近頃はこの黒豚が済州島の豚として定着してきましたが、以前はトンテジといって、汲み取り式便所の下に豚小屋を設置し、人間が上から用をたし、その人間のウ○チが豚の餌となり、絶妙な味の!最高の!豚が飼育されていたとか(お食事中の方すみません^^;)。本当においしいそうですヨ。トンテジは近頃みられなくなったものの、黒豚はまだまだ済州島名物として健在!ビタミンたっぷりの黒豚を食べて美肌美人になりましょう〜!
○キジ肉
豚のほかにもうひとつ有名なお肉といえば「キジ肉」!このキジ肉はほかの肉類とは違い、繊維が細かく柔らかい上、筋肉質には脂肪が一切含まれていない美容食でもあるとか。食べ方としてしゃぶしゃぶにしたり、焼いたり、炒めたり、揚げたりとさまざま。アミノ酸も多く含まれ、コレステロールを抑制するオメガ3という成分も含まれているので、成人病の気になるお父さんたちにもオススメですヨ!

済州島のおいしいお店いろいろ!

★済州市内にあるレストラン
○カルチ(太刀魚)料理
<トラジ食堂>
済州島の名物といえば新鮮な海鮮!中でもカルチ、いわゆる日本の太刀魚は済州島の特産物として知られています。そんな太刀魚をさまざまなスタイルでお料理してくれるのがこちらの「トラジ食堂」!観光客に人気のお店である前に、地元済州市民の間でも人気のまさに「済州島の味」を食べさせてくれる26年の伝統を誇る食堂なんだとか!中でも本土ではほとんど見られない名物料理といえば、「カルチホバックッ(太刀魚とカボチャのスープ)」。この名前を聞いて、「わぁ〜生臭そう」という印象をお持ちの方もいると思います。でもしかし!実際に食べてみるとこれがうまい!確かに魚の香りはしますが、意外にもとても淡白で、中に入った甘くないカボチャ&青野菜がさっぱり感をプラス。好き嫌いはあるでしょうが、ぜひトライする価値ありのお料理です!ほかにピリ辛に煮詰めた太刀魚の煮付け、太刀魚の塩焼きなどもグッド!なんといっても太刀魚の身の厚さ、ボリュームに驚きです!!
刺身
<テジンフェッチッ>
周りを海に囲まれた済州島ならではのグルメというと、外せないのが新鮮な海の幸を使った料理。中でもその新鮮さを十分楽しめる料理といえば、生のままいただける「フェ(刺身)」。特に済州島市内のタプトン広場の横、西埠頭防波堤沿いは刺身通りとして知られ、刺身屋さんが10軒ほど並んでいます。それぞれのお店の前には水槽があり、とれたての魚介類がたくさん。どのお店もメニューはだいたい同じで、一品モノの刺身と刺身の盛り合わせメニューがあります。一品モノのお刺身の中でも大型魚は1kg単位の注文。スゴイ量の刺身がどど〜んと出てくるので、オススメは盛り合わせ。メインのお刺身はやはり大皿で出てきますが、その他に季節によっていろんな刺身が少しずつテーブルいっぱいに並びますョ。
★西帰浦市にあるレストラン
○黒豚料理
<シヌンパンガーデン>
済州島名物は海鮮だけではありません!日本の鹿児島と同じく、黒豚の産地としても超有名!こちら「シヌンパンガーデン」では正真正銘の済州島産黒豚が味わえるステキなお店!何がステキって?!それはお店の雰囲気。まさにガーデンという名にふさわしい、自然いっぱいの中でお肉をいただくことができます。そして正真正銘の黒豚!実はこのお店のお肉には豚の皮がそのまま付いているんです。お肉をよーく見ると、かすかに生えている黒いヒゲのような毛に気づくはず!気持ち悪がらずに食べてみてください!この皮が意外にも香ばしくてうま〜い!!冷凍していないフレッシュな黒豚だけを使っているから、お肉がとてもジューシー。肉の旨みと塩の取り合わせだけで十分楽しめるまさに本物の黒豚!食後にはさっぱり酸味のあるトンチミ(水キムチ)スープがご自慢の麺料理「トンチミクッス」で〆ましょう〜。
○オブンジャトゥッペギ(トコブシ海鮮鍋風)
<チンジュ食堂>
済州島にはいろいろな新鮮海鮮があります!そんなさまざまなシーフードをトゥッペギという黒い器に入れ、お味噌を少し加えてグツグツ煮込んだお料理が「ヘムルトゥッペギ(海鮮鍋)」!このヘムルトゥッペギは済州島ならではの特産料理。ソウルではあまり見られないし、あってもお値段がきっと高いはず!というのもこの料理にはアワビやトコブシといった高級海鮮が入っているんです!お店によってはいろんな海鮮が入っている「ヘムルトゥッペギ(海鮮鍋)」と特定の海鮮だけをメインに使った鍋、つまり「チョンボットゥッペギ(アワビ鍋)」や「オブンジャットゥッペギ(トコブシ鍋)」といったメニューを楽しめるお店もあり。特にアワビとトコブシの鍋はゴロゴロと入ったアワビやトコブシを見ているだけでも贅沢な気分!そんな海鮮鍋で有名なお店がこちらの「チンジュ食堂」。観光客の間では相当知られたお店だとか!
キジ料理
<クォンヨリ(キジ料理)レストラン(大侑ランド内)><地図>
済州名物の中でも高級料理として知られている「クォン」、つまりキジの料理。昔は宮廷でのお祝い料理や薬用としても食べられていたとか。このキジ料理のお店は島のあちこちにありますが、中でもクレー射撃、ライフル、乗馬、狩猟などさまざまなレジャースポーツが楽しめる大侑ランド(テユレンドゥ)内のキジ料理レストランは有名。メニューはキジのお肉の味をもっとも楽しめるというしゃぶしゃぶや刺身、キジ肉入りの餃子、キジすき焼き、キジの唐揚げ、キジ冷麺などいろいろ。柔らかく、皮膚の老化防止やコレステロール抑制作用もあるという健康&美容食材のキジ肉。お味は鶏のササミのようなとっても淡泊なお味ですョ。
トコブシ石釜飯
<テウジョンシクタン>
済州島の名物の1つがオブンジャッ(トコブシ)。一見アワビと区別がつかないものの、アワビよりもお手頃な値段で、アワビのような食感を楽しめる食材。このトコブシを使った石釜飯をいただける有名店が「デウジョンシクタン」という西帰浦市にある石釜飯専門店。これは済州島に来たら是非1度味わっておきたい一品!韓国のインターネットでも「済州島の美味しい店」というと必ず上位に上がってくる人気のお店です。実はこちら、アワビの石釜飯もあるんですが、人気なのはオブンジャクトルソッパッ(トコブシの石釜飯)。ご飯の上にトコブシのスライスと内臓をのせて石釜鍋で炊いたもので、食べ方がちょっと変わっているんです。何の味付けもしていない炊き立てのトコブシ釜飯になんと!マーガリンと特製醤油で味付けするというもの。これが鍋肌で解けたマーガリンと醤油、そして濃厚なオブンジャク&内臓がご飯にミックスされて、一瞬洋食のピラフのような香ばしい釜飯が楽しめます。素朴な味を楽しみたい方は、好みに合わせてマーガリンの量を調節するといいと思いますョ!最後のこんがり焦げたおこげがまた香ばしいっ。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-05-04

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