みぽりん@そうる.com・第14回「エアロビでシェイプアップよ!」

第14回「エアロビでシェイプアップよ!」

こんにちはお久しぶりです皆さん。みぽりんです。
みぽりんも40の坂を越えてから、めっきり体力に自信をなくしてしまい、今年の秋はスポーツを始めることにしました。韓国の女性って若い頃はあんまり運動しないんですが、お腹が出始めた頃から運動に目覚める人が多いんです。水泳、ジム、テニス、バトミントンそしてエアロビなんかは、主婦がお気に入りのスポーツですね。その中でもみぽりんはエアロビを選んでしまいました。韓国主婦はどんな風にエアロビを楽しむか?それではお読みください。
私達が住むアパートのすぐ前にある雑居ビルの3階。ここにエアロビ教室がオープンしたのはつい1ヶ月前のことでした。午後は子供達にテコンドーを教えている道場なんですが、子供達がいない午前中と夜の時間を利用してエアロビ教室がオープンしたんです。
朝9時からのレッスンが始まるので、三々五々アジュマたちが集まります。そして9時5分前に「さあ~集まってください~」という先生の掛け声とともに、26人ほどのメンバーが4列に並ぶのです。そしてキム・ゴンモなんかの最新流行歌とともに簡単な準備体操が始まります。
韓国のエアロビですから、バックの音楽は韓国ポップスがほとんどですが、日本やアメリカ系のポップスなんかも混ぜたりして、とにかく気分を思いっきりハイにしてくれます。日本のエアロビもこんなにハイなんでしょうか?以前NHKでエアロビをしていましたが、余りに真面目くさいのでとても続けられませんでした。韓国の場合はバックグランドミュージックの音の大きさで度肝を抜いてくれます。難聴になってしまいますわ。
そして10分ほどの軽いステップが終わると、次はものすごいハイテンポでガンガン踊り始めるんです。私も最初は何が何だか全然分からず、ひたすら汗ばかり流していました。それはもうハイテンポなんです。ところで4列に並んだアジュマ達の最前列と2列目は軽く付いていくんです。後で分かったことですが、前のほうに陣取っている人達は5、6年は踊ってきた経験者ばかりだったのでした。そんな人たちと全くの素人をまぜこぜにして教えるなんて。。。ヒドイ。。。
館長先生。ヘッドマイクを頭に、派手派手コスチュームに身を包んでいます。おへそと背中が出ていない日は1日もありませんでした。それに1ケ月で同じコスチューム着た日は1日たりともありませんでした。とにかく細くて、エネルギッシュ。贅肉の欠片も見当たらない。
キム先生。トレパンばっかり着ていてるので、アルバイトの学生だと思ったら、この教室のれっきとした共同経営者でした。
短パンとタンクトップといったエアロビの基本コーディもいるけれど、お洒落なレオタードも多いです。ピンクのふりふりスカート付きのコスチュームとか、お尻がはみ出してしまいそうなジーンズの短パン。真赤なレオタードや真っ白のセパレーツなど、服に凝るのが好きな韓国人らしく、かなりお金をかけているよう。それにしても韓国人女性は基本的に腰が高くて、足の線が綺麗ですね。うっとりしてしまいます。ところで私ことみぽりんはというと、一応大和撫子なので、黒の短パン+黒の短いティーシャツ+こげ茶色のタイツ+白いレッグウォーマー+白い運動靴という地味な服装を通しているのです。が。。だんだん頭のネジが緩んできてしまったらしく、やっぱりおへそと背中くらい出したほうがいいのではないかと思案中です。
ワンレッスン1時間で、レッスンの後半は新しい振り付けやストレッチ、ヨガなんかも教えてくれます。運動不足だった私にとってはこれでもハードで、30分過ぎた頃から息が切れ、1時間終わると目の前がくらくらしてしまうのです。ところがアジュマたちは違うんです。もう一時間踊って行く人も沢山いるんです。このエアロビ教室では午前9時、10時と午後9時のクラスがありますが、どの時間に何回出席しても会費は同じなので
エアロビ教室に通って何よりも驚いたことは、アジュマ達の掛け声の凄さ、素晴らです。腹式呼吸で「ウォー」「おしゃ~お~」と要所要所で叫ぶのですが、最初は気恥ずかしくてとても叫べませんでした。でも今はかなり慣れてしまいましたが。こういう掛け声こそが日ごろの憂さを晴らしてくれるんですね。
月曜から金曜まで毎日レッスンがあって1ヵ月の会費は5万ウォン。毎日というのには驚きましたが、週1回だけ行っても、1日に3回、週に15回行ってもお値段が同じというのは韓国らしいです。最初は「毎日なんて出来るかしら?」と不安だったんですが、慣れたらこれくらいは軽くこなせそうです。パソコンオタク脱出して、もっと健康的な毎日を送らなくちゃね。それでは秋からもどうぞよろしくお願いします。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2003-10-14

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