写真で見る「日韓交流おまつり2009 in Seoul」!!

今年は東京と同時開催!5回目を迎えた年に一度の日韓共同イベント、おまつりレポートinソウル!

こんにちは!ソウルナビです。毎年秋に開催される「日韓交流おまつり」が、今年も先週末の9月20日(日)に開催されました~!日本と韓国のいろんな企業や各団体が協力して開かれるこのイベントは、第1回目が開かれた2005年から数えると今回で5回目。そして、なんと!!去年までず~っと開催地はソウルだけだったところ、今年はソウルと東京、それぞれ二つの国の首都での同時開催となったんです!東京会場へ観に行かれた方もいらっしゃったんでは!?^^ 今年が初開催の東京ではシルバーウィークに合わせて19日(土)~21(月)の三日間、六本木ヒルズなどで、そしてソウルでは20日に1日だけソウル広場で、文化体験のできるコーナーが設けられたり、両国の伝統芸能をはじめとするパフォーマンスが披露されたりして、楽しいおまつりが繰り広げられました~。さっそく、「日韓交流おまつり2009」ソウル会場の模様をレポートします!

◇◇体験交流ゾーン&広報PRブースの様子は!?◇◇

お昼頃から、現在は工事中の市庁舎前にあるソウル広場で始まったおまつり!広場をぐるりと囲むようにして文化体験のできるコーナーや観光などの広報PRブースが並び、多くの人がイベントに参加していましたョ。

<体験系>
定番!伝統衣装の試着はやっぱり大人気!!着物、浴衣、韓服(チマチョゴリ)~ 定番!伝統衣装の試着はやっぱり大人気!!着物、浴衣、韓服(チマチョゴリ)~ 定番!伝統衣装の試着はやっぱり大人気!!着物、浴衣、韓服(チマチョゴリ)~

定番!伝統衣装の試着はやっぱり大人気!!着物、浴衣、韓服(チマチョゴリ)~

紅葉、富士山、お城の描かれた日本っぽい背景で、伝統衣装を着て記念写真を~ 紅葉、富士山、お城の描かれた日本っぽい背景で、伝統衣装を着て記念写真を~ 紅葉、富士山、お城の描かれた日本っぽい背景で、伝統衣装を着て記念写真を~

紅葉、富士山、お城の描かれた日本っぽい背景で、伝統衣装を着て記念写真を~

似ているようで違う!?韓国のお茶と、日本のお茶体験コーナー 似ているようで違う!?韓国のお茶と、日本のお茶体験コーナー

似ているようで違う!?韓国のお茶と、日本のお茶体験コーナー

韓国の輪投げに、日本のヨーヨー釣りとけん玉も! 韓国の輪投げに、日本のヨーヨー釣りとけん玉も! 韓国の輪投げに、日本のヨーヨー釣りとけん玉も!

韓国の輪投げに、日本のヨーヨー釣りとけん玉も!

韓国の藁工芸 韓国の藁工芸

韓国の藁工芸


<観光の広報PRブース>
日本、韓国各地の観光PRコーナー。パンフレットや展示だけでなく、特産品の試食やゲームなど参加者が楽しめる企画もいろいろありました!

◎日本の観光PRコーナー
◎韓国の観光PRコーナー

<イベント系>

◎「願いを叶える木」
星型の短冊にメッセージを書いて、結びつけていきます!
1時頃はこれくらいだったのが・・・

1時頃はこれくらいだったのが・・・

午後4時過ぎにはこんなにいっぱいに~!

午後4時過ぎにはこんなにいっぱいに~!

◎スタンプラリー抽選
いろんなブースを回ってスタンプを集めると、抽選でステキな商品が!?抽選場には長~い列ができていました!
長い行列の先には・・・

長い行列の先には・・・

スタンプラリー抽選場が!!

スタンプラリー抽選場が!!

◎マッコリ&日本酒の試飲
韓国の伝統酒、マッコリと日本酒の試飲コーナーも!このところ日本で注目度アップのマッコリですが、「サケ」(日本酒)も韓国では大人気なんですョ^^

◇◇ステージ公演でノリノリ~♪◇◇

ソウル広場に設置されたステージでは、昼12時から夜8時頃にかけて、三部で構成されたステージイベントが~。日韓いろんな団体が出場したのですが、今年は東京との同時開催だったからか例年と比べて日本からの出場が少ないような・・・

■「おまつりだ!みんなで踊ろう」フェスタ■ (13:00~15:15)
まずは「おまつりだ!みんなで踊ろう」フェスタ。ステージからは最近韓国でヒットしているBrown Eyed Girls の曲が聞こえてきます。これは韓国代表?続いて韓国でもおなじみ、セーラームーンの曲が市庁前に響き渡ります。コスプレして踊っているのは韓国の女の子たち。衣装は自分たちで用意したそう。
韓国バージョンのセーラームーンミュージカルなどをする団体「Moon Stone」 韓国バージョンのセーラームーンミュージカルなどをする団体「Moon Stone」 韓国バージョンのセーラームーンミュージカルなどをする団体「Moon Stone」

韓国バージョンのセーラームーンミュージカルなどをする団体「Moon Stone」

そのあとは明知大学日本語日本文学科の応援団。応援団といえば男らしく声を張り上げ・・・ではなく、女の子と男の子がさわやかに踊っています。チアガールズ&ボーイズ?
お次は、日本人にはおなじみ、キューティーハニーが。曲にあわせて踊るのはサンミョン大学日本語教育学科の学生。前半が韓国語、後半が日本語。この曲は韓国でもカバーされているので、日韓交流にふさわしいかも?!
そして日本の盆踊りが韓国に。でも炭坑節・・・と思ったら、曲は「世界で一つだけの花」。踊るのは漢陽女子大学日本語通訳科の皆さん。「練習不足ですが温かい目で見守ってください」。温かい拍手が送られます。
それから交流おまつりでおなじみの日本の「よさこい」!盆踊りとは違う、躍動感ある踊りと張り上げる声に韓国の人も興味をひかれたよう。「それ!というかけ声はどういう意味?」なんて司会者からも質問が飛んでいました~。
そして京畿道の民謡。一転、韓国の昔の世界がひろがります。このほか、テコンドーのパフォーマンスや、なぜかベリーダンスやポーランド民謡も。日本でも韓国でもないけれど、これも1つの文化交流?ちなみに司会はオ・ファンソクアナと、「ミニョドゥレスダ(美女たちのおしゃべり」でもおなじみの秋葉りえの日韓ペア。日本語と韓国語の違いや文化の違いに軽く触れながら進行していきました。公演のあとは、芝生で踊るインターナショナル・フォークダンスでシメ~!

■「つなげよう未来へ!」開幕公式行事&開幕オープニング公演■ (15:30~17:00)

<開幕のあいさつ>
午後3時半頃からの第二部ステージは、開幕公式行事からスタート!実行委員幹部の方々や来賓らの挨拶や祝辞、紹介などが続きます。ここから司会は、アリランTVやラジオ、インターネット講義などで活躍中の稲川右樹さんと放送専門MCのパク・チョンスクさん。男女入れ替わりの新たな日韓ペアです。和服と韓服の組み合わせが新鮮!
<開幕オープニング公演>
続いて「つなげようソウルと東京!つなげよう未来へ」と題した日韓合同合唱のオープンニング公演。曲目は、指揮者も務められた音楽家、高橋晴美さん作詞、作曲の「ひとつ」と「Cantare~歌よ大地に響け~」。この日のために結成されたというSJC(ソウルジャパンクラブ)混声合唱団とソウル日本人学校中学部有志たち、そして日本語使節団などによる合唱がソウルの空に響き渡りました~。
<伝統芸術交流マダン>
「マダン」とは、中庭やみんなの集まる広場といった意味。韓国の伝統芸能や、伝統音楽の日韓コラボレーションパフォーマンスが披露されました。
伝統舞踊家ジョン・ミンスク氏の「サルプリ」 伝統舞踊家ジョン・ミンスク氏の「サルプリ」

伝統舞踊家ジョン・ミンスク氏の「サルプリ」

水原市孝泉小学校サムルノリチーム「オウリム」 水原市孝泉小学校サムルノリチーム「オウリム」

水原市孝泉小学校サムルノリチーム「オウリム」

「日韓伝統楽器公演」日本の吉岡邦楽社と国楽奏者イ・セファン率いる韓国チーム 「日韓伝統楽器公演」日本の吉岡邦楽社と国楽奏者イ・セファン率いる韓国チーム 「日韓伝統楽器公演」日本の吉岡邦楽社と国楽奏者イ・セファン率いる韓国チーム

「日韓伝統楽器公演」日本の吉岡邦楽社と国楽奏者イ・セファン率いる韓国チーム

<青少年交流マダン>
お次は若者たちによる「青少年交流マダン」。伝統音楽に現代的要素を取り入れたり、日韓両国の踊りを融合させたり、過去と現代、そして日本と韓国をミックスして作り上げられた斬新なフュージョン的パフォーマンスの数々!!
国楽の音と調子を現代的に再構築し、現代的な感覚で韓国の伝統楽器を演奏するグループ「春香(チュンヒャン)」による貞善アリラン「空よ、お願い」 国楽の音と調子を現代的に再構築し、現代的な感覚で韓国の伝統楽器を演奏するグループ「春香(チュンヒャン)」による貞善アリラン「空よ、お願い」 国楽の音と調子を現代的に再構築し、現代的な感覚で韓国の伝統楽器を演奏するグループ「春香(チュンヒャン)」による貞善アリラン「空よ、お願い」

国楽の音と調子を現代的に再構築し、現代的な感覚で韓国の伝統楽器を演奏するグループ「春香(チュンヒャン)」による貞善アリラン「空よ、お願い」

B-BOYも登場~! B-BOYも登場~! B-BOYも登場~!

B-BOYも登場~!

毎年おなじみ、日本の「よさこい」と韓国の「アリラン」をミックスさせた「よさこいアリラン」を踊るチーム「はなコリア」は、おまつりの第1回開催時から5年連続の出場!いつもに増してパワフルで楽しい踊りと、独特のステキな映像で素晴らしいステージを披露してくれました~^^
<「おまつりだ!みんなで踊ろう」フェスタ表彰式>
ここで、第一部ステージイベントの「おまつりだ!みんなで踊ろう」フェスタの表彰式が。1位(?)に選ばれた韓国のベリーダンスチームは、この時会場にいらっしゃらなかったよう^^;その他の入賞チーム、テコン舞を元気に踊る子どもたちの「創造テコン芸術団」と、さわやかな応援パフォーマンスが印象的だった明知大学校日本語学科応援団が呼ばれ舞台上で記念撮影。
<ユンナ招請特別公演>
最後はVJC(Visit Japan Campaign)韓国観光親善大使で、日本でも韓国でも大人気の歌手ユンナが登場し、韓国語と日本語、両方の歌を熱唱!韓国の若いファンたちの熱狂的な声援がとても印象的でした。

■友情のハンマダン「Friendly Korea-Japan」■ (18:30~19:30)

<キム・ドクスとハヌリム演戯団のサムルノリとガンガンスルレ>
もともと第二部の「つなげよう未来へ!」プログラムの最後に予定されていたこのステージ。日韓二つの会場で同時進行ということで、時間を調整したのか午後6時半頃から始まった第三部ステージイベントの最初に移動。チャンゴをはじめとする韓国伝統打楽器を使った音楽、サムルノリの創立者である金徳洙(キム・ドクス)と、彼が芸術監督を務める「ハヌリム演戯団」とのサムルノリ、そして今回のおまつりに参加した様々なグループの合同演技となりました。日本の和太鼓演奏グループ「BATI-HOLIC(バチホリック)」、韓国の打楽器グループ「プリペ芸術団」、フュージョン国楽グループ「春香」と、それぞれの伝統衣装を着た日韓の舞踊チームが登場してとっても賑やかな舞台に~。
このステージでは、最後には観客たちなども参加しての「ガンガンスルレ」と事前のプログラム表に。ガンガンスルレとは昔、月夜に若い女性たちが手をつなぎ輪になって踊ったという遊戯ですが、ここでは老若男女、国籍かかわらずいろんな人が輪になって踊ろうという趣旨みたい。ひとととおりステージでの演技が終了しかけた頃、突然客席側から手をつないで一直線になった人たちが次々と舞台前のスペースに乱入(!?)。ものすごい勢いでこの人の列が走ってきたので、その通路になったところのすぐ脇にいたナビは、すぐ前にいた幼稚園児たちの集団とともに踏み潰されそうになりました^^; そしてステージ前は手をつないで一繋ぎになった人でみるみる埋まり、人々はグルグルと回る、回る~!「観客も参加のガンガンスルレ」です。でも、もとから参加者は準備されていたようで、それを知らなかった観客たちは突然の騒ぎに「何だ、何だ!??」といったカンジに。そして一瞬の騒ぎの後、さーっと引くようにガンガンスルレの集団は退場・・・。いやあ、でも、すごいガンガンスルレでした^^;
<「静」日韓民謡の調和>
今度は「静」とテーマとした、日韓の民謡ステージ。さっきの賑やかさとはうって変わって、静かな、だけど奥深い熱のこもった日韓それぞれの民謡がすっかり暗くなったソウル広場に響きわたります。ちなみにこの第三部公演からのMCは、韓国の声優アン・ジファン氏と、日本からは韓国でアナウンサー、ライター、コーディネーターなど幅広い分野で活躍する笹部佳子さん。
民謡歌手、香澄さんの「江差追分」と、MCのアン・ジファン氏、笹部佳子さん 民謡歌手、香澄さんの「江差追分」と、MCのアン・ジファン氏、笹部佳子さん 民謡歌手、香澄さんの「江差追分」と、MCのアン・ジファン氏、笹部佳子さん

民謡歌手、香澄さんの「江差追分」と、MCのアン・ジファン氏、笹部佳子さん

「キム・ボックク芸術団」による韓国の「京畿民謡」 「キム・ボックク芸術団」による韓国の「京畿民謡」 「キム・ボックク芸術団」による韓国の「京畿民謡」

「キム・ボックク芸術団」による韓国の「京畿民謡」

<「動」日韓打楽器の調和>
さてお次は「動」、再び賑やかな打楽器グループ演奏。日本からは和太鼓と踊りの「BATI-HOLIC(バチホリック)」、そして韓国の打楽器パフォーマンスグループ「プリペ芸術団」のコラボレーションが披露されました~!バチホリックは毎年連続して出場しているグループで、力強くて見ているだけでも楽しくなるような独特のステージがとってもカッコよくてステキ!^^ナビは毎年楽しみにしているんです。
BATI-HOLIC(バチホリック) BATI-HOLIC(バチホリック) BATI-HOLIC(バチホリック)

BATI-HOLIC(バチホリック)

プリペ芸術団 プリペ芸術団 プリペ芸術団

プリペ芸術団

それぞれ単独演技の後には、合同の演奏で盛り上がる~~っ! それぞれ単独演技の後には、合同の演奏で盛り上がる~~っ!

それぞれ単独演技の後には、合同の演奏で盛り上がる~~っ!

<イメージソング日韓共演「紺碧の夢」>
今回のおまつりのイメージソング「紺碧の夢」を、舞台に上がった民謡歌手、香澄さんらとともに全員で熱唱!この曲はまさにこの「日韓交流おまつり2009 in Seoul」のために作られたもので、「おまつりを通じて、友情と調和の未来に向かう夢の実現を願う希望のメッセージ」が込められているそう。歌詞は日本語部分と韓国語部分が交互に出てきます。おまつりの出場者たちも一緒に踊ったり歌ったり、和やか&華やかな雰囲気に~!
<よさこいアリラン>
さあ、いよいよフィナーレ!閉会の挨拶後、出場者たちと全員で「よさこいアリラン」に合わせて踊りおまつりは幕を閉じました。出場されたみなさん、実行委員のみなさん、おつかれさまでした~!
毎年変化を続ける「日韓交流おまつり」。今年は初めて東京での開催が実現され、またひとつ大きな成長を遂げたのではないでしょうか。しかし、それもあってか今年はソウルでの規模が今までになく小ぢんまりとしていたような気も・・・。ナビは毎年、日本からやってきた伝統芸能パフォーマンスを見るのがとっても楽しみなんですが、今回はほとんど見られず少し残念にも思いました。ここソウルの街で、日本の民謡が流れたり、日本にいても滅多に見る機会のない地方の伝承芸能まで披露されたりする空間は、生の日本の文化を韓国の人たちに感じとってもらえる貴重な場だったんじゃないかな、と思います。それでも毎年出場されているグループの姿やいろいろと工夫されたパフォーマンスを見ると「ああ、また今年も無事におまつりが開催されたんだな」と、嬉しく感じたりも。来年はどんなおまつりになるのか!?また今からとっても楽しみ!^^ より日韓の交流が深まるような、そしてますます多くの人が楽しめるようなおまつりを来年も期待しています!以上、ソウルナビでした~。
関連タグ:日韓おまつり

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-09-24

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