タンタンのソウル風景イゴッチョッ・第２２回「バテバテの5月連休」

５月３日（土）の午後５時半、安眠へ向けて車で出発。渋滞にはまるだろうから到着するのは１２時ごろかな～なんて思ってたのですが・・・・想像を絶する渋滞ぶりでした。ソウル市内から脱出するだけでなんと３時間もかかったという信じられない状態。ガソリンを補給しようとサービスエリアに寄ったものの車、車、車。あまりの混雑ぶりに結局、ガソリンを補給できなかったという（タンタンのこれまでの人生で）前代未聞の経験をした次第でした～。ガスも補給したいし、高速の渋滞はひどすぎる！ということで高速を降りて国道を利用することにしました。国道はがらがらで高速を降りて大正解。途中、食事をとり、そのまま車の中で仮眠。

翌日の４日、起きたらなんと朝の１０時。仮眠のつもりがぐっすりと寝入ってしまった～！何気なく道を見ると・・・すごい渋滞！明け方はあんなにガラガラだったのに～！と慌てて出発したけれど・・・この渋滞はどうしようもないですね。渋滞と疲れとで不機嫌になってしまったタンタンと友達。出発するなりけんかをしてしまい、５時間ほど一言も口をきかなかったという最悪な状態！途中、休息を兼ねて寄ったのが「瑞山磨崖三尊仏像」（忠清南道）。約１３００年前につくられたというこの仏像、何の変哲もないただの仏像（失礼！）かと思いきや、実はとーっても不思議な仏様なんです。お坊さんが説明してくれたところによると、なんと日が当たる方向によって仏様の微笑が変化するそうなんです。「まっさか～」なんてあまり信じてなかったタンタンですが、実際にお坊さんがライトを東側から西側へと移動させると仏様の笑顔が本当に変化するではないですか！ちょっと分かりづらいかも知れませんが、写真を見てくださいね。笑顔を浮かべる仏様のお陰か、それまでけんかをして気まずかった友達との仲があら不思議、自然と仲良くなっちゃいました。

仲直りしたところで、お食事ターイム！午後３時にして今日、初めての食事。マジでお腹ペコペコ～。みなさん、木陰の下で美味しそうに食事をとってます。私たちもキムチヘムルパジョン（キムチ海鮮パジョン）とオジュク（魚粥）を注文。観光地の食事なので大して期待してなかったのですが、すっごく美味しかったです～。キムチヘムルパジョンはソウルのとは違って油っこくなくてお焦げも少ない。それにペラペラとすっごく薄い。お腹がすいていたせいもあるかも知れませんが、とにかく今までで最高の部類に入るパジョンでした。（見た目は全然、美味しそうじゃない。うれしいフェイント！って感じです。）オジュクは・・・タンタン、初体験の料理です。淡水魚を細かくつぶして麺、ご飯と一緒にぐつぐつ煮込んだもので、かなり独特な味でした。淡水魚の生臭さを消すための山椒、ヨモギなどの匂いがかなり強烈。これは好き嫌いが分かれる味と見ました。ちなみにタンタンは美味しくいただきました。緑の中で心地よい風を受けながら食べる食事は最高！しばしの休息でした～。

会場内にはカップラーメン、トッポキ、とうもろこしなどを販売するテントもたくさん。あっ！ポンテギ（蚕のさなぎ）発見～！あの匂いと見た目の悪さに今までどうしても手が出なかったタンタン。これが大好きだという友達が買ったので、一つだけもらってチャレンジしてみたのですが・・・。勇気を出して口に放り込み、一噛みしたところ・・・プチュッ！とはじける感触にびっくり！！思わず反射的にペッと吐き出してしまいました。（これを見ていた友達の機嫌が途端に悪くなったことは言うまでもありません。）とりあえず今回は口の中にいれ、一噛みできたということだけで良しとしようと自己採点したタンタンでした。
たった１時間の観覧を終え、今度は家へと渋滞の道へ戻ったタンタン達。それがどんなに大変だったかはご想像にお任せします。ただ一つ、駐車場から出るのに１時間半以上かかったことだけお伝えしときます。（涙）