写真で見る「日韓交流おまつり2006」

今年も開催!会場となった大学路は夜遅くまで盛り上がりました~!

こんにちは!ソウルナビです。昨年(2005年)、日韓国交正常化40周年を記念する「日韓友情年」に行われた「日韓交流おまつり」。憶えている方もいらっしゃると思います。日本各地の代表的な民俗芸能団体と韓国の芸能団体が大学路(テハンノ)の街に大集合!さまざまな公演を披露し、日韓の民間交流の意義あるイベントとして大盛況のうちに幕を閉じました。そして、今年もまたまたこのお祭りが開催されましたョ。会場は昨年と同じく大学路。9月の23日、24日の両日行われ、日本人と韓国人が一つになってお祭りムードがいちだんと盛り上がりました~。それではさっそく、その様子をご紹介しましょう!
9月23日
午後1時からは大学路の駅、恵化駅前の大通り沿いに特設ステージが設置され、またマロニエ公園内の舞台でさまざまな団体の公演が繰り広げられました。そして午後4時40分からはパレード。出演した団体が大通りを練り歩き、かなり盛り上がるのでは?!ということで、今回ナビは初日(9月23日)、大学路をぷらぷらしながらパレード中心に楽しむことにしました~。

大学路に降り立つと、放送大学前では日本の屋台も登場。焼きそば、たこ焼きなど、日本のお祭りの屋台みたい。地元の人がフツーに焼きそばを買って道端で食べていたりすると、ココは韓国のハズ・・・なんか不思議な光景。
マロニエ公園には日本の地方都市を紹介するブースも。パンフレットを持っていく地元の方もたくさんいましたョ。
大通りの特設舞台、マロニエ公園内の舞台のほか、広場、通りがいつの間にか舞台に早変わり。あちこちで公演が行われました。言葉は通じなくても踊りや気合いは観客に十分アピール。こんなとき、すぐ反応が返ってくるのが韓国ですよね。気になったら身振り手振りで質問したり、盛り上がっていると人がどんどん集まってくるし、拍手も大きくなるし・・・。まさに民間の日韓交流の場、という感じ。
さっそくパレードスタート!
大学路の恵化駅前の大通り沿いには今か今かとパレードスタートを待ち受けている人たちがスタンバイ。ナビも待ちくたびれてしまいましたが、やっとパレードがスタートしたよう。遠くの方から鼓笛隊の行進音楽とともに、「日韓交流おまつり」の垂れ幕がずんずん近づいてきます。
ヨングァン管楽隊(韓国)
立命館大学立命館バトンチーム(日本)
鼓笛隊と一緒に現れたのはバトンチーム。皆さん、進みながらバトンを空高く投げあげ、さらに回転しながらキャッチ~。キレイにそろっていて会場からも「ウォ~~~」。
コスプレ「NORAIN」(韓国)
韓国では日本のアニメが根強い人気。コレは一体誰なんだ~?!ナビはよく分からなかったんですが、カメラを向けるとしっかりポーズまでとってくれて、撮られ慣れてる感じ。通り沿いの地元の小学生は「ナムジャヤ?ヨジャヤ~?!(男なの?女なの?)」と正直な質問・・・。
ソウルアニメーションセンター(韓国)
南山の麓にあるソウルアニメーションセンター。そこで作ったアニメキャラだとか。ん・・・どっかで見たことあるような・・・あ!「ゲッゲッゲゲゲのゲ~」。似てませんか?!
キムシュロと友達(韓国)
キムシュロ。これは韓国の俳優、キムスロのそっくりさん?!と友達が集まってダンスを披露。ん・・・どの方がキムシュロ?!
ダンスクラブチョンミョン&キャッツ(韓国)
高校と小学生のダンスグループ。ブルマ&体育着のようで、懐かしい~。
ポドテジャン(捕盗大将)とスンラクン(巡邏軍)(韓国)
スンラクンとは朝鮮時代に治安や防犯を担当していた人たち。巡邏軍とそれを指揮していた捕盗大将の様子を合わせて再現したパレード。
道峰女性農楽団(韓国)
金山ノンバウクシギ(韓国)
ソウルの街角でよく見かける配達のおばさん。頭の上に石鍋やおかずが並んだ定食トレイをのせて、歩いてますよね。そんな慣習は昔からあったんですね~。楽しそうにおばあちゃんたちが、プッ(太鼓)、クェンガリなどのリズムに合わせて阿波踊り風の踊りを踊りながら行進。頭にのっかってるのは?!水汲み用?!のひょうたんに石釜の蓋に一升瓶に・・・。中には楽しさあまって?!列を乱して観客にアピールするおばあちゃんも。
安東農謡保存会(韓国)
イェチョンコンチョ農謡保存会(韓国)
熊本県立苓明高校郷土芸能部 天草ハイヤ(日本)
これは会場も大盛り上がり。「ハイヤッ、ハイィイイッ」この甲高い声と三味線のリズム、そして手ぬぐいを持った着物姿の女の子たちのテキパキした踊りがこちらまで元気になれるよう。ナビはなぜか涙腺ウルウル・・・きてしまいました。
琉球舞踊(日本)
昨年に続いて今年も登場。沖縄からやってきた琉球舞踊の皆さん。沖縄独特の音楽と元気な掛け声、そして「ピーピロピー」という口笛がまたかわいい。
岩手県立北上翔南高校 鬼剣舞(日本)
衣装が渋いですねぇ。この鬼剣舞とは岩手県北上地方の農民が伝承する民俗芸能で、なんと!1300年前から代々伝えられてきたそう。「へんばい」という足踏みとともに祈りを捧げる踊り。これはもっと見たかった~。
大韓鉄拳協会(韓国)
鉄拳(テッキョン)とは韓国民俗が原始時代から発達させてきた武芸とか。1983年に重要無形文化財に指定され、韓国だけでなく海外12ヶ国にも支部があるとか。そして今回のお祭りでは子供たちがガンバってましたよ~。韓国の伝統武術、テコンドーとは違い、ゆらゆらと体をゆすりながら蹴り!突き!と動作が続くよう。
韓国獅子仮面踊り研究保存会&ソウル保健大学風物グループ(韓国)
日本の獅子舞かと思ったら、韓国のサジャタルチュム(獅子の仮面踊り)の研究保存会だそう。順番待ちで待機しているときから寝転がったり首を掻いたり・・・犬のようなしぐさが子供たちに大人気。お面も毛並みも、よく見たら日本のモノとはぜんぜん違いますね。ソウル保健大学風物グループの太鼓の音に合わせて、韓国の獅子たちがおお暴れ?!
ANAC(日本)
2001年に創立したボランティア団体。そして今回、ボランティアで駅構内の掃除をやってきた学生たちが、なんと掃除にちなんで「チョンソチュム(掃除踊り)」を披露してくれるとか。おおお・・・なんだか楽しそう、と待っていると音楽がスタートせず・・・即興でメンバーの1人が歌を披露~。ダンスは見られず・・・。
佐世保飛躍年隊2006(日本)
今年の10月28日~29日まで行われる佐世保祭りのPRチーム。皆さんパワー全開!
ハナコリア(日本)
パラパラ安来節(日本)
日本のパラパラ安来節とコスプレグループも一緒にパラパラ。
BBC元気っす(日本)
日本のおばさまたちが大集合!リーダーは満89歳だとか。キラキラきらめくカラフルなスパンコールの衣装に身を包み、「まだまだ~まだまだ~」とダンシング~。後ろの韓国の男の子が一言「日本のおばさんたちもすごいね~」。
掃除ダンスチーム「ANAC」再登場!(日本)
先ほど、音楽がでずに公演できなかった掃除ダンスチームがどこからか再登場!「掃除ダンス」って一体?!と思っていると、なんとも予想外に(失礼)、いやほんとに息もぴったり、韓国の伝統舞踊をはじめ外国の踊りを組み込んだストリートダンスに観客も大声援!すばらしい~。
よさこい隊(日本)
Ya!(日本)
みんな一緒にダンシング~
ふくよ連
福岡からやってきた「ふくよ連」は踊りを通じてたくさんの人との交流を深めようというグループ。こちらはお昼にマロニエ公園で踊っていたのをナビも見ました。人だかりの中で踊りながら地元の人とも交流を図ったり、疲れ知らずの方たち~。
ソウルジャパンクラブ
ソウル在住の日本人を中心にSJCの皆さんが大集合~!半被を着てる人もいれば浴衣姿の方も。お子さんからパパ、ママまで皆さんアリランの音楽に合わせてダンシング~。
秋田県竿灯
〆は秋田県竿灯。昨年はこの後にねぶたが待ち受けてましたが、今年はこれがオーラス。重さ50kgもある竿を持って移動するという、なんとも職人技。先頭に立つなまはげはフラッシュ攻撃でもうスターのよう。遠くで見ていた人も、倒れそうになると「あ~あぁぁぁ・・・」。ヒヤヒヤしながら迫力満点。暗闇に光る明かりもキレイでしたぁ。
いかがでしたか?日本にいても一度にこんなにたくさんの芸能団の公演を観ることってなかなか難しいですよね。伝統衣装に化粧、そして掛け声に踊り!地元の人も日本の文化を身近に感じられるお祭りだったと思います。でも1つ残念だったのは、パレードの進行。交通止めにした通りを練り歩く間中、各グループの踊りを楽しめるのではなく一部のグループは特設のVIP席前と公演舞台の2ヶ所だけで披露するので、通り沿いで待ち構えている地元の人たちはよく見えず・・・十分に楽しめなかったかなぁと。またパレードといえば今回出演したグループが休みなく次々と現れて会場全体が盛り上がる~と思っていたところ、グループごとの間があきすぎて、ちょっと間延びしていたかなぁとも。来年はもっともっとお祭りが盛り上がることを期待して!皆さんほんとにお疲れ様でした~。以上、ソウルナビでした。
関連タグ:日韓おまつり

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-09-29

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