ナビ合同企画第6弾!各ナビのバレンタイン!

2月のビックイベント?!バレンタインデー大比較!

韓国編

バレンタインデーってどんな日?
韓国ではホワイトデー、ブラックデー、イエローデー、キスデー、ローズデー・・・と1年中さまざまなイベントデーがあります。中でも2月のビッグイベントといえば、バレンタイン!韓国も女の子が好きな男の子にチョコレートをプレゼントする慣習は日本と同じ。また会社の上司や同僚など普段からお世話になっている男性や、お父さんや兄弟などにチョコレートを贈る、日本でいう義理チョコもあるよう。一つ違うといえば、バレンタインデーのプレゼント。主役はチョコでも、デコレーションやラッピングがすっごく派手なものがたくさん!
バレンタインデーの街のようす
バレンタインデーが近づくと、街はバレンタインの甘~い想いと同じくらい甘い?チョコレートや手作り用のラッピンググッズなどで溢れかえります。お菓子屋さんやチョコ専門店はもちろん、デパートや市場、ディスカウントストア、コンビニなどのほか、チョコレートと全く関係ないお店もバレンタイン用のプレゼントを扱うところも。バレンタインデー当日は、大きなカゴや花束、チョコの入った紙袋を持った彼氏・彼女たちが午後ぐらいから街に繰り出します。そしてディナータイム前後には学生街・繁華街を中心にラブラブカップルたちでいっぱいに~!
バレンタインデーの贈り物は?
断然多いのがチョコ。 といっても、街でよく見かけるのはプレゼント用の派手なラッピングのパグニ(カゴ)。中にはチョコレートのほか、お菓子、ぬいぐるみなどがいっぱい詰まっています。そのほか本格チョコレートを買う人もいますが、 数ヶ月前から用意した手作りチョコをプレゼントしたり、市販のチョコレートをテープで張っつけてハート型にしたり、特に学生たちは工夫の凝らし方も個性的。また最近はチョコ以外に服、下着、ファッション小物などカップル用のプレゼントアイテムがショーウインドーを飾ることも多く、バレンタインデーのプレゼントも多様化しているよう。
バレンタインデーの人気デートスポット
バレンタイン当日が平日か?あるいは休日かによっても違うようですが、平日の場合は街のレストランや高級レストランなどで食事をするカップルが主流。また休日の場合は漢江遊覧船や63ビル、Nソウルタワー(南山タワー)など景色を楽しめるスポットに行ったり、映画を見たりとデートを楽しみます。

街角インタビュー!
キム・イェリム(19歳、学生、彼氏なし)、イ・ユジン(19歳、学生、彼氏あり)
明洞で出会った、今年の2月に高校を卒業するという女の子2人組。

Qバレンタインデーって?
イェリムさん:好きな男の子に告白する日、チョコレートをプレゼントする日ですね。でも、うちらの間では仲良しの女友達にチョコをあげたりすることもよくありますよ。

Qバレンタインデー、誰に何をあげる?
−今までバレンタインデーにあげたものは?
イェリムさん:まだ1回もないです。
ナビ:2人とも?
ユジンさん:はい。わたしは彼氏はいるんですけど、今軍隊に行っててほとんど会えないし…。でも軍隊に行く前もチョコレートとかあげたことないかも^^;
ナビ:周りの友達はどう?
イェリムさん:周りの子はけっこうお金も時間もかけて、バレンタインデーの大きなカゴを好きな子にあげたりしてますよ。中身もぜんぶ手作りで。
ナビ:予算はどれぐらいなのかな?
ユジンさん:だいたい10万ウォン(約11,100円)ぐらい。周りの子も少しずつお小遣い貯めて、だいたいソレぐらい掛けてます。15万ウォン(約16,700円)ぐらいの子もいるかな。

Qバレンタインデーの過ごし方
−バレンタインデーはどんな風に過ごしたい?
ユジンさん:いつも特にバレンタインデーに彼氏とデート、なんてしたことがないけど、もし彼氏がいたら、フツーに映画みたり、オシャレなレストランでご飯食べたり、そんなデートをしたいですね。
ナビ:今年のバレンタインデーも予定なし?
ユジンさん:ええ。彼が軍隊にいるから…友達と一緒に遊びますっ。
イ・ミンジさん(19歳、学生、彼氏いる暦4年)&キム・ジョンシン(19歳、学生、彼女いる暦4年)カップル
光州(クァンジュ)から遊びに来たという美形カップル。この2月に高校を卒業するという2人は付き合って4年目。

Qバレンタインデーって?
ミジンさん:好きな男の子に告白する日、カップルだったらチョコレートをプレゼントする日ですね。

Qバレンタインデーのプレゼントは?
ミンジさん:…(っと彼女が黙っていると)
ジョンシンさん:(彼氏が)こんなでかいカゴに手作りのチョコをいっぱい詰めてくれました。今でも家に飾ってありますよ。
ナビ:もしかして、もったいなくて中身を食べずに?
ジョンシンさん:(笑)いえいえ、中身は食べましたよーー。でも包み紙はまだとってあります。
ナビ:そこまで大事にしているということは?!それから付き合い始めたとか?
ミンジさん:いえ、わたしたち付き合って4年経つんです。そのチョコレートをあげたのは2年前。去年は…なにもしなかったね(うなずく彼…)。高3だったから勉強に忙しくて、そんな余裕なかったし。
ナビ:だいたい予算はどれぐらいで?
ミンジさん:インターネットで手づくりチョコ用のチョコレートが売っていて、それは1万ウォン(約1,110円)ぐらいなんですけど、カゴが高いんです。小さめのカゴでも4~5万ウォン(約4,500~5,600円)ぐらいしちゃいますから。

−イチバン高価なもの、ちょっと変わったものは?
ミンジさん:特に変わったものはないです。その大きいカゴがイチバン高かったかな。

−お返しにもらったものは?
ミンジさん:そうだ!砂糖を溶かしてイニシャルとメッセージを描いたものをくれました。食べられなかったんですけど、うれしかったですよ。

−今年は何を贈る予定?
ミンジさん:秘密です。
ナビ:もちろん彼にですよね?
ミンジさん:だから秘密です!

Qバレンタインデーの過ごし方
−今年のバレンタインデーの予定は?
ミンジさん・ジョンシンさん:特にまだ決めてません…
ナビ:ソウルの定番のデートスポットに行かれたりは?
ミンジさん:ぼくたち光州から遊びに来ているんで、ソウルはよく知りません…。地元で楽しむ予定です。
キム・サンヒさん(28歳、学校の先生、彼氏いる暦300日)
明洞ミリオレ前でインタビュー。仕事帰りに伺いました~。

Qバレンタインデーって?
サンヒさん:そうですね。女の子が男の子に思いを伝える告白デー、ですね。

Qバレンタインデー、誰に何をあげる?

−今まで贈ったものは?
サンヒさん:今までいろんなものを贈ったけど、学生のころは時間もあるし、思いもそれだけ強いし、手作りチョコをあげてました。予算はだいたい4~5万ウォン(約4,500~5,600円)ぐらいだったと思います。
ナビ:最近は?
サンヒさん:学生時代は食べ物中心でしたけど、だんだん年を取るにつれて、食べ物より実用的なものをお互い望むようになって…。最近は服やアクセサリーなんかを贈ることも多くなりましたね。でもバレンタインデーなので、一応5千ウォン(約560円)程度のチョコも一緒にプレゼントしますけど。予算は服とかになると、やっぱり10万ウォン(約11,100円)ぐらい掛かっちゃいますね。

−イチバン記憶に残っているものは?
サンヒさん:手作りのイチゴチョコレートです。生のイチゴ一つ一つに溶かしたチョコレートを掛けて、それを冷蔵庫で冷やすと次の日にはイチゴチョコレートになってとってもおいしいんです。これは人気ありました。

−お返しにもらったものは?
サンヒさん:もともとホワイトデーってキャンディーを渡すようになってますけど、あんまり食べないので、最近は服やカバン、アクセサリーなんかをもらいます。

−今年は何を贈る予定?
サンヒさん:今年は財布を贈ろうかなと思ってます。時間もないし、市販のお手頃なチョコと一緒に。

Qバレンタインデーの過ごし方
−毎年バレンタインデーはどんな風に過ごす?
サンヒさん:学生時代は漢江遊覧船や南山タワーなんかの定番のデートスポットによく行ったんですが、毎回行ってられないですしね。お互い忙しいので、当日は会えないこともあって、そんなときは週末にデートします。私たちの場合は、高級レストランに予約して行くというより、ウワサのグルメ店を探して行って、行列ができていても待って食べたり、とにかく「美味しいもの」を食べるのが大好きです。そのほか映画を見たり、コンサート・ミュージカルを見たり、ショッピングしたり。時間のあるときは、一緒にソウル郊外に旅行に出かけたりもよくしますよ。

−今年のバレンタインデーの予定は?
サンヒさん:まだ特に具体的に計画してないですけど、今年もおいしいお店を調べて食べに行くんじゃないですかね。

Qバレンタインデーのエピソードなどあれば?
サンヒさん:さっき話したイチゴチョコレートですが、バレンタインデーの当日、家で100個作ってカゴに入れて、仕事帰りに彼に渡そうと会社の冷蔵庫に入れていたんです。そしたら、会社の人がおいしい、おいしいって少しずつ隠れてそのチョコレートを食べていたみたいで…。仕事が終わって、さあ彼氏に持っていこうと思ったら、カゴに残っているのはたったの10個(ひどいでしょっ)!!私も忙しくてまったく気がつかなかったんですけど、結局、急いで他のチョコレートを買って彼に渡して…でも残った10個を一緒にあげたら喜んでくれました。

香港編

バレンタインデーってどんな日?
広東語では「情人節(チェンヤンチッ)」と呼ばれるバレンタインデー、日本では女の子が好きな男の子に告白をする日ですが、何事にも男女平等なここ香港では男性から女性へ愛の告白もOK。というより、こっちの方がメインかも。彼女を喜ばせるために、高価なプレゼント、バラの花束そしてキャンドルディナーの予約などなど、香港人男性にとってはとにかく大忙しの一日。一方女性にとっては、彼氏がどれだけ自分を愛してくれているかを再確認する日?なのです。周りの目を気にせずラブラブモード全開の香港人カップルが、街中に溢れるバレンタインデー。彼氏、彼女のいない一人身にはかなり堪える日でもあります。
バレンタインデーの街のようす
香港にも欧米と同様にバレンタインデーにはチョコレートやクッキーを贈る習慣がありますが、日本のように「必ずチョコレートを贈る」という決まりはありません。高級スーパーやデパートではバレンタイン用チョコレートのブースが現れますが、義理チョコを贈る習慣はないため全体的にチョコレートの数や種類は少なめ。それより花屋さんやジュエリーショップがこの時期大繁盛です。花屋はバレンタインデーで1年の売り上げの半分を上げると言われるほどで、値段も通常時の何倍にもなります。レストランでは二人用のバレンタインセットディナー、ホテルではビュッフェディナー付ステイプランを用意し、日本ほどではないもののバレンタインデー商戦が加熱します。
バレンタインデーの贈り物は?
香港のバレンタインデーの贈り物といえば、やっぱり花束!男の子は彼女の働くオフィスに花束を届けることが恒例行事のようになっています。彼女もちろん花束が届くことを期待し、「こんな花束を贈ってね」と事前に花の種類まで注文する女の子もいるとか。また夕方オフィスビルの下には彼女が降りてくるのを、花束を抱えて健気に待っている男の子たちの姿も。花束だけではなく、アクセサリーや手作りグッズを合わせて贈る男の子も少なくありません。女性にとっては女王様になったようなバレンタインデー。ちょっと気恥ずかしいですが一度はこんな気分を味わってみたいですね。
バレンタインデーの人気デートスポット
今年のバレンタインデーは平日なので、仕事帰りにレストランで食事をするカップルが多そうです。食事の後は映画やショッピングに繰り出すパターンが一般的。わざわざ休みを取って、オーシャンパークやディズニーランドへ出掛けてデートを楽しむカップルもいます。

街角インタビュー!
ミッキー・マックさん(19歳、事務、彼氏あり)

尖沙咀で出会った初々しいOLさん。高校時代からの彼氏と付き合って3年目。彼氏は現役の大学生だそうです。

Qバレンタインデーって?
彼氏と一緒に過ごす日。プレゼントを交換したり、一緒に食事したり、とにかく二人で過ごす誕生日の次に大切な日です。

Qバレンタインデー、誰に何をあげる?
−今までバレンタインデーにあげたものは?
ミッキーさん:手作りのものが多いかなー?今年は手作りケーキをあげるつもりです。
ナビ:自分でケーキを作るんですか。作り方はどこで勉強したのですか?
ミッキーさん:ケーキ教室に通っているんです。
ナビ:1回のレッスンって一回いくらぐらい?
ミッキーさん:材料費を含めて250香港ドル(3,500円)ぐらいかな。

Qバレンタインデーの過ごし方
−バレンタインデーはどんな風に過ごしたい?
ミッキーさん:彼氏と一緒におうちでご飯を食べて、プレゼントを交換して、その後はケーキを食べようかなと。
ナビ:外食じゃなくて、おうちでキャンドルディナーなんですね。
ミッキーさん:ええ。バレンタインデーはどこのレストランもセットディナーしかやってなくて。それにとっても高いし…。彼氏がまだ大学生だからあまり贅沢はできないんです。
エリック・チョイさん(33歳、マーケティング、結婚3年目)&マギー・ウォンさん(33歳、秘書、結婚3年目)夫婦
中華レストランで出会った夫婦。5年間の交際の後、3年前に結婚。

Qバレンタインデーって?
エリックさん:妻と一緒に過ごす日です。私が妻にプロポーズした日でもあります。
マギーさん:えっと…いつもとあまり変わらないですね。彼とは毎日会えますから。

Qバレンタインデー、誰に何をあげる?
−今まで贈ったものは?
エリックさん:毎年必ず花束をオフィスに贈ります。それにダイヤの指輪とか、いろんなアクセサリー。女性ってそういうものが好きですからね。あと、彼女はキティちゃんが大好きなので、キティちゃんグッズもよく贈りました。
ナビ:お花って大体いくらぐらいかかるんですか?
エリックさん:600~800香港ドル(8,400~11,200円)ぐらいですね。
マギーさん:去年は彼の時計が壊れたから、ペアで時計を買って贈りました。
ナビ:どのブランドの時計を贈ったんですか?
マギーさん:ロンジンでした。
ナビ:ちなみに、おいくらでしたか?
マギーさん:ペアで6000香港ドル(84,000円)くらいでした。

−今年は何を贈る予定?
エリックさん:(ナビにこっそりと教えてくれました)彼女には秘密だけど、今年はキティちゃんの形にアレンジした花束とキティちゃんの絨毯。彼女の誕生日も2月だけど、その時はまた別にブレスレットやピアスをあげるつもり。
マギーさん:彼の好きな料理を作ってあげようと思っています。プレゼントは時計以外のものかな…まだ決めていません。

Qバレンタインデーの過ごし方
−今年のバレンタインデーの予定は?
エリックさん・マギーさん:まだわかりません…。平日だから会社の都合にもよりますね。
ナビ:外出する予定は?
エリックさん:街中人だらけだから、あまり行きたくないんです。家で食べるか、ホテルのビュッフェでもいいかな。
ロスコー・ヨーさん(27歳、マーチャンダイザー、彼氏いる暦8年)
ホテルフロントオフィスに勤務中の笑顔が素敵なロスコーさん。現在の彼とは今年で8年目だそうです。

Qバレンタインデーって?
ロスコーさん:私たちだけのスペシャルデー。毎年必ずどこかに出かけておいしいものを食べています。

Qバレンタインデー、誰に何をあげる?
−今まで贈ったものは?
ロスコーさん:今までいろんなものを贈ったけど…。去年はNDS(ニンテンドーDS)を彼氏にプレゼントしました。彼は最近カメラに興味があるみたいで写真関係のブログをよく覗いているから、今年はカメラにしようかなと。

−予算はいくらぐらい?
ロスコーさん:だいたい約2000ドル(28,000円)かな。

−彼からどんなものを今まで贈られましたか?
ロスコーさん:去年はコートをくれたんですよ。ずっと欲しかったけど高いから買おうかどうかずっと迷ってて。最後は彼が買ってくれました。

Qバレンタインデーの過ごし方
−今年のバレンタインデーは何をする予定?
ロスコーさん:レストランを予約しました。ステーキレストランです。夜ご飯を食べたら家に帰ってゆっくりDVDを見ます。

−どんな映画を見る予定?
ロスコーさん:彼がクリストファー・リーヴの「ある日どこかで」を買ったので、それを見ようと。

−イチバン記憶に残っているバレンタインデーは?
ロスコーさん:去年のバレンタインデーに、彼と休暇を取って大好きな東京に旅行に行ったんです。日本に到着してすぐにデパートに入ったら、Royceの前で女の子がたくさん並んでいたの。私たちもその列に並んで、おいしそうなチョコレートをお互い買って、二人で交換しました。その夜は日本のテレビドラマのように、寒空の下屋台で熱々のラーメンを食べたんです。大好きな人と大好きな東京でおいしいラーメンが食べられて、とっても幸せなバレンタインデーでした。

上海編

バレンタインデーってどんな日?
中国語でバレンタインデーは「情人節(チンレンジエ)」。もともとは旧暦の7月7日(七夕)が情人節だったのですが、10年くらい前から大陸でも西洋式のバレンタインデーがさかんになり、今ではすっかり定着。ただし、こちらでは男性から女性へ贈り物をします。また、意中の男性がいる場合は女性からプレゼントを贈っても可。ホワイトデー(白色情人節)は、あることはあるけれど、まだあまり根付いていないようです。
バレンタインデーの街のようす
バレンタインデーの習慣が定着したとは言っても、日本のように派手なチョコレート商戦がくりひろげられるわけでもない上海。ここ数年やっと高級レストランでバレンタインデーの特別ディナーなどを打ち出すようになってきましたが、それも外国人をターゲットにしたものがほとんど。しかも中国では一大イベントである春節(旧正月)と微妙に時期が近いため、バレンタインデーはイマイチ影が薄い感じが否めません。当日になって、なぜか街中に花束があふれてる気がするなぁ・・・と思って初めて気づいたりすることも。
バレンタインデーの贈り物は?
一番人気なのはバラの花束!1本なら「一心一意」(一途な愛)、99本は「長長久久」(永遠の愛)など本数にも意味があり、また年齢と同じ分だけ贈る場合もあるそう。当日はバラの花の値段がふだんの何倍にもなるのですが、それでも愛しい彼女のため!奥さんのため!それともメンツを保つため?男性たちはバラを買いに走ります。バラ以外に最近では、チョコレートの花束、クマのマスコットの花束などが若い子の間で流行っているそう。他にも、ぬいぐるみ、香水、アクセサリー、携帯電話など、金額はまちまち。いわゆる「義理チョコ」を仲の良い異性の友達にあげたりもします。
バレンタインデーの人気デートスポット
バレンタインデー当日の夕方は、オフィスビルの下まで花束を持って彼女を迎えにきた男の子たちの姿が見られます。上海の場合、地元っ子はバレンタインデーだからといって特に豪華なディナーを楽しむということはあまりないよう。普通に食事をしてから映画を見るなど、普段通りのデートをして過ごすんだそうです。外灘や浦東の夜景が見える高級レストランは、クリスマスと同様、外国人カップルたちが押し寄せます。

街角インタビュー!
Becky (23歳、財務アシスタント、彼氏いる暦 半年)

上海人のベッキーさん。写真は去年の夏に付き合い始めたばかりの彼氏と、杭州の西湖で撮った記念の一枚。

Qバレンタインデーって?
−今までバレンタインデーに彼へプレゼントしたことは?
Becky:自分がもらうだけじゃなくて、もちろん私からも心のこもった贈り物をしますよ。

−周りの友達はどう?
Becky:友達も同じだと思うけど、こういう記念日っていろいろあるから、みんなどうしてるのかよくわからないです。彼氏がいなければ、女の子同士で出かけて、ショッピングして過ごしたりもします。

−今年は何をあげるの?予算はどれぐらい?
Becky:4つ年上の彼へのプレゼント、何にするかまだ決めてないけど・・・。たぶんお財布かネクタイ、それとも手作りのお弁当か夕食もいいかも?

Qバレンタインデーの過ごし方
−バレンタインデーはどんな風に過ごすの?
Becky:外でご飯食べて、映画を見るくらいですね。今年はもしかしたら2人で一緒に家でご飯を作って食べて、その後はやっぱり映画を見に行くと思います。
Angela (26歳、営業、彼氏いる暦 1年半)、Jeffrey (26歳、旅行ガイド、彼女いる暦 1年半)
上海ナビのレポーターでおなじみのアンジェラと、初登場のボーイフレンド ジェフリーさん。おふたりは、今年11月にめでたくゴールインの予定!

Qバレンタインデーって?
Jeffrey:奥さんや彼女に愛を伝える日。
Angela:特別な意味はないわ。だって恋人がいれば、毎日がバレンタインデーだもん!私たちにとっては、お互いの誕生日や恋愛記念日のほうが重要。そして今後はもちろん、結婚記念日もね♪

Qバレンタインデー、誰に何をあげる?
−今までバレンタインデーにあげたものは?
Jeffrey:花と・・・それから自分!自分自身を捧げることが一番のプレゼントだよ。
Angela:私は何もあげたことないわね。女の子からはあげなくていいのよ~。

−周りの友達はどう?
Angela:花はやっぱりバラが一番多いけど、例えば付き合ってしばらくして彼女の好きな花がユリって分かったらユリでもいいし、他の欲しいものを贈ってもいいし。

−予算はどれぐらいなのかな?
Jeffrey:だいたい500元(約7,650円)くらい。

−今までにバレンタインデーにもらって一番うれしかったプレゼントは?
Angela:昨年彼が花と一緒にくれたラブレターです。

Qバレンタインデーの過ごし方
−バレンタインデーはいつもどんな風に過ごす?
Jeffrey & Angela:食事して、映画を見る!

−今年の予定は?
Angela:まだ考えてなかったわ。彼が旅行ガイドをしているので、当日の夜に仕事が入ってなければ一緒に過ごすと思うけど。
Jeffrey:どう過ごすかは、ナイショ!
Roy (30歳、アパレル会社経営、彼女いる暦 1ヶ月)
ファッションフリークのロイくんは、ひとつ年上の彼女と付き合い始めたばかりでラブラブ恋愛中♪

Qバレンタインデーって?
男の子は彼女にバラの花束を贈り、女の子は彼氏にチョコレートをあげる日。

Qバレンタインデー、誰に何をあげる?
−今までバレンタインデーにあげたものは?
Roy:いつも必ずバラの花束をあげるよ。花以外にもプレゼントをすることがあるけど、それはその時の経済状況や付き合いの度合いにもよるなぁ。僕の場合は、ブランドものとか高価なプレゼントは、誕生日にあげることが多いかな。

−周りの友達はどんな感じ?
Roy:周りのみんなも、やっぱりバラの花だね。僕の友達はファッション業界が多いので、花にプラスして何か一緒に贈るなら、有名ブランドの時計やバッグ、リングなどが多いよ。
−予算はどれぐらい?
Roy:バラの花だけなら、大体いつも数百元くらい。他はケースバイケース。

Qバレンタインデーの過ごし方
−バレンタインデーはいつもどんな風に過ごす?
Roy:一緒に食事に行くよ。上海の場合、お金に糸目をつけなければ、外灘3号みたいなゴージャスなところに食べに行ったり、高級レストランを借り切って2人だけのディナーを楽しむことだってできちゃう。全ては男の経済力次第。

−もしかして今年はそんな豪華プランを計画中とか?!
Roy:ナイナイ(笑)。一緒に食事には行くけど。その後の予定?フフッ、それは秘密!

バンコク編

バレンタインデーってどんな日?
2月半ばのタイというと、1年で一番暑い4月に向けて気温と湿度がぐんぐん上昇していく時期。雪の降りしきる中、白い息を吐きながら憧れの男の子を待つ乙女…という冬のイメージからは程遠い、南国タイのバレンタイン、チョコが燃え上がる愛ではなく普通に気温で溶けそうです(笑)。
もちろんタイでも、バレンタインデーが好きな人に秘めた想いを告白する日であることには変わりないのですが、「好き」を広い範囲で捉えているようです。“女の子”“チョコ”という固定観念はなく、男の子が女の子にプレゼント&告白をするパターンも一般的。さらに女の子は、普段から腕を組んだりスキンシップが多い友達同士でもチョコや小物を交換します。
バレンタインデーの街のようす
各デパートに赤とピンクの洪水のような専用の売り場ができるのを合図にバレンタインムードが高まりだすのは、中国正月が終わってから。それにさきがけ、問屋街サンペーンなどではぬいぐるみやハート型ストラップや造花など、バレンタイングッズの大放出が始まります。また、生花の卸売り市場として有名なパーククローン市場では、この時期花、特にバラの値段が高騰。書店には「想い人のハートを射止める方法」などといった、恋愛に関するハウツー本も並びます。
バレンタインデーの贈り物は?
チョコレートをはじめ、ぬいぐるみや写真たてや花束など、プレゼントはいろいろ。ハートやキャラクターのついたラブリー系が主流で、日本人的感覚ではちょっと気恥ずかしくなってしまうような『アイラブユー』のメッセージ入りのものがポピュラーです。一方、バラの花を1輪だけ贈るのが、手軽でちょっと粋な告白だと思われていたりもします。小学生の間では、ハート型のシールを相手の服にぴっ!と張って「好き♪」のしるしにする、という可愛らしいことが流行っています。
バレンタインデーの人気デートスポット
ロマンチック至上主義!のタイ人。高層ホテルやチャオプラヤー川沿いなど夜景が綺麗な場所にあるレストランやバーは、いわずもがなの人気デートスポット。イタリアンや西洋料理とワインがあればパーフェクト!でも、普通のデートプラスプレゼント、というプチ贅沢派も多いみたいです。

街角インタビュー!
ピック君(18歳、学生・工学部、彼女なし) ナンちゃん(18歳、学生・文学部、彼氏なし)

名門チュラロンコーン大学の学食でキャッチした二人。カップルかと思ったら違いました。

Qふたりとも今は恋人いないんだよね、これまでにきゅんとしたバレンタインエピソードはある?
ナン:中学生のときに、教室に入ったら机の上にバラの花束が置いてあって…。結局誰からかは分からなかったんですが、どきどきしました。
ピック:僕は男子校だったから、そういう可愛いらしい話はないな~。

Q恋人ができたら何をプレゼントする?
ナン:ペアリングがいいな、いつでも私を思い出して欲しいから。
ピック:なんでもいいから、何か自分で作ったものをあげたい。あと、口下手だから、手紙を書く。

Qどんなバレンタインの過ごし方が理想?
ナン:夜景が綺麗な雰囲気のいい場所を一緒に散歩したいな。
(ピック君、「ここ(大学)も夜は真っ暗で雰囲気いいぜ~?」と茶々を入れてうるさい!と怒られる。)
ピック:豪華じゃなくていいから、おいしいものを一緒に食べに行きたいです。それって忘れられない思い出になると思う。

Q告白は、したい?されたい?どんな言葉で?
ナン:え~!やっぱり自分で言いたいな。「君は最高の男の子だよ!」とか。
ピック:じゃあ僕は「君は最高の女の子だよ!」(ナンちゃん、真似しないでよ!と怒る。)
…というのは冗談で、僕は恥ずかしがりやだから女の子から言って欲しいです~。

付き合っちゃえばいいのに!と思わずにはいられないほど、終始息ぴったりな二人でした。
イムさん(32歳、フォトグラファー、新婚3か月) ティックさん(31歳、オフィス勤務、新婚3か月)
休日のシーロム通りでキャッチした新婚さん。ペアルックのTシャツが目立っていました。

Q新婚さんなんですか!バレンタインデーに対して特別な思い入れはありますか?
ティック:う~ん、学生の頃は1年で誕生日の次にドキドキする日でした。でも働き出してからは彼の休みが取れないこともあるし、そうなると普段どおり。もうあんまり特別な日という思いはないですね。そうだ、わざわざバレンタインデーにバーンラック区(ラック=愛)で婚姻届を出すカップルもいるって聞いたことがあります。すごいですよね。
イム:まとまった休みが取れたら、必ず海に旅行に行くんです僕たち。
ティック:それが幸せだよね~。何もバレンタインデーじゃなくても、1日を特別な日にするチャンスはいくらでもあると思ってます。

Qこれまでにプレゼントしたものは?
ティック:出会ってから7年になるんですけど、私は毎年、クッキーとかチョコとかささやかだけど何かしらあげてるよね。イムはくれたことないけど?
イム:プレゼントに金をかけるなんて無駄だ!
ティック:そうそう、何年か前にサプライズでイムの職場に花束を送ったことがあったよね!
イム:おう、あれは金の無駄だった!(と言いつつ口元がほころぶ)

Q今年はどう過ごすんですか?
ティック:どうしようか?食事にでも行く?
イム:俺が作るほうが旨いから!好きな音楽聴きながら家でゆっくりしようぜ~。

仲のよさがひしひしと伝わってくるカップルでした。いつまでもお幸せに~!
アポさん(20歳、学生・美術学科、恋人なし) ジョーさん(20歳、学生・、恋人なし)
サイアムをとても楽しそうに歩いていた、お洒落系男子二人連れ。

Qあなたにとってバレンタインデーとは?
アポ:好き同士だけど気持ちをなかなか伝えられない二人が恋人になるチャンスを与える、いいイベントだと思う。それに恋人同士だったら気持ちを確かめ合ってもっと仲を深められる。ハッピーなことはいいことだ、ふられて悲しい思いをする人もいるけどね。

Q恋人ができたら何をプレゼントしたい?
アポ:「…水槽!熱帯魚を入れて。」
ジョー:「は!?何それ!お前変!」とウケる。
Qこれまでのバレンタインエピソードは?
ジョー: 花を贈ったことがあるけど…、ダメだったな…(とちょっと遠い目)。

Qもし恋人ができたら、バレンタインにはどこに行きたいですか?
アポ: 絶対、夜景の綺麗なところがいい!バイヨークスカイホテルのレストランなんかいいね~!

Qじゃぁ、架空の夜景を見ながらまだ見ぬ恋人に一言!
アポ: (しばし真剣に考えて、真顔で)「今日ここに君がいてくれてうれしい。来年も同じ台詞を言わせてね。」
ナビ:きゃ~、甘~い!参りました~!

インタビューのお願いに快く応えてくれた二人、素敵な出会いがありますように!

台北編

バレンタインデーってどんな日?
日本のように「女の子が好きな男の子にチョコレートを渡して告白する」、という習慣はない台湾。バレンタインデーはもっぱら恋人同士がデートを楽しんでプレゼントを交換する、といった日のよう。なので、義理チョコもありません!しかし、そんな台湾ですが、なんとバレンタインデー(情人節)が3つもあるんです。1つは日本と同じく2/14の「情人節(バレンタインデー)」、2つめは3/14の「白色情人節(ホワイトデー)」、そして3つめは7/7七夕の「情人節」…。政府のイベント事は昔からある七夕情人節に集中しているようですが、若者は2/14のバレンタインデーに重きを置いているようです。
バレンタインデーの街のようす
日本ほどバレンタインムードがない台湾。この時期は旧暦のお正月と時期が重なることも多く、街はどちらかというと春節(旧正月)ムードの方がやや勝っているような…。それでも、バレンタイン1カ月をきったあたりから、ホテル・デパートではバレンタインディナーやバレンタインセールの雰囲気がチラホラ。バレンタインデー当日には、並んで歩くカップルの女の子の腕には大きな花束が…。彼氏によっては彼女の会社に直接花束を贈る…なんていう大胆な愛の表現をしたりするようです。
バレンタインデーの贈り物は?
贈り物の条件は「相手の欲しいもの」がイチバン。女の子だったら、バッグやアクセサリーなどをおねだりし、男の子はファッショングッズやゲームなどをプレゼントしてもらうことが多いよう。この辺は日本と変わりないようです。また、バレンタインデーが近付くとF4など人気アイドルを起用したペアアクセサリーのCMが頻繁に流れ、これも人気のプレゼントの1つです。それと、なぜか街角でよく目につくのが、花束ならぬ熊束。花やチョコレートとクマの縫いぐるみを花束状にラッピングしたものですが、ときに、クマばかりのものに出くわしたりして、ちょっと驚きです。なぜクマか?というと特に理由もなく、ただ単に「かわいいから」だそう…。予算はプレゼントと食事合わせて、学生は2人で2000元程(約7000円)。社会人になると、4000~6000元ぐらい(約13,900~20,900円)だそうです。
バレンタインデーの人気デートスポット
やっぱり、ふだんよりちょっといいものを食べて、夜景を見に行ったり、映画を見に行ったりなどが一般的。社会人になれば温泉に行ったり、車で遠出のドライブに行ったりなど、さほど日本とは大きく変わらなさそう。ただ、社会人にとって2008/2/14は平日。やはり仕事を早目に切り上げて、彼女とドライブやら、食事が一般的みたいですね。お泊りデートは別の日というところでしょうか。学生ならちょうどこの時期は冬休みにあたるので、昼から西門町や市政府あたりで落あって、夜まで一緒なんてダラダラデートが主流でしょう。夜景なら陽明山で夜景を見たり、淡水の情人橋に行ったりなど。意外に101で夜景観賞という意見は多くありません。
残念ながら、イベント時に「中華料理」を食べに行くカップルはあまり多くありません。大体、欧米食や日本食のレストランに流れる傾向が高くあります。でも、二人で仲良く食べれるナベはまだまだ人気。唯一の中華料理でしょうか?(問題は食べきれるかってところかな?)

街角インタビュー!
ポール(学生 台南在住 証券マン 彼女無歴二年)
NAVIが留学中台南で出会った軽いのりの24歳。軽そうに見えるけれど未だに元彼女のことが忘れられない。

Qバレンタインデーって?
彼氏と彼女、つまり恋人同士が一緒に過ごす日、でも男にとっちゃ、結構大変だよ。何せ台湾にはバレンタインデーは三回もあるからね。旧暦7/7の七夕と2/14とホワイトデー。
しかも、ほとんどは男が女の子にサービスする日。欲深いよ女は。でも女のわがままを受けれ入れる懐の広さが男ってもんだけどね。

Q今年のバレンタインはどうする?
どうするって、彼女いないしさ、適当に飲みに行くんじゃないかな。えっそれともその質問は、モシや、おれとデートしてくれるの!?(あなたの予算によって検討してもいいわよ。)

Qバレンタインデー何をする?
えっ、二月のバレンタインどうするかって!?そうだなぁ。好きな子と汽車旅館(ラブホ)にでもいくかなぁ、なんちゃって★まぁ、一般的には泊まりに行ったり、温泉に行ったり、でも今年は平日で仕事があるから、そうすればプレゼント買って食事に行ってって感じじゃない?

−ちなみに予算はいくらぐらい?
その人の収入によってもだいぶ違うけどね。予算は大体5000元(約17400円)ぐらいでしょ。あっ、食事とプレゼントを込めてね。大体は、アクセサリーを送ることが多いかな。あっ、靴と時計はプレゼントしちゃいけないんだよ。靴は「逃げてもいいよ」っていう意味で、時計は「終」と同じ発音だからタブー。鏡を女性に送るのもよくないね。意味はわかるよね!?
後は、梨(=離)とか本(書=輸=負ける)扇子(扇=散)もタブーだよ。

−でも私靴がほしいんだけど、どうすればいい?
そういう時は、彼に買ってもらってから、一元彼に払えばいいよ。一元で買ったということにしておけば、「靴を贈ってもらった」ことにはならないだろぅ!はっははは。でもこれ、昔は本当に行われていたんだよ!

−ちなみに元彼女からプレゼント贈ってもらったことある?
実はさ~元彼女からプレゼントは…贈ってもらったこと一度もないよ~結婚も考えていたのに(-“-)、まぁ、別にいいけどさ。一般的には女の子からチョコレートや小さいプレゼントを贈ってくれるらしいんだけどね。ねぇ、俺の代わりに元彼女に電話して、今までなかった分のプレゼント請求してくれない!?」(やなこった)
エリック(学生 高雄在住 国立大学学生 彼女有歴一年)
アメリカ育ちだけれどもう台湾に住んで7年の25歳。考え方はだいぶ台湾化しているが、それを本人は認めない。彼女は日本人だが台北に住んでいて遠距離…

Qバレンタインデーって?
要するに恋人が過ごす日でしょ。別にどうってことないよ。なんかチャラチャラした感じの日だよね。

−でもアメリカなんかもっと、しっかりお祝いしそうだよね。
そんなことないよ。こんな台湾みたいな商業的な感じじゃないね。まぁ、恋人同士は一緒に過ごすんだろうけどさ…

−それはあなたがアメリカにいた時が高校生だったからでしょ。実際大人のカップルはちゃんとお祝いしてると聞くよ!
はいはい。そうかもね。どうせ俺はお子ちゃまですよ…まぁ、とにかく、おれは流されるのが嫌いなんだ。台湾のデパート戦略のバレンタインはすかん!

−とかいって、旧暦7/7の時だって「俺はどちらかと言えば2/14のバレンタインの方を重視する」って言ってたじゃん。彼女かわいそう!うそつき。
・・・・無視

Q今年のバレンタインはどうする?
はっ、バレンタインになにするか!?俺はアメリカ育ちだから、そんな豪華なプレゼントとかあげないなぁ。しかもまだ学生だしさ。彼女が傍にいたら、一緒に食事して、映画観るか、どこ行くかなぁ、城市光廊とか旗津とか、美術館とか、中山大学のあたりとか…そんなとこじゃない?

−まだ決めてないの?
うーん、遠距離だからねぇ、その日はあえないなぁ。でも旧正月にはデートする予定だよ。バレンタインは電話で終わっちゃうかも。

−プレゼントとかあげないの?
だって、学生でお金ないし、第一、平日で授業あるから台北にはいけないし、どうやって祝おうって感じジャン!?

−それ最低だよ。大体ね、「おかねが無いから、時間がないから祝えない」なんて言ってる男はね、将来お金があって暇があったって、心をこめてお祝なんか絶対しないんだよ。お金や時間を理由に、実際はめんどくさいだけって心で思ってんのよ。あんた、彼女のことちゃんと愛してるの!?自分が好きでいたいだけなんて自己中は通用しないよ。
言われる筋合いはない!そこまで言われるんなら、今年のバレンタインぐらいは、台北にいってやらぁ!みてろ!フン!(どこまで子供なんだか…)

−お花とか贈るの?
えっ、花を送るかって?うーん、台湾は欧米に比べたらあんまりおくらないけど、日本に比べたらあるらしいね。えっ贈ったことあるかって!?うん、あるよ。実はおれの場合は物は贈らず「薔薇の花一輪」がモットーでさ。だって、薔薇の花たくさんあっても、なんか、あの子にも薔薇の花・この子にも薔薇の花って感じで、なんか浮気な感じ。一本にびしっと、自分の気持ちをストイックに決めるのさっ!ハハ」(キザ…)

−薔薇の花束一本とか二本とかそんなに違いがあるの?
一本は自分の心、三本は真実の愛、六本はダブルラブ、そしてこれは中華圏だけだけど99本(999本)のバラの花束は永遠の愛を示すらしい。九九と久久(永く久しくという意味)って同じ発音だからさ。

−今までになにをもらったことがある?
そうだなぁ、そういえばチョコレートを送ってもらったことがあったな。あと靴下とか、帽子とか…。基本的に彼女から高いものは贈らせないよ。

−チョコレートはどうしたの?
もちろん食べたけど…。

−食べたけど??
食べたけど、全部食べれなくて、1、2個食べたら、残りはクラスメイトの男にあげちゃった。

…いや、ほんとサイテーだね。
王さん (30代後半 台北在住 新婚 会社員)
一年半前に、長年の遠距離を乗り越えてとうとう結婚。最近やっと同居できるようになりました。今までと今年は二人でどのように過ごすのかな?

Qバレンタインデーって?
恋人が一緒に過ごす日ですかね。日本と違うところは、日本は女性が好きな人やお世話になっている人にチョコレートを贈り、またホワイトデーに男性がお返しをするっていうことだけど、台湾では、男性が彼女にプレゼントを送るっていうのが定説ですね。
最近ではホワイトデーも祝ったりする見たいだけど、まだまだ少数派。20代の日本文化を愛する若者カップルの間だけではないでしょうか。僕の周りの友達はホワイトデーは祝わないし、それに、結婚しちゃうと、やっぱりバレンタイン自体を祝うことは少なくなってしまうみたいだね。

−ということは王さんも結婚したらお祝いしないんですか?
いやいや、でも、僕は結構特別で、結婚してからもバレンタインを祝っていますよ!ハハハ(ロマンチストだなぁ。奥さん幸せそう!)

−今年はどのように過ごすつもりですか?
はい、2/14の予定は、まだはっきりとは決めていないけれど、妻と高級日本食料亭に行こうと思っています。もしくは、ペットの犬も家族だから、犬も連れていけるレストランもいいですね。休みが取れればいいですが、今のところその日は休みが取れなさそう。そうすると夜にご飯を食べに行くことになりそうです。予算は3000~4000元(約10,400~13,900円)ぐらいかな。ただ、結婚したから、プレゼントは贈らないと思いますよ。そのかわり、誕生日やクリスマス、結婚記念日にはプレゼントは贈っていますよ!
−今まではどんなバレンタインを過ごしていましたか?
もう何年も彼女とは遠距離国際恋愛をしていたから、イベント時に会えた試しはなかったんだけど、その分プレゼントには気を使いましたよ。今まで同じプレゼントを贈ったことはありません!

−でも送ってはいけないタブ−も多くある台湾で、毎回違うジャンルのプレゼントを贈るなんて、頭が痛いところでは?
確かにその分、頭を悩ませるところでもあるんですけどね!それが楽しかったりもするんですよ。その時僕は日本・彼女はカナダと、お互い海外に住んでいて、仕事に追われて、毎日の生活はいつも同じ。起きて会社行ってシャワー浴びて寝る、見たいな?だからこそ、イベントの時ぐらいは彼女の平坦な毎日にスパイスを与えるためにも、やっぱりプレゼントには熱を込めなくちゃいけないんです。もちろんサプライズも忘れませんよ!

−たとえばどんなサプライズをしたことがあるんですか!?
最初にカードや小さなプレゼントを彼女の家に届けて、「今年のプレゼントはこれか!忘れずに海外から送ってくれてありがとう」みたいに思わせておいて、そして、バレンタインデーの当日には再度正式なプレゼント(もっと豪華のもの)を贈ったりとかね!インターネットでバラを注文してカナダまで送るなんてこともしょっちゅうしましたよ。前まではカードもすべて手作りにしていたんです。
(うぅー★やさしぃー★まめな男っていいですね。やっぱり30代後半は落ち着きがある!日本男子も見習ってくれ!)

同じバレンタインデーでも国よって違うんですね。皆さんは今年のバレンタインデー、どうやって過ごしますか?インタビューに答えてくれた彼女・彼・カップルたちみたいに、楽しいバレンタインを過ごしてくださいね!以上、ナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-02-14

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