ゆきこの釜山生活すいも☆あまいも・第1回「浄水器がやってきた!!」

第1回「浄水器がやってきた!!」

こんにちは、ゆきこです。最近日本では「おいしい水道水」というのが増えてきているようですね。水道水をおいしく飲めるなんて、すごく幸せなことですよね。しかし韓国の場合、水道水は飲まないほうがいいというのは、旅行で訪れる皆さんもご存知でしょう。韓国人でも水道水を飲む人はほとんどいません。韓国の食堂やお店で浄水器をよく見かけますが、一般家庭でも浄水器のあるお宅は多いんです。今日はそんな韓国の浄水器のことと、わが家にやってきた浄水器についてレポートします。  
一般家庭での水事情
韓国の一般家庭では水をどのように処理して飲んでいるのでしょうか?
方法をいくつか挙げてみます。
○ 一度沸かした水を使う
メリット・・・やかんさえあれば可能、一番安い(?)
デメリット・・・ガス代がかかる、水が冷めるまで時間がかかる、
        沸かしただけなので水質が不安
○ 簡易浄水器(ポット型)を使う
メリット・・・水が減ったら水道水を足すだけなので簡単。
デメリット・・・本体はわりと高い(長期間使えば本体分は元が取れる)
         フィルターも高いし、交換が面倒
○ ミネラルウォーターを買う
メリット・・・まあまあ安上がり、水質も安心
デメリット・・・買って運んでくるのが重い、ペットボトルのごみが大量に出る、
        もったいなくて水を思いっきり使えない
○ 浄水器を設置する
メリット・・・水質は安心、冷たい水、熱湯も出る(種類にもよりますが)
デメリット・・・価格が比較的高い

わが家では・・・

わが家は今年の春、釜山から京畿道に引っ越してきました。釜山にいた頃は私が日本から持ってきたブリタの簡易浄水器を使っていました。この浄水器、最近は韓国のスーパーなどでも見かけます。使い方はとっても簡単で、水が減ったら入れるだけ。2人暮らしなので、水量はこれで十分でした。ただ、やっぱりいくつか不満な点が。
・ 注ぎ足しをしていくことになるので、水質がちょっと心配
・ 2ヶ月に1回のフィルター交換が面倒だし、フィルターも結構高い
・ 水道水を注ぎ足してすぐは、水が冷たくない
・ ずっと冷蔵庫に入れておくので、庫内の占有領域が・・・
・ ポットに入る分しか浄水ができないので、一度にたくさん使うときは不便
などなどの不満点から、京畿道への引越し後は水を沸かして飲んでいました。写真はわが家の年季のはいったやかんです。これなら水を好きなだけ沸かして、好きな量だけ冷蔵庫に入れておけばいいし・・・と最初はよかったのですが、だんだん不満が出てきました。 
・ やかんで水をわかすのが面倒
・ 冷めるまで時間がかかるので、使用量を推測して前もって沸かしておく必要が
・ ある程度冷めてから水筒に移さないと、プラスチック製の水筒が変形してしまう
・ 冷蔵庫で冷えているときはよいのだが、常温で放置すると変なにおいが(水質が心配)
お湯の状態で入れたため変形してしまった水筒(左) 
面倒だ、というのは我慢するにしても、水質は健康にもかかわってくることですので譲れません。家自体が古いと、水道水も他の地域より悪いという話も聞いたことがあり、心配になりました。話し合った結果、わが家にも浄水器を設置しよう!ということになりました。

浄水器を選ぼう!

日本で浄水器というと、水道管や蛇口に小さい器具を直接設置し、蛇口から出てくる水全体を浄水するものが多いかと思います。韓国の浄水器は、食堂などでもよく見かけますが、わりと大型の装置で、水道管から分岐させて水を装置まで引っ張り、そこで浄水するタイプが一般的です。コックを押すとおいしい水が出てくる仕組みです。 
浄水器のメーカーもたくさんあります。ウンジンコーウェイ、チョンホナイス、ノビタ、ウェルス・・・などなど。初めは、ドラマ「思いっきりハイキック」の人たちが出演していたCMがちょうどそのときよく流れていた影響でウェルス浄水器がいいかなーと思っていました。なぜって、そのCMの水がとってもおいしそうだったんですよ!! おいしそうに飲むからかな? CMの影響は大きいですね。  
実はわが家には軟水機という機械があるんですが、これは飲用水ではなく、お風呂場のシャワーにつけると水がきれいになり軟水化し、きれいな水で体を洗えるというものです。私の主人の妹が、引越しのときに自分の家にあったものをくれました。この軟水機のフィルター交換に毎月ウンジンコーウェイというメーカーの人が来てくれます。  
この方に聞いてみたところ、もし二台目として同じメーカーの浄水器を申し込めば、多少安くなるとのこと。この一言でメーカーはウンジンコーウェイにしようということに。
その後もメーカーは決まったものの、どの商品にするか悩みました。浄水(冷たくない水)のみのもの、冷水・温水も出るタイプ、アルカリイオン水の出るタイプなど、種類も様々。しかし、わが家では設置しようと思っていたスペースが小さく、一番基本の浄水のみのタイプしかこのスペースに入らないことが発覚。
電子レンジの隣、炊飯器のところに設置しようと思っていました 
仕方なく浄水のみのタイプを申し込もうとパートナーの方に電話したら、「もしスペースがないということであれば、普通は有料の専用台を今回に限り無料で差し上げますので、一番気に入ったものを申し込まれてはいかがですか?」とのこと。わあーうれしいー!!もちろん違う型を頼みました。最新型のソン・ヘギョがCMで宣伝している商品にしました。

ちなみに料金は?

今回申し込んだメーカーの場合、購入もできますし、レンタルで使うこともできますが、レンタルで使用している方のほうが多いようです。購入の場合、価格はタイプによって70万ウォン台~300万ウォン台まで。レンタルの場合、定期的にパートナーさんがフィルター交換と掃除に来てくれます。一例として今回うちで申し込んだタイプの料金は以下のとおりです。 
レンタル登録費 100000ウォン(一番はじめに払う)
月レンタル料(1年目) 44500ウォン
月レンタル料(2年目以降) 36000ウォン
わが家ではウンジンコーウェイの商品が二台目なのでレンタル登録費は60000ウォンになりました。月レンタル料は口座引き落としにすると1000ウォン割引になります。また、レンタル登録費をより高く払うと、その分月々のレンタル料が安くなるようです。

おうちでおいしい水!!

いよいよ設置の日。わくわくです。メーカーのお兄さんがやってきました。設置にかかる時間はわずか10分ほど。あっという間に終わり、使い方を説明してくれました。設置してすぐ飲めるのかと思いきや、タンクにたまる水を3時間ごとに2回以上排水してから、ということでした。6時間はおあずけです。  
設置前

設置前

設置後

設置後

温水、浄水、冷水の3種類が出ます。 
「Touch」というところを押すと、「ティーン!」というかわいい音とともに、1杯分の水が自動的に出て止まります。  「Touch」というところを押すと、「ティーン!」というかわいい音とともに、1杯分の水が自動的に出て止まります。  「Touch」というところを押すと、「ティーン!」というかわいい音とともに、1杯分の水が自動的に出て止まります。 

「Touch」というところを押すと、「ティーン!」というかわいい音とともに、1杯分の水が自動的に出て止まります。 

左が浄水、右が水道水。見た感じはまったく同じですが。浄水はまろやかでのどごしがいい感じがします。水道水は・・・怖くて飲めません。
冷たい水だけでなく、温水も熱湯に近いので、コーヒーもお茶も飲みたいときにすぐ飲めるし、いやあー便利ですね、浄水器。こんなに便利なものなら、もっと早く買えばよかった・・・。以上、韓国の浄水器レポートをお伝えしました~!!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-09-05

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