マシュマロ派?あるいはクリーム派?韓国の国民的お菓子チョコパイの手作り版、スジェチョコパイを食べ比べてみよう!
こんにちは!ソウルナビです。韓国お土産の定番お菓子といえば、チョコパイ!映画やドラマにもたびたび登場するチョコパイは韓国を代表するお菓子に。皆さんは大型マートやコンビニで売られている市販のチョコパイ以外に、スジェ(手作り)チョコパイがあるのをご存知ですか?最近はソウルのパン屋さんなどでもよく見かけるようになった手作りのスジェチョコパイ。見た目はどれも同じように見えるけど、生地や中にサンドされているクリーム、チョコレートの濃さなど、それぞれのお店によって少しずつ違いがあるんですヨ!今日は、お店ごとにこだわりが感じられるスジェチョコパイを、ナビが食べ比べてみたいと思いま~す!
「PNB 豊年製菓(プンニョンジェグァ)」のチョコパイ!
まずはスジェチョコパイの代名詞といっても過言ではない「PNB 豊年製菓」のスジェチョコパイ!全羅北道の全州(チョンジュ)の町ではそのお店の名を知らない人はいないと言い切っても過言ではないほど超有名なお店です。80年前、手焼きせんべいのお店としてオープンして以来、現在まで3代続く、韓国では老舗中の老舗。2代目の時に開発されたオリジナルチョコパイは2000年代に入り、全州に全国から大勢の観光客が訪れるようになると、一気に人気に火が付いたんだそう。今ではすっかりお店の看板商品になったPNBのチョコパイ、なんと1日に1万個も売れてるというからオドロキ!
【PNB 豊年製菓/オリジナルチョコパイ】☆サイズ:直径10cm、高さ3cm
☆パイ部分:チョコソフトケーキ(ルミ入り)
☆サンド部分:バタークリーム、イチゴジャム
☆甘さ:★★★
クルミ入りのチョコケーキで、バタークリームとイチゴジャムをサンド。クリームは少なめであまり存在感が感じられないけど、でもその分イチゴジャムがしっかりと良いシゴトをしている感じ!生地にクルミが入っているので、チョコパイというよりもクリームとイチゴジャム入りの巨大なブラウニーという感じかな?周りは濃い目のチョコレートで厚くコーティングされていて全体的に甘め。牛乳と一緒に食べると美味しそう。ホワイトチョコパイもあります。
ホワイトチョコパイもサンドされているものは同じ
|
|
裏側のチョコレートがすごい!得した気分?!
|
「イファダン(梨花堂)」のチョコパイ!
1979年、梨花女子大学の裏門前にオープンして以来、(2016年)現在まで35年以上の伝統を誇るパン屋さん。女子大生がおやつを求めて来店することが多いせいか、お店のスペースの半分がクッキーやホドゥパイなどの焼き菓子で占められています。特にチョコ味の焼き菓子はとっても種類が多く、しかも1つ1つがかなりの大きさ!安くてお腹いっぱい!昔懐かしい味に出会えるお店です。
【イファダン/スジェチョコパイ】☆サイズ:直径8cm、高さ4cm
☆パイ部分:クッキー生地(チョコ味)
☆サンド部分:バタークリーム
☆甘さ:★★★
PNBのスジェチョコパイに比べると1回り小さいけれど、それでも市販のチョコパイの3倍はあるかと思われる大きさ。こちらのスジェチョコパイの特徴は何といってもクッキーのように軽い食感!きめ細かい生地で超サックサク!生地が厚いからあまりそう見えないけど、クリームも意外と多め。チョコパイと言えば「しっとり」というイメージがあるけど、こんなチョコパイも全然アリかも!甘さを感じないほどのこのサクサク感、けっこうクセになりそう!でも食べる時にかなりポロポロこぼれるので、あらかじめ敷物を用意を忘れずに!ちなみに口の周りも粉だらけになります(笑)。
手で割るのは難しいかも
|
|
こちらも裏にはチョコがたっぷり!
|
「パパメン」のチョコパイ!
(2016年)現在、堂山駅を中心に、ソウルに4店舗を展開する今人気急上昇中のベーカリー。パンの種類は12種類だけど、多くの種類を作らないかわりに1つ1つ吟味した食材を使い、高級感を出しています。プレミアムあんぱんで有名なこちらのお店ですが、実はスジェチョコパイを目当てに訪れるお客さんもかなり多いとか!5個購入すると箱に入れてくれるので、お土産としても人気!
【パパメン/スジェチョコパイ】☆サイズ:直径10cm 、高さ4cm
☆パイ部分:チョコソフトケーキ
☆サンド部分:マシュマロ、イチゴクリーム
☆甘さ:★★
今回食べ比べた中で1番大きくてボリューミーだったのがこちらのスジェチョコパイ。やわらかなチョコケーキの中には1cmはあろうかと思われる厚めのマシュマロとイチゴクリームが!周りのチョコは裏側も丁寧にコーティングされているので、食べる時に手が汚れないという点と、甘さ控えめなのもポイント高し!全体的に上品な感じで、プレミアムチョコパイといった印象。ふわふわ食感が好みの方にオススメです!
左:パパメン、右:市販のチョコパイ。こんなに大きさが違う!
|
|
裏も丁寧にコーティングされています
|
「OPS / オプス」のチョコパイ!
釜山で絶大な人気を誇るベーカリー「OPS(オプス)」が昨年(2015年)、やっとソウルに進出したと思ったら、あれよあれよという間にソウルのあちこちに支店が!今ではわざわざ釜山まで足をのばさなくてもよくなりました。まず驚かされるのが、そのパンの種類の多さ!さまざまなジャンルのパンが並び、焼き菓子まで合わせると、その数100種類以上!購入時にクリームを注入してもらえるシュークリームや、カットケーキの種類もバラエティに富んでいるので、ケーキのお店としても評価が高いお店です。
今回食べ比べた中で、唯一市販のチョコパイよりサイズが小さかったこちらのスジェチョコパイ。パイ部分は白いソフトビスケット、さらに全体をチョコで薄くコーティングしているところなど、見た目は市販品とほとんど変わりません。でもサンドされているマシュマロの層が厚く、すごい弾力が!なんだかとっても不思議な食感!全体的にとても繊細に作られていて、高級感すら感じられるほど。商品名も「トゥ・ショコ」なんて、とってもオシャレな名前が付いています。大きさの割に価格が高めに設定されているのは、大衆的なおやつというよりマカロンのような位置付け?上品な甘さとマシュマロの食感がGOOD!アフタヌーンティーでオシャレに食べたいチョコパイです。