まこちゃんのソウル特派員レポート・第2回「まこのソウルで家探し~ソウルでお家を借りるのは大変?!パート1~」

第2回「まこのソウルで家探し~ソウルでお家を借りるのは大変?!パート1~」

みなさん、お元気ですか?久しぶりに登場のまこです。
今日は、ソウルでの「お家探し」についてリポートしたいと思います。
まこのソウルでの生活の第一歩は主人の実家でした。韓国では「ヴィラ」と呼ばれる建物で、3LDKにシャワー室が2つ付いている所。そこに主人の家族5人で生活しているところへまこが加わったので全部で6人!なんとも窮屈な生活でした。
そこで、最初にしたのが「お家探し」です。
主人の実家の近くで家を探したのですが、その頃のまこには訳が分からず、ただ一緒にお部屋を見て回るだけでした。
まずは、近くの不動産屋さんに行って、保証金と月の家賃の予算、いつ引越しをしたいかを告げるだけ。すると、不動産屋さんが家を見に連れて行ってくれます。気に入らなければ、また別の家を見に連れて行ってくれて、気に入れば大家さんに連絡をしてOKがとれれば内金を入れ仮契約。そして、約束した引越しの日に、保証金全額と月の家賃を持って不動産屋さんに行き、契約をするとその日から入ることができます。簡単でしょ?なんて、この頃は思っていたまこです。

ここで、韓国のお家の種類をご紹介

「孤立住宅(単独住宅)」・・・一戸建てのお家。よく韓国ドラマで出てくるお金持ちが住んでいる家をイメージできますよね。ソウル郊外の新興住宅地では、お手ごろな大きさの一戸建てもあるみたいです。
「アパート」・・・日本で言うアパートではなくて、マンションのことです。100坪なんてひろ~いアパートもたくさんあります。最近は高層マンションがあちこち建っていて、このままだとソウルには日向がなくなってしまうのではないかと心配なくらいです。
「オフィステル」・・・ワンルームマンションです。住居用の広いワンルームマンションもあれば、事務所用の少し狭いワンルームマンションもあります。もちろん住居用でも狭い所もありますし、事務所兼住居用OKなんて所もあります。こちらも高層が増えてます。
「ヴィラ」・・・日本で言うと、低層マンションと言ったところでしょうか。それでも広さは50坪もあったりするヴィラもあります。外装がコンクリートの所が多いでしょうか。
「連立住宅(ヨルリンジュテク」・・・こちらはヴィラの少し古くなったもの。広さはありますが、とても古い感じがする所が多いです。ヴィラと違って外装がちょっとくたびれたレンガという感じがします。
「多世帯住宅」・・・日本でのアパート感覚ですかね。外装がレンガでできていて、屋上に部屋があったりするのもこのタイプのお家の場合が多いんじゃないでしょうか。
さてさて、まこが最初に主人と二人で生活を始めたのは「多世帯住宅」と呼ばれる所でした。 1階に小さなスーパーがあり、地下は倉庫だったのですが、いつの間にか靴下工場に変わっていたり、さすがに屋上には部屋はありませんでしたが、築30年は経っていて外観はかなりくたびれてました。
けれど、部屋の壁紙と床をきれいに張り替えたら、結構いい感じになり、家具と電化製品を買い揃えたら十分快適に暮らせました。が、何せ建物自体が古いため、突然シャワーのお湯が出なくなって、聞いてみると「地下の機械が壊れて部品がないので1週間は直らない」と言われ、1週間お風呂屋さんに通う羽目になったこともあったし・・・。
どこからかアリが入ってきて部屋の中に行列を作っていたり(もちろんアリ退治スプレーで撃退するのですが、またやってくるんですよね。)、4つある窓の1つには、網戸の網だけが前面に張ってあり、思いっきり窓が開けられなかったり、もう一つの窓には網戸がなくて蚊が大量に入ってきたり(韓国の蚊は大きくて、蚊取り線香をつけてもしぶとく生きています!)。おまけに、網戸の網が張ってある窓は、鍵がかからない(部屋を決める時には気がつかなかったのですよ。トホホ)から、毎日、不安で不安で仕方がありませんでした。
それでも、窓がある部屋の前は建物がなく、日当たりがよくて冬になっても室温20度。冬でも韓国の暖房「オンドル」は本当に朝、晩だけつける程度で部屋の中はポカポカで天国でした。これで夏も涼しく過ごせれば言う事なかったんですけどね。夏は地獄でしたよ~。室外機を置く場所がなくてエアコンを設置できず、冷房なしで挑んだのですが・・・負けました。朝起きると室温は30度。日中は35度にもなって風が通らない部屋の中は、まるでサウナのよう。1日に何回もお水でシャワーを浴びたり、日本からアイスノンを買って来てもらったり、仕舞いにはペットボトルにお水を入れ、冷凍庫で凍らせたものを抱えて寝たりしました。(今思い出しても笑えます。)
そんなこんなで、引越ししてから1年も経っていないのに、また引越しを決行したまこ家。
まずは、今住んでいる所の不動産屋に「引っ越します」宣言。すると、不動産屋で次に入る人を探してくれます。でも、自分たちが引越ししたい日までに次の入居者が決まらないと保証金が戻ってこないなんてこともあるので要注意。
ところが、まこ家が住んでいた所は安いせいか、あっさり次の入居者が決定。引越しは1ヵ月後。だけど、この時、まこ家の引越し先は決まっていなかったのです。
引っ越しなんて簡単にできるさ~なんて思っていたまこ家。これが大間違い。この後、泣けてくるくらい大変でした。どんなに大変だったかって?それは「ソウルでお家を借りるのは大変!? パート2」でご紹介します。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-05-03

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