大学入試

大学受験の登竜門

2001年度の大学修学能力試験(日本でいうセンター試験のようなもの)が、11月15日、韓国全域で行われました。大学への登竜門でもあるこの試験、毎年遅刻してパトカーや救急車で受験会場に運ばれる受験生がいることでも有名です。この日ばかりは白バイもただの受験生輸送手段として堂々と用いられます。
そして、もう一つ面白いのが、クラブの後輩による応援合戦。受験生たちにはかなりいい迷惑?追っかけのように、名前の書かれたカードや垂れ幕を掲げた後輩たちの熱い声援が、受験生の緊張や不安を和らげてくれるのかも。情を重んじる、韓国らしい伝統(?)ともいえますね。
また、韓国語で、受かる、とひっつくの発音が同じため、学校の門に餅やアメをひっつけて行く受験生父兄母のすがたも見受けられました。餅にでもすがりたい親心(?)は、韓国も日本も同じです。でも、このアメ、除去するのがまた大変で、ガードマンが常に見張っているため、ガードの手薄な朝早くにひっつけて帰る人が多いようです。
受験生の神経を刺激しないようにひっそりと合格を願う日本と、家族、学校全体でそれこそお祭りのように受験生を声援する韓国。それぞれ性格が出ていて面白いと思います。以上、大学入学試験会場から、ソウルナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2000-11-15

ページTOPへ▲

その他の記事を見る