スペシャル記事

ソウル郊外にある九里伝統市場を歩いてきました！

プチプラグッズも見つかるかも？！世界遺産もある九里（クリ）の伝統市場周辺を散策してきました。

こんにちは！ソウルナビです。日本ではお買い物といえばほとんどがデパートや大型スーパーですよネ。確かにデパートやスーパーはなんでも揃っていて便利ですが人と人とのふれあいがなく、マニュアル通りの応対が少し寂しいときも。韓国ではたくさんの市場が全国各地にありますが、今日はソウル郊外にあって規模が大きく、食べ物から洋服までの日用品がほどんど揃っちゃうとっても便利な市場「九里伝統市場（クリチョンドンシジャン）」を歩いてみることにしましょう。活気があり、訪れる人までいっぱいパワーをくれる市場！ここでしか買えない「ザ・韓国グッズやグルメ」を求め、さっそく散策に出かけることにしましょう～

◆◇◆ソウルから気軽に来れる世界遺産「東九陵」もある九里（クリ）に位置◆◇◆

九里（クリ）はソウル市の東側に位置し、ソウルの龍山（ヨンサン）駅から中央線で３０分ほどと近い距離にあることからソウルの職場に通いやすく、ベッドタウンになっています。もともとは南楊州郡九里邑でしたが1986年九里市に。中心のクリ（九里）駅はあまり観光客には馴染みがない駅だけど、実はドラマ「大王四神器」や歴史ドラマのロケ地でよく使用され、現在不定期営業中の「高句麗鍛冶屋村」やイ・サンなど朝鮮王朝ファンにはたまらないユネスコ世界遺産「東九陵」の最寄り駅。観光のついでにこの市場に立ち寄って食事やお買い物をすませば、スケジュールの時間の短縮にもなるかも。

高句麗鍛冶屋村　（九里）話題作だった「太王四神記」をはじめとした数々の名作ドラマのロケ撮影地として使用された九里市運営の野外セット場！！

東九陵ソウルの東側に位置し、2009年ユネスコ世界遺産に登録された韓国内最大規模の朝鮮王陵！

◆◇◆九里の駅から伝統市場まで行ってみよう！◆◇◆

それでは、さっそく九里伝統市場までの駅からの道のりをご説明しましょう。市場は駅から歩いて１０分ほどと便利な場所にあります。中央線クリ（九里）駅３番出口から出て直進し、大通りに出たら右に曲がり、横断歩道を越えて２５０ｍほど直進。左手に見える横断歩道を渡り、さらに右へに直進すると左手に市場の門が見えてきます。


１．中央線の九里駅３番出口を出て直進すると大通りにでます。右折してそのまま直進します。


２．どんどん歩いていって、左側に横断歩道が見えたら渡りましょう

３、市場の入り口の門がみえます

駅前にはロッテデパートもあり、日本でもおなじみのファッションブランドショップはもちろん、２４時間営業の焼肉店やコスメショップ、銀行、レストラン、カフェチェーン店まで揃い、ソウル郊外といっても、わざわざソウルまで足を運ぶ必要がないほど便利。また空港行きのリムジンバスも通るので、楽しんだあと直接仁川（インチョン）空港へ向かうことができます。

◆◇◆味わいのある九里伝統市場の歴史と特徴◆◇◆

九里伝統市場は、隣りにある南楊州市の九里市の中で唯一伝統市場のそのままの姿を保ち続けているのが特徴。１９６０年代後半に市場の形になり、お客様が幸せで楽しい伝統市場を提供したいというアクションから、２００５年に認定市場として登録されました。市場内は１２の区域で構成され、お客様により便利に利用してもらうためにアーケードの設置、古い歩道の修復、不法の露店などの取り締まりなども強化しているそう。どの市場でも一番ネックになるのが車の駐車ですよね。こちらでは１２１台収容可能の駐車場を設置し、時間によって駐車料金が無料に。

九里伝統市場６０年代後半に誕生した、お客様に満足してもらえる市場を目指す伝統市場！

◆◇◆プチプラグッズ、韓国グルメを目指してレッツゴー！◆◇◆

それではさっそく掘り出しものを見つけに市場内を散策してみましょう！

■■■　伝統市場アーケード内　■■■
市場でも一番の見ものは大きな伝統市場の看板の下にあるアーケード通りのセンター部分。屋根におおわれているので天気が悪い日でも傘いらずでお買い物をすることができ、大変便利。両側にお店があるだけでなく、道の中央部分にはリヤカーで押してきたような簡単なお店もあります。夕方にもなると若者や近所の住民が沢山やってきて、細い通路を歩くのにちょっと一苦労（笑）売られている品は食料品はもちろん、日用品や洋服まで全て揃っています。

アーケードなので雨に濡れる心配なし



食料品はもちろん日用品なども手に入いっちゃう

旅行で訪れた人に気になるのがやっぱり家庭的な韓国のパンチャン（おかず）！それ以外にも白身魚をすりおろして揚げて作ったオデンハッパーや豚足を醤油ベースで煮たチョッパル、チキンなどおいしそうなものもいっぱいあり！また韓国の誕生日にはかかせない、わかめスープに使う乾燥わかめもお手頃価格で入手できます。

豚足（チョッパル）

チキン


気になる韓国おかず類

日本のわかめとは、また違った味のスープが作れそう！

今、市場で一番話題の食べ物がコレ！日本ではアメリカンドッグと呼ばれるホットドッグ。日本ではソーセージの周りにパンケーキ生地でおおったシンプルスタイルが主ですが、こちらのお店は衣にポテトフライがついたタイプだけでなく、外側や中身にさまざまなトッピングを使用したメニューも！姿もぽっちゃり型からスリムまで幅広く、韓国のグルメテレビでも紹介されたので皆さんも是非一度チャレンジしてみてくださいネ。

どれにしようか悩むホットドッグ

■■■　伝統市場アーケード近辺　■■■
アーケード内は空いている空間がないほどギシギシと店舗がつまっていますが、アーケード周辺も負けずにギシギシと沢山のお店がつまっています。地元の人が生活に必要な精肉店や魚屋、八百屋、キムチ販売店、パンチャン（おかず）店はもちろん、お土産を買い求めたい人には韓国コスメショップやノーブランドのリーズナブルな気楽に使える子供服店、韓国スタイルの寝具店なんかもあるので、じっくり見物してみてもいいかも。


地元の人が利用する肉屋、八百屋、キムチ販売屋など

おいしそうなおかずがいっぱい！ホテルで食べようか？

寝具店

流行している輸入お菓子店

韓国の駄菓子店

韓国コスメショップ

ノーブランド子供服店

韓国のお土産といえば海苔や伝統茶、コスメなどが多いけれど、ちょっと親しい会社の同期や部署の後輩にはあっと驚くお土産はいかが？かわいい小物を売るお店ではスマホケースも色々なデザインのものが日本よりリーズナブルに買い求めることができます。また最近のオフィスではエントリーカードが必要なところも多いので首にかけるカードホルダーも意外と喜ばれるかも。いつも仕事でパソコンとにらめっこの人には話題作りにキャラクター小物入れはいかが？もちろん話題のセルカ（自撮り）棒も取り扱っているので、最新モノお土産にオススメかも！

たまには予想外のおみやげもいいかも

セサミst？に見えるけど、、、

会社の入室カード入れにしてもいいかも

スマホホルダーも種類豊富

◆◇◆昔の明洞を思い出させるリーズナブルセレクトショップたち◆◇◆

女子が韓国でショッピングする品物リストの中でもかかせないお洋服！市場周辺にはジーンズ、ワンピース、ニット、ブラウス、Ｔシャツなどカジュアルウェアがリーズナブルな値段で販売されています。かつらとニット帽をかぶった黒いマネキンが店頭でお出迎え。安さを強調した値札を見ると韓国らしさが感じられます。現在は沢山の海外ファッションブランドの店が建ち並び、高級感がただよう明洞（ミョンドン）ですが、この九里市場のセレクトショップを見ると親しみのあった頃の明洞を思い出します。セレクトショップにも欲しいものがいっぱい！皆さんも自分にあったスタイルアイテムを探してみてくださいネ。


色々なスタイルのセレクトショップがあって面白い

安さを強調するところが何とも韓国

◆◇◆歩き疲れたらスイーツはやっぱりココ！◆◇◆

ショッピングだけでなく、こちらはグルメも充実！カルグクスやポッサム（茹で豚）をはじめとしたおいしい食堂があるのはもちろん、夜にはお酒を楽しめる居酒屋も充実しています。そんななかでも足が疲れたらオススメのお店がひとつ。日本人にもリピーターの多い「雪氷（ソルピン）」のインジョルミピンス！新雪のようにさらさらした氷の上にこんもりと盛られたきなこと細かく刻まれたお餅（？）がのったかき氷。添えられた練乳をかけていただきます。見た目は華やかではないけれど、食べるとまた食べたくなる中毒性のあるスイーツ。市場の窓から通りゆく人を見てホッと一息つきながらリラックスできる瞬間！

やっぱりコレ！インジョルミピンス


お店も清潔で長居できそう

ソルビン／雪氷九里トルダリ店かき氷やインジョルミ（きな粉餅）トーストが有名なコリアン・デザート・カフェ！

いかがでしたか？お店をどんどんキレイになるのは嬉しいけれど、市場のように古くからある雰囲気で気楽に食べたり、ぶらぶらしたり、また楽しくお買い物をして充実感を得る場所が減ってきたようで、ちょっと残念なナビ。この九里伝統市場の近くにも大型アウトレットが出来る予定があるそうですが、市場はこのままの姿を守ってほしいと思うばかりです。おいしそうなおかずが買ったら、今日の夕食はこれに決まり！皆さんも是非こんな伝統市場に足を伸ばしてみてグルメやショッピングを楽しんでみてくださいネ。以上、ソウルナビがお伝えしました。

関連タグ：九里，ユネスコ世界遺産，東九陵，伝統市場

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット（お店）の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日：2014-12-11

ページTOPへ▲