みぽりん@そうる.com・第30回「みぽりん、キムチ冷蔵庫を買うの巻」

第30回「みぽりん、キムチ冷蔵庫を買うの巻」

こんにちは皆さん!とうとう韓国の一大イベント、キムジャンの季節になりましたね。みぽりんはこの数年、キムチを買って食べていたのですが、今年はお姑さんと兄嫁さんと一緒に、3家庭分のキムジャンをすることになりました。すっかり影を潜めていたキムジャンが「キムチ寄生虫事件」の影響で大復活してしまったのです。
キムジャンなんてここ10年くらいしたことがなかったので、キムジャンの仕方なんてすっかり忘れていました。お姑さんは30株の白菜を塩漬けにする場所がなくて、洗濯機まで総動員する始末。本当に大変でした。それはそうと作ってしまった大量のキムチですが、今度は保管する場所がなくて困ってしまったのです。1家庭に10株づつ、3ヶ月分を一度に作ったのですが、冷蔵庫の内部は摂氏3度位なので、1カ月もしたら全部発酵してしまいます。外は夜は零下ですが昼間はまだ暖かいので、凍ったり解けたりしているうちに、キムチが腐ってしまうのは目に見えています。まさか壷に入れてアパートの庭に埋めるわけにもいきません。それでとうとうみぽりんは、一大決意をしてキムチ冷蔵庫を買いました。
みぽりんが買ったキムチ冷蔵庫は「ウィニアマンド」という会社が作っている「ディムチェ」というブランドです。何でもこの会社は韓国で初めてキムチ冷蔵庫を開発したそうで、最初に発売した1995年から10年間で400万台も売ったスーパードリーム会社なんです。みぽりんはサムソンでもLGでも良かったのですが、最終的にはお値段とデザインで決めました。サムソンのものは多少お値段が高く、LGは冷蔵庫全体が真っ赤だったのです。さてキムチ冷蔵庫の大きさですが、小型が145リットル、中型が160リットル、大型が180リットルで、勿論もっと大きなものも沢山あります。145リットルの小型のものでもかなり大きいので、みぽりんは「キムチもあんまり食べないからこれにしたい」と主張したのですが、兄嫁さんに「絶対駄目!これで丁度いいわと思った大きさよりワンランク大きいのを買うの」と強く言われて、しぶしぶ160リットルにしました。一番の売れ筋は180リットルだとか。やっぱり韓国人は大きいのが好きなんですね。
さてキムチ冷蔵庫の内部ですが、このようにただの空間になっているんです。キムチは付属の特製容器に入れて保管します。
160Lでは20リットル入り位のプラスチック容器が8個付属で付いてきますが、これがなかなか良く出来ていて、しっかり密閉できるようにデザインされています。また重いキムチを簡単に持ち上げられるように、取っ手もあって、とても便利。サービスに小さな容器も3個もらいました。
さて殆どのキムチ冷蔵庫は上にドアが2つあるツードア式で、片方だけ使うことも可能です。使い方ですが、
#まずはキムチの種類を選びます。
「白菜キムチ」「水キムチ」「チョンガキムチ」「市販のキムチ」「野菜・果物」「肉魚」「冷凍」から択一
#そして発酵・保存の状態を選択します。
「地下発酵」「急速発酵」「もうちょっと発酵」「強保管」「標準保管」「弱保管」から択一
#各種「発酵」を選択した場合、所定の時間が経過して発酵が終わると、自動的に「標準保管」になります。標準保管の平均温度はマイナス1度から3度くらいだそうです。
さてキムジャンで作った10株のキムチですが、なんと片方だけですっかり収まってしまいました。冷蔵庫に入れたら、これだけでいっぱいになってしまう量です。今のところは何も入っていないもう片方には、果物や雑穀類、長期保管用の野菜を入れて置くと良いそうです。冷蔵庫よりずっと良い味が長持ちするとか。ふ~~む。
保存から2週間経ったキムチ冷蔵庫の内部。薄っすらと霜が降りているのが見えますか。手を入れると、ヒヤッとする程度でしょうか。
冷蔵庫は摂氏3度。冷凍庫はマイナス15度以下。その中間温度である零下1度から3度に設定できるという盲点をついて作られたキムチ冷蔵庫。キムチがなくては生きていけない韓国人にとっては必需品になりつつあります。みぽりんも買ってみて、これなら大型冷蔵庫を一つ買うよりも、中型冷蔵庫+キムチ冷蔵庫の方が使い勝手が良いかなと思いました。小さな容器に入れて普通の冷蔵庫に保管して置いてキムジャンキムチが、2週間ですっかり発酵してしまったにも拘わらず、キムチ冷蔵庫に保管したキムチは、味がしみて来たかな~程度。これなら3ケ月くらいは平気で保管できるでしょう。何でも最近はキムチを1年に4回くらい漬けるのが流行しているとか。沢山作って長期保管して置いたほうが、経済的だし、味も良いんです。
問題のお値段ですが、160リットルサイズで73万ウォン、日本円で約8万円くらいでした。安い買い物ではありませんが、酸っぱくなってしまったキムチの処理に毎日頭を悩ますよりは、ずっと豊かな食生活が楽しめるのではないでしょうか。もっと早く買って置けばよかった!オススメのお買い物です。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2005-12-13

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