天安独立記念館に行って来ました!

なかなか観光では訪れることのない場所へ行って来ました!

こんにちは!ソウルナビです。今回はソウルから約1時間の場所にある忠清南道(チュンチョンナムド)天安(チョナン)にやってきました。この天安には1910年から1945年までの35年間、日本の植民地支配を受けた韓国が、自由と独立に向け闘争の歴史を記録した「独立記念館」があります。
この「独立記念館」、植民地支配を受けた記憶を忘れず民族の大切さを考えるために、韓国国民が自発的に募金活動を行い、関連資料を無償で寄贈し1987年に設立されたとか。
2人乗りの自転車。でも後ろには不法営業の横断幕が…

2人乗りの自転車。でも後ろには不法営業の横断幕が…

「独立記念館」というと、反日の方がたくさん訪れているのではないか?日本人とばれないようにしないようにしないと!とオドオドしながら向かったナビでしたが、そんな予想はあっさりと外れました。

芝生の上でピクニックをする家族連れ、2人乗り自転車でサイクリングを楽しむカップル。なんとも予想外の穏やかな光景にナビは拍子抜けしてしまいました。実はこちらの独立記念館は記念館だけでなく広大で自然豊かな公園としても知られており、地元の人々の憩いの場ともなっているそうです。
では早速、「独立記念館」に入場しましょう~なんと、入場料は無料です!しかし無料とは思えないほどの規模です。 7つの室内展示館、立体映像館、太極旗広場、野外展示物からなるこちらの記念館は、とてつもなく広いので、半日ないと全てを見切れませんよ!入場ゲートから記念館入り口までも見るものがたくさんあるのでナビは20分ほどかかりました。時間に余裕をもって行くのがオススメです。
奥に見える建物が独立記念館です。記念館の手前には野外展示があります。

奥に見える建物が独立記念館です。記念館の手前には野外展示があります。

<室内展示館>
第1館「民族の根」、第2館「民族の試練」、第3館「国を守る」、第4館「三一運動」、第5館「国を取り戻すための戦い」、第6館「新しい国づくり」、第7館「独立運動体験場」と歴史の流れに沿って展示館が7つに分かれています。全てではありませんが、所々に日本語の説明もありました。
日本の五重塔にも似た建物

日本の五重塔にも似た建物

昔の韓国の電車

昔の韓国の電車

昔の韓国の町並み

昔の韓国の町並み

この大きな鈴の中に入ると映像が見られるようになっています。

この大きな鈴の中に入ると映像が見られるようになっています。

天安独立記念館に行って来ました! 天安独立記念館に行って来ました!
お土産屋さんには歴史の教科書や安重根の記念品などが売られていました。\n

お土産屋さんには歴史の教科書や安重根の記念品などが売られていました。\n

韓国の英雄と言われる安重根の銅像

韓国の英雄と言われる安重根の銅像

天安独立記念館に行って来ました!
天安独立記念館に行って来ました! 今年公開された映画「マイウェイ」のモデルになったマラソン選手

今年公開された映画「マイウェイ」のモデルになったマラソン選手

42人臨時政府要人蝋人形

42人臨時政府要人蝋人形

<野外展示>
野外展示は室内展示に比べると小規模ですが実際に触ることが出来るため小学生くらいの子供たちが多くいました。日本軍が行ったとされる拷問シーンなどもあり、直視しずらい展示物もいくつかありました。
高句麗時代414年に建てられた広開土大王陵碑(現在中国集安所在)の複製

高句麗時代414年に建てられた広開土大王陵碑(現在中国集安所在)の複製

太極旗

太極旗

伊藤博文暗殺シーン

伊藤博文暗殺シーン

拷問で使われた電気椅子

拷問で使われた電気椅子

拷問器具の数々

拷問器具の数々

独立記念館で半日歴史の勉強をして頭の疲れてしまったナビ。帰り道に天安名物のくるみ饅頭を購入しました。天安にはいたるところにくるみ饅頭のお店がありますよ!ソウルで食べるくるみ饅頭よりも中に入っているくるみが大きく大満足でした!天安を訪れた際は是非、くるみ饅頭も忘れずに食べてみてください~。

独立記念館はなかなか観光では訪れることのない場所ですが、今回訪れてみて日韓の歴史を考える一つのきっかけとなりました。学生時代に歴史の授業で学んだ事件や今回初めて知った事件なども恥ずかしながらありました。日本人としてあまり見たくない展示物もありましたが、韓国人が学んだ日本を知るいい機会になりました。以上、ソウルナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-06-19

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