ぱんだのソウル特派員レポート・第1回「春の花」

こんにちは。新米特派員のぱんだです<(_ _)>。最近はここソウルもかなり暖かくて、どこかピクニックにでも行きたいほどの陽気です。ソウルで迎える春も今年で3回目のぱんだですが、毎年3月中旬頃から咲き始める色とりどりの花々は冬から春の季節の変わり目を感じさせてくれるので大好きです。そこで今回は少し遅くなりましたが、ソウルに春を告げる花々をみなさんにご紹介したいと思います。
ソウルは冬寒く、夏暑いとても季節感あふれる(!?)ところです。地図を見ると分かるように、ソウルは日本の新潟県の佐渡島と同じ緯度にあります。大陸性気候で、乾燥しているので冬の寒さは特に身にしみます。そんな冬には目に付く花も無く、うら寂しいかぎりですが、春になって花が咲き始めるとなんだかとても暖かくなったような不思議な気持ちになります。
ケナリ

ケナリ

まず一番最初に咲き始めるのは、ケナリ(黄)とチンダルレ(ピンク)です。ケナリを辞書で引くと「チョウセンレンギョウ」と出ています。黄色くて小さい花が枝一列について咲く花で、ちょっと見たところ日本のレンギョウとほとんど同じ感じです。チンダルレはこれも辞書では「カラムラサキツツジ」と出ています。日本のツツジよりも背の高い木で、ほとんどが紫がかったピンク色です。赤いチンダルレがあるという話を聞いたことがありますが、残念ながらぱんだはまだ見たことがありません。このチンダルレの花を使ってファジョン(花煎:もち米・キビなどの粉をこねて平たく丸めフライパンで焼いてツツジ・菊などの花びらを押し付けたお菓子)を作って食べたりもするようです。
チンダルレ チンダルレ

チンダルレ

チンダルレが咲き始めてから約1週間くらいで満開になるのがモンニョン(木蓮)の花。ソウルで見る木蓮の木はとても背が高く、日本で見る木蓮よりも堂々としているように見えます。大ぶりの白い花で、どこか洗練された女性のような雰囲気をかもし出しています。
木蓮の花が咲くのと同じ時期に咲き始めるのが、日本でもおなじみの梅の花(メファ)や桜の花(ポッコッ)です。桜や梅の木は日本ほど多くはなく、桜は「汝矣島公園(ヨイドコンウォン)」が特に有名です。梅の花がほのかな匂うのも日本の梅とまったく同じです。
そして4月下旬には、ボタンやツツジの花が咲きました。
桜

梅

いかがでしたか?ケナリやチンダルレは特によく知られている花で、随筆などにもよく出てきますし、チンダルレに至っては歌謡曲のタイトルにもなっていました。みなさんも春、ソウルに来たらぜひ探してみてくださいね。(^^)/~~~

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2002-05-06

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