タンタンのソウル風景イゴッチョッ・第32回「日本滞在経験者に聞く!」

こんにちは、タンタンです。今日は日本に滞在したことのある韓国人に直撃インタビュー!日本での生活についていろいろ聞いちゃいました。韓国から来た一人の男子学生が感じた日本での滞在生活、さてさてどんな話が飛び出してくるでしょうか。それではみなさん、インタビュースタート!
っとその前にインタビューに答えたくれたかっこいい?(・・・かわいい?)男性をご紹介しなくてはいけませんね。まず彼の名前は李陽根(イ・ヤングン)、年齢は内緒。趣味はスポーツ(バスケ、サッカー、なんでもOKなスポーツマン)、カラオケ(好きな歌手は韓国のアイドル、ビ(今、韓国で大人気の歌手なんですよ~)、それから日本の桑田圭介、X-JAPAN、モーニング娘…)、好きな食べ物はお酒。現在日本語を生かして韓国の某企業に勤めるかっこいい?(・・・かわいい?)男性です~!
それでは本当にインタビュースタート~!
(以下タ:タンタン/李:李陽根)
タ:日本には何年間、滞在しましたか?
李:6年間です。
タ:日本に行ったきっかけはなんですか?
李:1つは単純に日本が好きだったから。それから社会に認められる人間になりたかったから。それには自分的には言葉(外国語)とコンピュータかなと思って日本留学を決意しました。
タ:日本では日本語とコンピュータを勉強したんですか?
李:はい。まず日本語学校で2年間、それから大学の情報管理学科で4年間学びました。
タ:勉強は大変ではなかったですか?
李:大学の卒業論文が大変でした。論文を書いては友達にチェックしてもらって・・・本当に論文作成には苦労しました。
タ:そうですよね~。日本人が日本語で論文を書いても苦労するのに外国人が日本語で作成するとなると本当に大変でしょうね。他に日本での生活で苦労したことはなかったですか?
李:コンビニでバイトをしていたんですが、留学生ということでやっぱり贅沢な暮らしはできないじゃないですか。それで節約のために賞味期限ぎりぎりのおにぎりを山のようにもらってきて冷凍庫で冷凍。毎日、凍ったおにぎりをレンジでチンして食べてました。今振り返るとそれはそれでまた良い思い出ですね。
タ:日本でどんなカルチャーショックを受けましたか?
李:警察に対するやくざの堂々とした態度にびっくりしました。
タ:や、や、やくざ?
李:いやー、実は知り合いが新宿でプールバーを経営しててその手伝いをしてたんだけど、その隣に○○組の事務所があって、毎月面倒費というのをはらってたんですよ。それで日本のやくざってこんな感じなのかーって思ったんです。
タ:そ、そ、そうなんですか?・・・他には何かありましたか?
李:カルチャーショック、確かに最初はいろいろ感じたはずなんだけど随分、前のことだしいろいろあって忘れちゃいました。実は韓国に戻ってきた今、逆にカルチャーショックを受けてます。
タ:というと?
李:どうして足を踏んだのに謝らないんだ!?とかそんなこと、ですね。
タ:なるほど。では日本(日本人)の良い点は何だと思いますか?
李:親切なこと。親しくなってから親切なのはどこの国の人でも同じだけど日本人は初対面でも親切にしてくれる。これは本当に感動しました。それからサービス精神!客に対するサービス精神は本当にすごい。これは韓国人も見習うべきだと思います。
タ:逆に日本(日本人)の悪い点は何ですか?
李:本音を言わないこと。自分はそういう経験はなかったんだけど日本人の女の子とつきあったことのある先輩達は「何年付き合ってもまるで他人のように感じることがある」って言ってました。
タ:、、、それって自分の経験じゃないんですか?(とつっこむ)
李:いやー自分じゃないですよー。自分自身は日本人と相性が合ってるっていうか、日本人スタイルっていうか・・あまり日本人が本音を言わないって感じたことはなかったんですけどね。他人に気を使うっていうかそういう点が本当に自分にあってるんですよねー。
タ:うーん、かなり日本に順応してますねー。じゃあ、最後の質問です。日本での滞在経験が今の生活に及ぼしている影響はありますか?
李:生きていける力、かな。最低の生活でも生きていけるっていう力。自分の力でアルバイトをしながら勉強をした厳しさが精神力を強くしてくれた。知識だけじゃなくてそういう強さ、力を日本で学んだような気がします。

生きていける力、とかっこよくインタビューを締めてもらいました。バイトに勉学にと日本での生活は決して楽ではなかったようですが、日本での生活に十分適応して暮らした李さんの姿が想像できるよう!韓国に戻ってきてから逆にカルチャーショックを受けているという李さん。2つの国の文化にどっぷりと漬かった元留学生ならではの体験かもしれないですね。以上、タンタンでした~。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2003-12-15

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