タンタンのソウル風景イゴッチョッ・第3回「座席バスに乗って」

週末のたんたんの過ごし方といえば・・・繁華街に繰り出して日頃のストレスを発散!!最近のたんたんのお気に入りは明洞にあるアバタ。ミルクティー、美味しい~*^^*(どういうわけか韓国ではミルクティーがメジャーではなくてこれが飲めるお店が少ない!以前、喫茶店で紅茶を頼んでミルクくださいって言ったら変な顔をされてしまった!)ミルクティーを片手に雑誌なぞ読んでる時、ふっと幸せ~なんて思ってしまう。一息ついたところで明洞の雑踏にまぎれてウィンドーショッピングしてるとなぜか力が湧いてくるから不思議。そんなわけで週末には明洞に行くことが多いかな。
明洞に行く時はいつも座席バスを利用するんだけど、一般のバスと比べるとどことなく高級チックなせいか、値段も高い。(一般バス:600ウォン。座席バス:1,300ウォン)ある日、座席バスの側面を何気なく見てたら、乗客に約束する五箇条が!!
1.規定の速度で走行する。
→ウソだ~。座席バスもすっごいスピードですっ飛ばしてるよ~。
2.信号を守る
→こんな当然のことをどうどうと言われるとかえって不安になる。運転の基本よ、基本!
3.家族のように乗客に接する
→家族のようにってどういうふうに!?これは一般バスにも表示されてるけど。
4.正しい車道を走行する
→だから~っ、当然のことをどうどうと言わないで~。座席バスでは経験ないけど一般バスではたま~にバスが正規のルートからはずれて近道をすることも!!この時はどこに行くのかとっても不安になった。
5.乗客に親切に接する
→バスに乗る時、一般バスのように走ってバスを追っかけることが少ない分、親切なのかも。「待って~!」とバスを追っかけなくてはいけないのは座席バスでも皆無とはいえないけれど、一般のバスと比べたらはるかに少ない。一般バスはちゃんとバス停に立ってるのにバス停のはるか向こうに停車ってことが当たり前。走ってバスを追いかけて行ったは良いが、結局、乗れなかった、なんてこともしばしば。
制限速度を守るだの、正しい車道を走行するだの、当たり前のことをどうどうと宣言(!?)してる五箇条を見たとき、不安になるやらそんなの当然だっていう気持ちと、韓国人ってやっぱり家族って言葉が好きなんだな~、なんていろんな感情がごちゃごちゃになってしまった。確かに一般バスと比べるとシートはソファっぽくて良いし、座席バスっていうだけあって座席数が多いからよっぽど運が悪くない限り座れるからかなり気には入ってるけど、運転の荒さはやっぱり日本人にはスリリング!(それでも一般バスと比べるとだいぶ、運転が穏やかなのは確か。一般バスでは腕を骨折しただの、頭を打って死んだだの、というウソか本当か分からないような話を聞いたことがある。私も座席に座ってうとうとしてたらバスが急カーブして床に転げ落ちたという恥ずかしい経験が!)
バスに乗るたびに体の具合が悪い人やお年寄りにとってバスって本当に酷な乗り物!って思ってしまう。運転手さん!お願いだから五箇条どおり規定の速度と信号を守って正しい車道を走ってください~!それが乗客に親切に接するってことにつながるんじゃないのかな~。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2002-06-15

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