たけちゃんのソウル特派員レポート・第1回「たけちゃんのソウルでお部屋探し!!」

第1回「たけちゃんのソウルでお部屋探し!!」

みなさん、こんにちは。今回よりレポーターを務めることになりました、たけちゃんと申します。どうぞよろしくお願いします。去年(2006年)12月、僕は住み慣れた東京を離れ、1人ソウルで生活することを決断したのでした。えっ?なんでソウルに来たのかって?・・・それは「自分探しをしに・・・」(><)な~んてカッコイイことを言ってみたかったものの、実はたいした理由でもなく韓国の食べ物、情深い人間味、日本との文化の違いなどささいなことでも新鮮に感じるものばかりで、韓国で暮らしてみたい!という衝動を抑えきれなくなってしまったから・・・なのです。そんな単純な理由でよくやるよなぁ~なんて思われたかたも多いはず。そう、自分でもあきれております~(笑)。ではさっそく、日本での準備段階から、ソウルに来て住む部屋が決まるまでの経路をお伝えしたいと思います。

[韓国での1人暮らしの部屋のスタイルは?]

さてさて韓国で1人暮らしをするにあたって、知っておきたい不動産情報となると、賃貸のスタイルとその家賃の相場。ワンルームではウォルセ制度、チョンセ制度があり、ウォルセは毎月の家賃、それにプラスして契約時に保証金(部屋を出るとき全額返ってきます)を払う制度で、ご存知の方も多いかと。あとハスクと呼ばれる下宿スタイルのもの、チャチュイ(自炊)と呼ばれるハスクに食事がつかないスタイルのものなどさまざま。ソウル生活を1ヶ月後に控えて、東京にて当初、ワンルームを希望しており、その不動産情報をネットで閲覧しておりました。地域にもよりますが、妥当な相場(ネットで検索した範囲で)はウォルセで、保証金が400万円、月の家賃が5万円くらいでした。
韓国へ渡航する前に住む部屋を決めて契約しておきたかったのですが、韓国語が慣れてない自分には、直接電話での契約には実力不足。そこで外国人のための仲介会社があるはずとネット検索してみたら、あった、あった。さっそく電話してみると、片言の日本語を話す韓国人が出て、日本語での会話がかみ合わなくて成り立たず、こちらから「テッスムニダ・・・(><)(結構です)。」と電話を切る始末。次にとった手段は韓国の不動産に直接、電子メールを送ってみるというもの。ハングルで希望条件を書き込み送信~。しかし、3週間、待てど暮らせど音沙汰なし・・・(涙)。韓国行きを1週間後に控え、もう現地で直接、不動産を訪れるしかない!と開き直りながらも不安をかかえ、ソウルへ出発したのでした~。

[現地で部屋探しにトライ!]

ソウルに到着するやいなや、さっそく部屋探し開始。めぼしを付けていた地域に出向いてみると、あちらこちらに不動産があるではないですか~。そのうち1軒を訪ねてみました。慣れない韓国語で希望条件のワンルームはないか聞いてみると、1件あるとのこと。5分ほど歩いて部屋を見せてもらうと、8畳くらいの広さで、エアコン、冷蔵庫、洗濯機など家電製品もフルオプション。ただ床と壁紙が汚くて気になってたら、もし入居するなら無料で新しく張り替えてくれるとのこと。ここに決めちゃおうかなと思った矢先、部屋を出てもし日本に帰国したくなった時に、帰ってくるはずの保証金全額を即座に返してもらえないというトラブルがあるという話を聞いたのを思い出し、怖くなってしまい、少し考えます~と保留に。ほかの不動産も当たってみようかとブラブラ歩いていると、目に入ったのは道路わきの木に貼り付けられたハスク(下宿)の文字と電話番号。
当初考えていなかったハスクだけど、この際と思って電話して行ってみると、すぐに感じの良さそうなハスクのおばさんがお出迎え。どんな感じの部屋なのか見せてもらうと、まだ誰かが住んでいる様子。勝手に入っていいの~?(><)?と思いきや、韓国ではよくあることのよう。部屋は8畳くらいの広さで割りときれい目。家電製品はフルオプション。トイレ、シャワーは共同で、1日2度、8時と18時に食事が出て、洗濯はおばさんがしてくれるんだそう。気になる家賃は保証金なしの月5万円。韓国語での会話も慣れてきたせいか、もっと他の場所の部屋も見てみたいという欲が出てきて、ここもとりあえず保留に。
ハスクを後に再び街をブラブラ歩いてみると、次によく目にするのは「コシウォン」の看板。これまたこの際、訪ねてみると、なんだか学生寮のような雰囲気。世話好きそうなおじさんがオーナーで、1つ部屋を見せてもらうと、部屋の狭さにがく然。2畳くらいの狭さのところに机、小さなベッドが押し込められてる感じなのです。そう、もともとコシウォンとは、受験前の学生が集中して勉強するために用意された隔離部屋。漢字で考試院と書きます。部屋は壁紙もはがれかけてる箇所もあり、決してきれいとは言えません。トイレ、シャワー、洗濯場は共同とのこと。この部屋の狭さで生活するのは至難かなと思いつつ、家賃を聞いてみると、保証金なしの2万2千円。えっ、そんな安いの??おまけに炊飯器のご飯とパンチャン(キムチなど)、インスタントコーヒーは24時間飲み食べ放題!何より魅力だったのは、どの部屋にもインターネットの線が引かれていて、PCを持参すれば使い放題とのこと。よしっ、これだっ!なんか希望の光が射してきた気がしたのでした(大げさかな?笑)。気分を良くして、ターゲットをコシウォンに絞り、近辺のコシウォンを10軒ほど訪ねてみると、条件はどこも似ていて、ただ家賃が3~5万円のとこが目立ち、結局は一番初めに訪ねたコシウォンに戻り、契約することとなったのでした。ここで、他に訪れたコシウォンの部屋もお見せいたします。
三角形の部屋

三角形の部屋

ベッドもなく足を伸ばして寝れない部屋

ベッドもなく足を伸ばして寝れない部屋

家賃5万円もする高級コシウォン

家賃5万円もする高級コシウォン

[コシウォンの全貌~]

では、住むことになったコシウォンの全貌をお見せいたしましょう。ビルの4階までエレベーターで上がり、入り口から中へ入ると正面に受付があり、左側には下駄箱、右側には男女別の共同トイレにシャワー室、洗濯機が置いてあり、洗濯物を入れてスタートボタンを押しておき、写真のように部屋番号のふだを乗せておくと、後はオーナーが干してくれてたたんで置いておいてくれるんです。
受付の隣には事務室があり、オーナーのおじさん、おばさんが交代で待機。何か困ったことがあったときには相談にのってくれます。
さらに廊下を行くと共同キッチンがあり、24時間いつでも白いご飯が食べれるよう炊飯器はなんと3つも。ガスレンジもあるので材料を買ってくれば、簡単な料理を作るなんてこともできます。
正面廊下に戻り、二つ目の部屋がプライベートルーム。では中をお見せしますね。引越し初日はちらかっていたものの、2週間たった今ではこ~んなに片付いてます。
何はともあれ、無事に住む場所も決まり、ほっと一息。ベッドに横になってみると、頭と足が壁に付くか付かないかの距離。すると腹の虫がグ~、腹減ったなぁ(><)。近くのスーパーへ買出しに。ニラ、キムチ、小麦粉で作ったのはそうチヂミ。コチュヂャンをたっぷりつけていっただっきま~す。
いかがでしたでしょうか?当初、予定していなかったコシウォンでの生活をスタートしたものの、それなりの生活を毎日送っています。ただ1つ欠点を言うならば、隣の部屋との壁が薄いため、目覚ましアラームや廊下を歩く足音で目を覚ましてしまうことがあるということかな。今後、韓国に住む予定のある方、経済面でも安く長く暮らしたい方に、少しでも参考になれたならば幸いでございます(^^)/。ではまたお会いする日まで~、アンニョン。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-02-02

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