まこちゃんのソウル特派員レポート・第１回「まこの旧正月レポート！」

さて、まこの初リポートは・・・韓国の一大イベント『旧正月！』 我がまこ家でも、年末年始は『あけましておめでとうございます！』とご挨拶をして、"今年の抱負"などを一人ひとり話したりしますが、メインはやはり、旧暦の正月です。この日は、まこも主人の父と一緒に韓服（チマチョゴリ）を着てご挨拶です。　
今年２００７年の旧正月は２月１８日。
この日を挟んで３日間は、ほとんどの会社はお休み。ソウルもバスや電車、車などで故郷に帰る人が多いのですが。まこ家の実家はソウル市内なので、車で３０分しかかからず、この民族大移動には参加できないのが残念です。が・・・おかげで嫁のまこは大助かりです。何故かというと・・・。

旧正月には『チャレ』を行います。
『チャレ』とは・・・新年を迎え、ご先祖様にご挨拶をする儀式。ご先祖様をお迎えしてもてなし"今年も子孫の私達が健康で、たくさんお金を稼げて、無事に一年を過ごさせてください。"とお祈りするものです。なので、この日は、ご先祖様をお迎えするために、おいしいお料理をいっぱい用意して待っているんですね。って、この料理の準備が大変！ 『チャレ』は"ジョンガ（宗家）"で行うもの。旧正月には親戚中が集まります。だから"ジョンガ（宗家）"では、親戚の人数分以上の料理の準備をしなくてはなりません。そのために女性陣は前々から料理の準備をするのに時間を取られます。当然、嫁たちも借り出され、３日間"ジョンガ（宗家）"に泊り込み！なんて家もあるんだそうです。（まこ家は実家と近く、泊り込みしなくても大丈夫なので大助かりです）
今は"ジョンガ（宗家）"でなくても、夫の親が亡くなった場合は、長男の家が"ジョンガ（宗家）"となります。『韓国での長男の嫁は大変だ！』と言われるのは、このせいでもあるんですね。

その次に、肉・魚類のおかず。

それから、宮廷料理などで良く見かけるジョン（この日は、豆腐・牡蠣・挽肉と玉葱・緑豆の粉）

そして、キムチやナムルの野菜のおかずと韓国のお餅

最後には、デザートとして韓国のお菓子・果物（この日は、ナツメ・栗・梨・りんご・バナナ）

朝８時から『チャレ』を行いました。
まこ家は親戚が来ないので、主人の家族だけでご挨拶。 その後、主人の祖母、両親にご挨拶。去年は初めてだったまこにお年玉をくれたのですが・・・今年からはナシ・・・こちらがお年玉をあげるだけです。（つまらない） 主人の姉・弟も祖母、両親にお年玉をあげていました。その金額はいくらか分かりませんが・・・まこ達は５万ウォンずつです。（お給料が良かったら、もっとたくさんあげるらしいですよ）

それが終わると『チャレ』のお供えを片付け、家族全員で朝ご飯。
もちろん韓国風お雑煮です。たくさんの洗い物の後は、親戚やお客さんが来るのを待って待機です。主人の兄弟と一緒にゴロゴロしたり、花札をしたり、テレビを見たりと甘やかされているまこでございます。

お客様がいらっしゃれば、
ご挨拶をし、食事の用意をして片付をして、お客様の手土産に作った料理やキムチなどを袋や箱に詰めをして渡します。次のお客様の時も同じように繰り返します。お客様が多い家は大変だと思います。今年のまこ家は３組だけ。多分、楽なほうだと思います。子供達がくれば、当然、お年玉をあげなければいけないのですが、反対にまこがお年玉をいただきました。（元々『チャレ』の費用は長男が負担をするらしいので、長男の嫁だからくれるのかもしれません。まこと主人はお給料が少ないので『チャレ』費用は負担していないんですけれど）