谷みつのソウル特派員レポート・第１７回「コーヒー牛乳好き？」

韓国に来るまで、私がこんなにコーヒー牛乳好きだとは知らなかった。それに、小学生の頃、瓶牛乳にコーヒー粉末を入れて作った、あの懐かしのコーヒー牛乳の味が韓国にあった事も。
韓国人は、日本人に比べて牛乳好きな気がする。スーパーに行くと乳製品売り場にズラーっと並んだ牛乳・牛乳・牛乳。 白い牛乳だけでも、DHA入り・カルシウム入り・低脂肪・牧場直産、など何種類もある上に、コーヒー味・イチゴ味・チョコ味、その上になんとバナナ味まで。でも、でも、これだけじゃなく、コーヒーやイチゴ味の牛乳に含まれる原乳が何パーセントかによっても様々な種類がある。
私が、いつもお世話になっているのが、200mlの小さな牛乳パックに入ったコーヒー牛乳。値段はスーパーで買うとW300（30円）ほどで、コンビニや売店で買うとW450（45円）前後である（留学生にとってはこのW150（15円）が大きいね……）。ちなみに原乳の割合は40～50％。最低２日に１度はおやつに、食後に、授業の合間に直接パックのまま頂いてます。行儀は悪いけれど、直接パックで飲むのにちょうどいい大きさだし、その方が美味しい気もする。
韓国にも有名な牛乳メーカーがいくつかあって、同じコーヒー牛乳でもメーカーによって微妙に味が違うので、その気分によってメーカーを選んでみてもいいかも（冗談です）。いろんな味を試すのもおもしろいけど、畜産科の友人曰く、この牛乳に原乳がどれほど含まれているか、で選ぶのが良いらしい。
それには、私が飲んでいる200ml、W300ではなく、230ml、W600ほど、高いものではW900の原乳80％高級コーヒー牛乳がオススメ。
イチゴ味は、イチゴ味のチョコレートを牛乳に溶かした感じ。甘ったるい感じもするけれど、飲んでみると案外サラッとしている。
バナナ味は、うーん、バナナです……。 少し化学的な味のような気もするけど、バナナチップと牛乳を一緒に食べるとこんな味がするかもね。
チョコ味は、ココアと同じ味。かなりコッテリめ。甘い。
この味付き牛乳の問題点はカロリー表示が無い事。だからカロリーを気にする人にはあまりお勧めできないけれど、あの辛い韓国料理を食べた後、片手を腰にゴクッと飲むと、喉がスーっとする事請け合い。それに小腹が空いた時、虫押えにもちょうど良い。韓国の学生も授業と授業の間や、朝食代わりに飲んでいる人をよく見掛けるよ。
韓国の今の新製品は、牛乳の中になんと"ビタミン"入り。味は普通の牛乳で、「ホントにビタミン入り？」と思ってしまった。
本当に韓国の牛乳消費量はどれくらいなのだろう。大学の売店では、夕方になるといつもコーヒー牛乳だけでなく、白い牛乳も味付き牛乳も売りきれなんだよね。こんなにたくさん牛乳を飲むからだろうかな、韓国人の背が高いのは……。
私も、今からでも遅くない、明日からもっと牛乳を飲むぞ!!!