「平和と希望の守り神、羊」展示会 【2003年】

羊と一緒に記念写真を撮って、新年の願いごとをしてみてね~!!!


こんにちは、ソウルナビです。もう2003年も数日経ってしましたが(^^)・・・2003年がみなさんにとって素晴らしい年になりますようにお祈り申し上げますm(_"_)m。さて、今日は2003年未年を迎えるにあたって国立民俗博物館で「平和と希望の守り神、羊」展示会を開催しているという情報を聞きつけ、ソウルナビはさっそく取材に行ってきました。さまざま羊の絵を観賞しながら2003年という新しい年を迎えるというのもなかなかオツなものでしょう?それでは今からナビと一緒に羊飼いの少年になってレッツゴー(^^)!



癸未(みずのとひつじ)年が平穏で平和な1年になりますようにと祈願して企画!
「平和と希望の守り神、羊」展示会は癸未年(2003年)の未年を迎えるにあたって、私たちの先祖の生活における羊の持つ純朴で平和の象徴のようなイメージを資料や漫画で表現したものなんだそうです。また今回の展示会は今年の干支「羊」をテーマに、羊の持つ象徴的なイメージを再認識する場となるように、そしてさらに癸未年にあたる今年、2003年が平穏で平和な1年になるようにと祈願して企画されたそうです。展示会は2003年2月24日(月)まで、国立民俗博物館第3館出口附近で開催されますので、景福宮(キョンボックン)や国立民俗博物館に行かれる方は是非お立ち寄りくださいね~!!!それでは今から展示の内容を一つ一つチェックしていきましょう。

*導入部 : 今回の展示会のねらい、未年に起こった出来事、未年の人の運命−未年に生まれた人は性格が温順で沈着、欲がなく、他人に尽くす博愛主義を実践!学問に臨む時には自尊心が強く、無欲で学問に専念し、高いレベルにまで至るとのこと!逆に短所は小心で意志が弱く、消極的で、情に脆い・・・と指摘されています。未年のあなた!いかがですか(^-^a?

*第1部 : 資料で見る羊−羊は犬の次に飼いならされた家畜で、特に遊牧民族にとっては衣食住をはじめとして日常生活に必要な物を提供してくれる大切な動物です。これを裏付けるかのように、羊はその種類も使い道(毛、肉、乳、皮)によって分類されるんですって!

*第2部 : 漫画で見る羊−羊に関連した話、ことわざ、夢などを漫画で説明しています。そのうちの一つを紹介してみますと・・・高麗(918~1392年)時代の将軍、李成桂(イ・ソンゲ)の夢の中にモコモコした1頭の羊が出てきました。李成桂はその羊を捕まえようとし、ようやく羊を捕まえた次の瞬間、突然羊の角と尾が落ちるという奇妙な夢を見たんだそうです。李成桂はすぐに当時最高位の高僧と名高い無学大師を訪ねてこの夢の話をしたところ、無学大師は喜ばしいことだと大いに祝ったとか。李成桂がその理由を尋ねてみたところ、無学大師は漢字の「羊」という字から角「/」と尾「|」が落ちれば「王」という字になると解釈。その解釈はまもなく現実となり、李成桂は朝鮮(1392~1910年)を建国することになり、最初の王(太祖[テジョ]、第1代王、1392~1398年在位)になったと・・・ま、こういうわけなんです!みなさんもいい夢をたくさん見てくださいね(^-^)~!

*第3部 : 暮らしの中の羊−羊は遊牧民族によって家畜化された動物。ですので農耕民族である韓国ではたくさん飼育されてはいません。先史時代の出土品からも羊と関連した物品は出ていないことから、三国時代になって中国との交易を通じて韓国に導入されたものと推測されています。


*第4部 : 羊と一緒に暮らしの中へ−羊と記念写真を撮って、新年の願い事をしてみてはいかがでしょう(^^)?



昔から人間の未来は十干十二支の運行に影響を受けていると信じてられていました。そのうち羊(未)は十二支の8番目の動物で月を代表する神とされ、時間は13~15時、方向は南南西を意味しています。未年を迎えた今年、ほんの少しでも羊について考えてみるのもいいのでは?ただ今回の展示会、国立民俗博物館第3展示室の出口部分、約20m程の小さなスペースで開催されているのですが、ほとんどがハングルのみの説明で、ちょっと残念でした。
それでは、国立民族博物館第3展示室出口からソウルナビがお伝えしました。


「平和と希望の守り神、羊」

  • 期間 : 2002年12月25日~2003年2月24日(月)
  • 時間 : 9:00~16:00
  • 休館日 : 毎週火曜日
  • 料金 : 25歳以上1,000ウォン、6~24歳500ウォン、6歳以下無料(景福宮&国立民族博物館入場料)
  • 場所 : 国立民俗博物館 第3展示室入口と出口
  • 主催 : 国立民俗博物館
  • 問合せ先 : 02-734-1346、02-720-3137

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2003-01-13

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