写真で見る「日韓交流おまつり２０１１ in Seoul」！！

こんにちは！ソウルナビです。日本と韓国が一緒に作り、みんなで楽しむお祭り「日韓交流お祭り２０１１」。ソウルでは東京より一足早く、昨日9月25日秋晴れの日曜日に開催されました。７回目となる今回は、３月に日本で起きた震災への祈りと、隣国として惜しみない支援の手を差し伸べた韓国への感謝の気持ちが込められたものとなりました。それもあって、東北地方からの団体もたくさん参加。ステージ上の元気なショーや、美しく勇壮な伝統芸能、日本を代表するお祭りのワンシーンなどを紹介して、観客を魅了！拍手喝さいを受けていましたよ～。恒例の日本文化の体験ブースや、各都市のPRブースもそれぞれおお賑わい。それでは「日韓交流お祭り２０１１　in　Seoul」、会場の模様を写真た～っぷりでレポートします！

◇◆　体験交流ゾーン＆広報PRブースの様子は？！

会場は、ソウル市庁舎前に広がるソウル広場！新庁舎の工事もどんどん進んで、背後にしっかり見えるようになりました。

地下鉄の駅を出ると、道の向こうからお祭りの賑わいが。　

テントの向こうは何かな～！

早速なかに入ってみると、ズラーっと並んだテントの中で、様々な催し物が実施されています。

体験系のブースでは？！
日本の浴衣や韓服試着体験から、ヨーヨー釣り、スーパーボールすくいにけん玉、折り紙、餅つき体験など。ヨーヨー釣りって日本人でも懐かしい。けん玉にはついつい熱くなる韓国の男性も。また七夕には笹に星が飾られ、皆さんの願いが書きこまれていました。なに、日本人女性と結婚したい？

＜七夕文化紹介？！＞

「ソウル大学に行くこと」！

＜餅つきにトライ＞
この大きな板の上でつくのは韓国式？！

激しいアタックに歓声が

＜浴衣・韓服試着！＞

ねぷたの前ではハネトの衣装試着も

＜他にもイロイロ～＞

折り紙		ユンノリに、けんだま
スーパーボールすくいに		ヨーヨー釣り！

ミス着物、ミスコリアジャパンサイン会

ち…近づけない…

PR・展示系のブースでは…
＜東日本大震災報道写真展＞
被災当事の写真だけではなく、この夏までの写真や、地震や津波の被害状況の資料などが展示されていました。お母さんに手を引かれた小さな子供も、静かに、真剣に見入っている姿が印象的でしたよ。

＜がんばれ日本！韓国児童作品展示会＞
韓国の子供たちが描いた、日本の震災の様子、応援の気持ちなどをテーマにした絵の展示。

＜観光PRブース＞
九州から岡山、静岡、青森など、日本各地からブースが出て、我が県はここ！と地図でアピールしていました。姉妹都市どうしの日本と韓国の各都市のブースが仲良く軒を連ねて、街の魅力をPRするところも！またプレゼントつきのイベントをやっているところには、なが～い列ができていました。


福島県のブース前には韓国の支援への感謝のメッセージが

ながーい列の先は…静岡市！

韓国ブースでは大田（テジョン）に列が！

◇◆　ステージ上では休む間もなく次々と魅力的なショーが！

ソウル広場の奥に設けられた特設ステージ！こちらで昼１時から夜８時まで、日韓両国のさまざまな公演が繰り広げられました。

～オープニング公演～

開催を記念し、特別ゲストとして日本と韓国から一名ずつの歌手が登場。日本からは、なんとあのカウンターテナーの米良美一さんが、日韓両国で有名なもののけ姫のテーマ曲などを熱唱！韓国からはオペラとポップミュージックを融合させた「ポッペラ」という新しい分野で活躍する歌手、フィジンさん。よく晴れたソウル広場に２人の美しい歌声が響きました。

米良さん

フィジンさん

第一部「ありがとう韓国！がんばれ日本！」

第一部では「ありがとう韓国！がんばれ日本！」のテーマのもと、開会宣言や実行委員長からの挨拶に続き、韓国からの追悼公演と日本からの開催の祝賀公演が行われました。

＜追悼公演　『サルプリ踊り』キム・リヘさん＞
白い衣装を来て、舞台の上でゆっくりな踊るキム・リへさん。厳かな動きを通して、東日本大震災でなくなった人たちへ、追悼の踊りがソウルからささげられました。

＜祝賀公演　『盛岡さんさ踊り』＞
被災地、岩手県からは「盛岡さんさ踊り」が登場。女性ばかりの、真っ赤な衣装に桜色の着物によるあざやかな踊りが、韓国の人の前に披露されました。その美しさとけなげさに韓国の観衆からも温かい拍手が起きていました。

第二部「楽しいおまつり、楽しい出会い」

少しの休みをはさんで、すぐに第二部へ。日本と韓国のパフォーマンスの競演が見ものです。

＜ミス着物、ミスコリアジャパン紹介＆挨拶＞
美しい日本の旋律が流れて登場したのは、着物美人！続けて韓服美女！観客の皆さんもうっとり。おニ人からは、震災時の協力へのお礼と、日韓友好・交流に向けてのメッセージがありました。司会者に、韓国男児をイチオシされてちょっと困っちゃう一幕も。

「韓国男児はどうですか～？」

＜太鼓（でこ）坊主＞
鹿児島からやって来た太鼓のパフォーマンス集団！熱い鹿児島男子＋紅一点の女子による、おなかに響く力強い太鼓の音、目にも留まらぬ早打ち技にビックリ！舞台から火の演出もあって盛り上がりました～！

ファイヤー！

＜仙台すずめ踊り＞
伊達政宗公のお膝元で生まれたという「すずめ踊り」。扇子がパタパタクルクルと小気味よくうごき、キレのある楽しい踊り。ナビもはじめて見ましたが、なるほど確かにスズメが元気に仲間と遊ぶ姿を思い出します。

＜福島フラガール＞
ここで聞こえてきたのはハワイアンミュージック～！そして元気に飛び出してきたのは、映画でも有名なあのフラガールズ！会場の雰囲気がガラッと変わります。福島のスパリゾートハワイアンズは10月から再オープンが決まったそう＾＾　時もまさに夕日が差し込むソウル広場…観客の皆さんもすっかりハワイ気分。

＜よさこい踊り（「躍動」公演）＞
気合が入った掛け声で出てきたのが、グループ「躍動」によるよさこい踊り！日本の侍スピリッツを全身でソウルの人に伝えました。

ここで、韓国の学生さんたちも登場！韓国の打楽器と日本のよさこいの出会い、競演です。

＜よさこいアリラン（はなこりあ）＞
続けて、日韓交流お祭りの常連さん、はなこりあによる公演です。日本の「よさこい踊り」と、朝鮮半島の伝統民謡「アリラン」をミックスさせた演舞は、まさにこのお祭りのテーマにピッタリ。。

＜キングストン・ルーディースカ＞
今度は韓国から、ジャマイカのリズムがプラスされた楽しい楽しい歌と演奏のパフォーマンス！ハワイもジャマイカも関係ない！気持ちい音色に会場も大盛り上がり！

＜青森光星学院チアリーダー＞
とっても元気な青森光星学院のチアリーダー登場！可愛らしい女子高生たちが繰り出すスゴ技の数々に、お客さんも悲鳴を上げたりヒューヒュー言ったり大忙し！日本でもトップクラスのチアリーダーのチームに応援してもらって、みんなも元気いっぱいに。

東京より1時間くらい日が長いソウルの街も、夕暮れモード。ここから、３つ続けて韓国チームの公演です。

＜高陽芸術高校舞踏団＞
現代舞踊と伝統の融合？！美しい衣装が夕暮れに映えて、とっても幻想的！

＜打楽器研究所＞
ラストの群打（？）は圧巻でしたよ～！

＜ドラムキャット＞
珍しい女性のみのドラムパフォーマンスグループ。チームのテーマは、Sexy,Speed,Funny,Powerful,Wildだそうで、そのものずばり、迫力満点のステージでした。お姉さんたち、キレイでかっこよかったな～

第三部「楽しむ私たち」

さぁ、もうすっかり日が暮れて、夜になりました。お祭りの夜の雰囲気がまた、いいですよね～。ここからはお客さん参加型！イスもすべて片付けられ、みんな総立ちです。韓国のみなさん、もともとノリがいいので盛り上がります＾＾

＜よさこいアリラン＞
はなこりあも再登場！舞台上には「躍動」の皆さんの姿も。ステージ前のマダン（広場）には在韓日本企業の皆さんもはっぴ姿で次々に登場！観客の皆さんも立ち上がって、今度は一緒になってアリランを踊ります。

＜『秋田竿燈』公演＞
日韓交流お祭りでは、すっかりおなじみ、有名な秋田の竿燈が今年も韓国にやって来ました。市庁を前に、ソウル広場に立ち上がった、大きな大きな竿燈。幻想的な雰囲気にここは韓国なのか日本なのか…とっても不思議な気分になります。初めてみた韓国の皆さんは、心配で心配でたまらなかったみたい。「ドッコイショードッコイショ」とつぶやきつつも、ちょっとたわむと悲鳴、まっすぐ直ると安堵のため息と拍手。

＜平澤農楽（ピョンテッノンアッ）＞
続けてお祭りではおなじみ、韓国から平澤農楽の登場。軽快なリズムに合わせて、曲芸のようなショーが披露されて盛り上がりました。やっぱり韓国にはこの音色が似合います。

＜青森ねぷた＞
そして、トリをかざるのは今年も青森の「ねぶた」。本場・青森でのお祭りで登場するねぷたはこの３、４倍はあるそう。このねぷたは韓国にずっとおいてあるものなのかな～。韓国のみんなと一緒に、ねぷたの前で掛け声にあわせてハネトの練習＾＾

ライトアップ

ハネト登場

お手本！

みんなもチャレンジ

記念撮影で大人気のねぷた

さぁ、お祭りもそろそろ終わり・・・そこにしみじみ～と神秘的なメロディーが聞こえてきました。シメはやっぱりカンガンスルレ！

＜カンガンスルレ＞
カーンガーンス～ルレ～と呪文のように繰り返される不思議なメロディ。それに合わせて、1人ずつ手を取り合って長い列を作りながらぐるぐるとまわる、韓国の伝統的な踊りです。最初はゆっくりですが、徐々にスピードアップ！そうこうしているうちに、ソウル広場にも日韓入り乱れた輪が何重にもできてきました。ナビも連れて行かれないように気をつけなくっちゃ！

輪が広がっていきます

どんどんスピードアップ！

ミニ・カンガンスルレも

＜フィナーレ＞
カンガンスルレも終わり、まだ名残り惜しく会場にいる人に大サービス！秋田の竿灯が再びソウルの夜空にあがり、思わぬ光景に歓声が！そしてもう明かりも消されて暗くなった会場で、盛岡さんさ踊りも、仙台すずめ踊りも芝生の上で踊りだし、最後まで残った人には目の前で踊りを見られる大サービス！やっぱり祭りは舞台で見るものじゃないですよね。踊りのあとにミスさんさの娘さんも写真撮影にひっぱりだこでした。

サービスの竿灯！

さんさ踊りは最後まで大人気。

すずめ踊り。まだ踊ってます。

日本でもなかなか見られない有名なお祭りのワンシーンや両国の伝統芸能、楽しいパフォーマンスを、同じ場所にいながら体験できちゃう贅沢なお祭り。今回はその楽しみだけではなく、日本の震災の被害を伝える写真を見たあと、まさにその東北を代表してこられた皆さんの、素晴らしい伝統芸能や力強いショー、笑顔を見ていると胸がいっぱいに…。今年の「日韓交流お祭り」は、東京会場がメインのようで、韓国ではソウル広場だけでの開催となりましたが、思いやりと感動のあふれる、例年以上にあたたかいお祭りだったように感じました。また来年も無事に開催されますように…楽しみです！以上、ソウルナビがお伝えしました。