タンタンのソウル風景イゴッチョッ・第24回「タンタン、羊さん、牛さんに会いに行く~!」

こんにちは。タンタンです。
この度、タンタンはソウルの喧騒とした騒々しさから脱出して、江原道(カンウォンド)にある牧場に行って来ました~っ!!!今回の旅の目的は羊さん、牛さんに会うこと!牛さんは日本でも見たことがありますが、羊さんは生まれてこの方、一度もホンモノを見たことがなかったタンタン。「白くてふわふわしてて可愛いんだろうな~」と想像は膨らむばかり。ここで告白しちゃいますが、タンタンがまだサンタクロースがいるって信じていた純な子供だった頃、クリスマスプレゼントに「羊」(ぬいぐるみじゃないですよ。生きている羊です)をお願いしたことが・・・「サンタさん、いい子にしてますからどうか羊をください」と熱心にお願いし、家の庭で羊と戯れて遊んでいる姿を想像してはニタ~ッ。もちろん、この願いは叶うべくもなく・・・(涙)おっと、話が横道にそれてしまいましたが、その位、タンタンにとって羊さんは思い入れの強い動物なんです。それでは羊さん、牛さんのいる江原道 テグァンリョン・ヤンテ牧場(대관령 양떼목장)&サミャン牧場(대관령 삼양목장 )の探訪報告、スタート!

ソウルから車で5時間ほどでヤンテ牧場に到着~!実はここの存在は某スポーツ新聞で知ったんです。新聞にはあまり人に知られていない牧場!な~んて書かれてありましたが、到着してみると人が結構いる!「新聞の影響力ってすごいわ~」と思わず感心。人の列に続いてテクテクと緩やかな丘を上って行くと・・・どこからともなく「メェ~、メェ~」という鳴き声が!!おっ!これは羊の鳴き声ではないか!どこにいるのか目を凝らして見てみると木陰の下になにやら白いものがちらほら。ホンモノの羊さんです。もうマジで感激~!!でもすぐに感激しまくっているタンタンの怒りを買うような事件発生!ふと前を見ると小学生くらいの男の子が羊に向けて、棒切れを投げているではないですか!!!「可愛い羊さんに何てことするんだっ」とブチ切れのタンタン。思わず口をついて出た言葉が「ナップンセッキヤ!」これってかなりの悪口で女性はあまり使わない言葉なんですけどね(一緒にいた友達はみんな「え?今、何て言った?」とびっくり・・・汗汗)実はこれだけで終わらず、さらにびっくりすることが!普段は女らしい(!?)タンタンにここまで過激な言葉を言わせたガキ、もとい男の子の父親までが子供と一緒になって棒切れを羊さんに投げつけ始めるではないですか!!!なんて常識の欠けた非情な親子・・・呆れてしまいました。羊さんたちはびっくりしたのか、群れになって逃げて行っちゃうし・・・。どこの国でも常識に欠けた行動は嫌なものですね。
今回の羊さんとの感激~っの対面で初めて知ったことですが、羊ってすごい食欲なんですね~。一心不乱に草をムシャムシャムシャ・・。顔を見たくてもひたすら草むらに首を突っ込んでるものだから、羊さんの顔、あまり良く見られませんでした。なので写真も全部、下を向いているものばかり。う~ん、残念。こんなに一心不乱に、無我夢中になって草を食べまくる羊さんの姿にそれまでの幻想がちょっと崩れ・・・。(涙)もっと優雅な動物だと思ってたんですが、羊もやっぱり生存競争に生きる逞しい動物でした。
続いて一行は牛さんを見にサミャン牧場へと移動。そう、牛さんを見に行ったはずなんですが・・・最後の最後まで牛さんに出会うことはありませんでした。入り口で「牛はどの辺にいるんですか?」と聞いたところ、「あちこち移動するから分からない」という返事。それでもどこかで見られるだろう、なんて暢気に思ってたのですが・・・残念。サミャン牧場は広い。その広さ、何と600万坪!アジア最大規模の牧場なんだそう。これだけの広さでは牛さんに絶対に会える、というわけにもいかないですよね。牛さんには会えなかったけど、爽やかな風に吹かれ、草原の中に身を置いていると全く別世界にいるみたい。何もせず、ただただ自然の中に佇んで・・・。友達の1人が「韓国じゃないみたいな光景だ」とポツリ。みんな無言でうなずく。そう、ここは言葉なんていらない世界なんだ・・・。
気分は別世界にトリップしてもお腹は空くもの。空腹に耐え切れず一行が飛び込んだのが、牧場内のレストラン。そこで注文したのが「オサムプルコギ」なる代物。オサムプルコギとはオジンオ(イカ)とサムギョッサル(豚肉)の炒め物。実は初めて食べる料理だったのですが、これが・・・美味しい~っ!!!マジウマです。イカが肉厚で柔らかくて・・・豚肉は特にこれといった特徴はなかったですが、イカと豚肉のベストマッチングに拍手~。すっかりオサムプルコギが気に入ってしまったタンタン、ソウルに戻ってからも食堂でメニューにオサムプルコギがあるとついつい、頼んでしまう今日この頃。ただ残念なことにソウルで「く~っ、美味い~」と思わず唸っちゃうようなオサムプルコギにはまだ出会ってないんです。絶品のオサムプルコギを求めてのソウル食堂巡り、当分、続きそうです。(ソウルで美味しいオサムプルコギのあるお店、ご存知の方、ぜひ、タンタン宛てご一報ください!)
最後にサミャン牧場、かなり道が悪かったです!思わず「パリダカかいっ!」と叫んじゃうくらいでこぼこの道路。砂埃をもうもうとあげ、体をあっちにぶつけ、こっちにぶつけて・・・というのも最初はスリルがありました。正直、結構、面白くてキャーキャー言ってましたが、途中からはげんなり。車に乗っているだけでもかなり体力消耗。
羊さん、牛さんに会いに行こう!がテーマの今回の旅行、すっごく楽しかった~。(^^)牛さんに会えなかったのは残念でしたが、生まれて初めて見たホンモノの羊に感激し、雄大な自然にまたまた感激し、そして美味し~いオサムプルコギにこれまた感激し・・・感激しっぱなしの旅行に大満足!以上、タンタンの牧場探訪報告でした~。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2003-07-04

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