かんばっく、みぽりん第1弾!韓国主婦事情「カムバック!みぽりん『韓国のおば様は農業がお好き』」

韓国主婦事情「カムバック!みぽりん『韓国のおば様は農業がお好き』」

みなさん、お元気でしたか?お久しぶりです!ソウルナビのマスコット、みぽりんが帰ってきました。ナビをお休みすること約3年。その後もどんどん韓国人化しつつあったみぽりんは、韓国のおばさんになってしまったのでしょうか。今日お伝えするニュースは、10年後の私をホウフツさせる、ホットな話題です。
初春のある日、アパートの周りをお散歩していたみぽりんは、隣の空き地に異変を発見しました。何か違う。ここは韓国土地公社の保有地のはずなのに、アジュマ、アジョシ(おじさん、おばさん)たちが、地面に這いつくばって、土を掘り返しているのです。
北向きのキッチンの窓から問題の空き地を見たら、このようになっていました。要するに、真ん中にあぜ道まで作って、沢山の人たちが、勝手に農作業をしているのでした。ビニールハウスまで作っちゃった人もいますね。1,000坪ほどの空き地は、日ごとに素晴らしい畑と化していくのでした。
この空き地はもともと大小入り混じった石やコンクリートの塊がゴロゴロしていて、農作業には全く適していない枯れ果てた土地でした。でも一旦、自分のエリアを決めたら、まずは大きな石を取り除いて、それで垣根のようなものを作って、石灰や肥料を車で持ち込んだり、焼畑をしたり、大型のバケツに雨水をためたりして、自分の畑として使っているのでした。
このように沢山の人たちが農作業に熱中しているんですが、その中でも特に目に付いた方を一人ご紹介しましょう。
毎日のように4坪ほどの自分(?)の畑に出勤してくるこのおばさんは、服装からして、完全に専門家です。 汚れが目立たない長袖のブラウス、モンペズボン、手袋、サンバイザー、お弁当、飲み水。時々犬も連れてきます。
そして何よりも気合が入っているのは、前に置いた赤いザルです。このザルで土をこして、ザルに引っかかった小石をポイッ、ポイッと積み上げていくんです。
捨てられた小石は、歩道にまで飛び出していました。もちろん土地はフカフカで素晴らしい土壌になっていました。
空き地の中には、「耕作禁止」の立て札が沢山立てられています。「ここは韓国土地公社の土地なので、耕作は禁止します。作物に関しては一切責任を持ちません」と書いてあるんですが、そのすぐ前でねぎやとうもろこしを作っちゃっていますね。
空き地の周りにはぐるりと柵が廻らしてあるんですが、入り口が何カ所か切られています。ここから出入り自由なので、ほとんど柵の役割がなされていません。
畑を借りて農作業をするのは日本でもよく見られますが、韓国人は空き地さえあったら、何処でも気軽に農作業を始めてしまいます。その土地が誰のものだとか、ある日突然ブルトーザーで掘り返されてアパートが建てられるとか、そんなことは気にしないんです。そこに土地がある限り、お芋でも、白菜でも、ネギでも、大根でも、器用に作ってしまうのです。実はみぽりんもここで一緒に畑仕事をしようと誘われているんですよ。ふふふ。無農薬のお野菜を沢山作って、前の畑で焼肉パーティーをしたらどんなに楽しいか…でもやっぱり、畑仕事なんて生まれてから一度もやったことがないし、ああいった姿勢は腰を痛めるような気がするし、見た目もそれほど美しくないし、決心が付きません。あの畑仕事を嬉々としてする日が来たら、その時こそ、みぽりんが韓国人になってしまった日でしょう。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-05-02

ページTOPへ▲

その他の記事を見る