新浦市場や地下商店街、文化通りなど見どころがた~くっさん!新浦洞から生まれた韓国グルメって?!
こんにちは!ソウルナビです。皆さんは仁川(インチョン)ときいて何を思い浮かべますか?多くの人は仁川空港を連想されると思います。確かに、現在はアジアのハブ空港がある都市として世界的に有名な仁川ですが、実は韓国の空の玄関口だけではなく、1883年の開港以来、ソウルに最も近い港町として物流の中心として、韓国の海の玄関口としても栄えた街でもあります。いち早く外国からの文化が入ってくる仁川港周辺には、かつて外国人街が形成され、そこからまた新しい文化も数多く生まれました。そこで今日は仁川港の目の前に広がる町・新浦洞を歩いてみたいと思います。それではさっそく散策にぶらり出掛けてみましょう~!
◇◆東仁川(トンインチョン)駅からスタート!◆◇
仁川港の前に広がる街、新浦洞。地下鉄1号線に乗って向かう場合は終点の仁川駅より1つ前のトンインチョン(東仁川・dongincheon)駅で下車します。駅前からまっすぐ延びている通りを仁川港方面に600mほど進むと新浦洞に到着!
東仁川駅7番出口から地上に出ると、通りのところどころに地下への入口があります。
よく見ると日本語も書いてあります・・・「中央地下商店街」。ちょっと行ってみますか?
◇◆800メートルにも及ぶ新浦地下商店街!◆◇
階段を下りてみてびっくり!小さな地下商店街だと思っていたのに、端が見えないほど果てしなく地下商店街が続いているじゃないですか~!
この中央地下商店街、通称新浦地下商店街は東仁川駅の地下から新浦市場までの約800メートルに渡りずーっと続いているんです。港が近いせいか外国人の姿ももちらほら見かけます。
◇◆仁川の台所・新浦国際市場!◆◇
地下商店街の27番出口から地上に出ると、そこはもう新浦市場の入口!
新浦洞といえば有名なのがこの新浦市場!正式名称は新浦国際市場で、別名・仁川の台所とも呼ばれている仁川を代表する市場!外国からの文化がいち早く入って来た新浦洞周辺は韓国でも新しい料理が数多く生まれた場所でもあり、ここ新浦洞で生まれたと言われるタッカンジョン、マンドゥなどのお店をはじめ、食品・食材、生活用品、お惣菜のお店などなど、2本のメイン通り沿いにズラリとお店が並んでいます。週末には通り過ぎるのが困難なくらいの人で賑わう、とても活気に満ちた市場なんです!
それでは、しばし新浦市場を見学~♪
◎新浦市場と言えばやっぱりタッカンジョンでしょ!!
新浦市場で1番人気の「元祖新浦タッカンジョン」は、この日もすごい行列が出来てました!
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「元祖新浦タッカンジョン」のキャラクター。
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“元祖”の向かいにある「チャンヌリタッカンジョン」こちらも行列が出来てますね~。
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温度が異なる油で3段階に分けて揚げるのが美味しさのヒミツ!
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◎マンドゥも新浦から誕生しました!
韓国の餃子「マンドゥ」もここ新浦から生まれたとか。
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このカラフルさも韓国ならでは!
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◎ハッバーって何??
こちらも人気のお店、テレビ放送にも数回登場した「新浦達人手作りハッバー」
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韓国では魚肉を練ってこのように串に刺して揚げた物をハッバーと言うんです。
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◎お惣菜屋さんに注目!
◎むむっ?!この行列は何??
◎市場で売ってるパンってなんでこんなに大きいの?!
◎新浦市場でナビが注目した品物たち!
◇◆新浦洞ロデオ通りとカフェ通り◆◇
有名ブランドや若者ファッション、飲食店などが集中している新浦洞ロデオ通り(文化通り)は、新浦市場を取り巻くように続いています。特に最近は仁川港に出入りする外国人がここまで足を延ばすため、彼らを対象にした専門店も属続々と入店し、フュージョンな観光名所となっています。新浦市場、新浦地下商店街とつながり、昔から仁川の明洞として知られている場所。
さらに最近、新浦市場の西側からチャイナタウンへと続く通りにオシャレなカフェが次々にオープンし、韓国のブロガーからは「新浦洞カフェ通り」と呼ばれるように。今後ますます注目のスポットになりそう!
日本式家屋のカフェ「カフェ トジャギ」
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「All day in the kitchen」メニューが豊富なカフェ
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青い建物がオシャレな2階建てカフェ「Handdrip Coffee House」
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有機農デザートカフェ「Little Oven/チャグン オーブン」
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◎新浦洞で今一番人気のカフェ「French Ville」
新浦洞を行き交う若い女の子のうち、かなりの確率で手に持っているのがココ、「French Ville」のショッピングバッグ。昔ながらの製菓店が多い新浦洞周辺ではまだめずらしい、本格的な洋菓子と焼き立てパンが楽しめるお店。ブラウニーなどの焼き菓子も充実しています。
◎新浦洞の西側はレトロ感満載!
古い建物が多く残っている新浦洞の西側地区は商店や食堂は少ないものの、レトロな雰囲気を感じつつ散策できるスポット。1970~80年代の雰囲気の中に、開港当時の面影も垣間見ることができます。
印象的な外観のカフェ。残念ながら現在は営業していないみたい。
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よく見ると壁が全てビンのキャップでデコレーションされていました!
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◇◆新浦洞発祥の料理を食べてみよう~!◆◇
どこに出掛けても、やっぱり気になるのは食べ物!しかも元祖と聞くと、どーしても食べてみたくなるのは当然!そこで新浦洞から生まれたといわれる3つの食べ物をチェ~ック!!
■タッカンジョン■
新浦洞の代名詞とも言えるタッカンジョン。鶏のから揚げに甘辛ソースを絡めた料理で、冷めても美味しいのがヤンニョムチキンと大きく違うところ。人気のお店だと30~1時間待ちを覚悟しなくてはならないほど。日本にもあったらいいのに~!と思ってしまうほど、ビールのお供や間食に最適の1品!
☆☆↓ココで食べれます!↓☆☆
「元祖新浦タッカンジョン」(新浦市場)
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「チャンヌリタッカンジョン」(新浦市場)
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■チョルミョン■
今では韓国麺料理の定番の1つとなった、太めで弾力があるチョルミョン。このチョルミョンもここ新浦市場から生まれました。もともとは冷麺工場の失敗作の麺にコチュジャンをかけて食べたのが始まりだったとか。クセになる食感がたまらない!
☆☆↓ココで食べれます!↓☆☆
■マンドゥ■開港当時、中国からの食べ物も数多く入ってきましたが、餃子もその中の1つだ。その餃子を韓国風にアレンジしたものがマンドゥ。蒸したものや焼いたもの、揚げマンドゥやキムチが入ったものなど種類も様々。チェーン店の名前でもおなじみです。
☆☆↓ココで食べれます!↓☆☆
いかがでしたか?開港から130年以上経ち、当時の様子とは街もすっかり変わってしまいましたが、その独自の文化から生み出された料理は今では韓国料理にはなくてはならない存在に。市場や地下商店街の賑わいは、どこかしら当時を彷彿とさせます。一方、現代風のオシャレなカフェ通りなども出来つつあり、新旧文化が入り混じったトンネ(町)を歩いていると、どこかノスタルジックで不思議な感覚を覚えずにはいられない!以上、韓国で文明開化の音がする町、仁川は新浦洞からソウルナビがお伝えしました~!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2014-07-15