第5弾!「インフレ・ソウル−上がり続ける物価、その行方は?」
こんにちは、ナビ友の皆さん、お元気ですか。みぽりんです。アメリカの株価の暴落と原油価格の高騰で、あっと言う間に不景気+物価高になってしまった全世界。もちろん、ソウルもその例外ではありません。あれよあれよという間に、インフレになってしまい、台所を牛耳るみぽりんはため息が絶えません。ところで、先日、家計簿を整理しながら感じたんですが、爆発的にお値段が上がった品物と、それほど上がっていない品物のお値段の差が、歴然と現れているようなんです。何が上がって、何が上がっていないのか…ご紹介しましょう。ちなみに全ての品物は、ソウル郊外にあるEマートで、今年の1月と7月に、私が実際に購入したお値段です。
すごく上がったもの
小麦粉1K(強力粉) 1月 1,180ウォン 7月 2,070ウォン
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ポンテ・スパゲティ500g 1月 970ウォン 7月 1,790ウォン
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みぽりんはお家でパンを焼くので、強力粉はお米と同じくらい大切な生活必需品だし、スパゲティーは大、大、大好きなメニューだったので、この上がり具合には参ってしまいました。4月頃、小麦粉とスパゲティーを一年分買い溜めしようかと真剣に考えたほどです。ここに挙げたお値段は強力粉のお値段ですが、韓国人が大好きなマンドゥやカルグクスの麺の材料になる中力粉や、お菓子の材料の薄力粉も同様に値上がりしました。こんなに上がっては、食べないほうがましです。この機会に、お米を食べることにしました。
意外だったのは牛乳の価格なんですが、以前はおまけで200ml入りの牛乳を2パックくれたのですが、それが無くなって、代わりにEマートやキムズクラブ・ブランドの格安牛乳が現れました。結局、単価はあまり変わらなかったので、ホッとしています。豆腐も最近は種類が多いので、安いブランドを買えば、お値段にそれほど差はありません。缶詰は数年前に、既にお値段が上がった後でした。
すこし下がったもの
玉子30個 1月 4,750ウォン 7月 4,550ウォン
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バター300g 1月 3,720ウォン 7月 3,700ウォン
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玉子は鶏の餌代が上がったから、当然、爆発的に上がるだろうと恐れていたのですが、意外にも多少下がりました。バターも製造過程が複雑なので、ガソリン代が上がって絶対に上がると思ったのに、ほぼ据え置きです。なぜでしょうか?
このように一番上がったものは、輸入小麦粉で作る食品。つまり麺類とお菓子類だったのです。お菓子を私は買わないので家計簿には記録がないのですが、娘たち曰く、ポッキー1箱が以前は500ウォンだったのが700ウォンに、ケロロ・パンが500ウォンから600ウォンになったとかで、真剣な悲鳴を上げていました。この際、お菓子は食べないことにして、ジャガイモやトウモロコシを食べたらいいんだと慰めています。
その他、お野菜や果物、肉のお値段ですが、これは季節によって、またはその年の収穫高によって、お値段が千差万別なので、ここには記録しないことにしました。お肉も、私は牛肉はオーストラリア産のものを、豚と鳥は韓国産を食べていますが、高かったら安いものを買うようにしているので、お値段が上がったかどうか…良くわかりません。アメリカから牛肉が輸入されたら、お腹いっぱいステーキを食べようと楽しみにしていますが、まだ市内に出回るには時間が掛かるようです。
その他
ガソリン1リットル 1月 1,625ウォン 7月 1,850ウォン
日本のマンガの単行本 1月 『のだめカンタービレ』10巻 2,600ウォン 7月 『悩殺ジャンキー』13巻 4,600ウォン
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ハナ銀行の1年定期預金 1月 6.0% 7月 6.3%
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ガソリンは一時、1リットルが2,000ウォン台まで上がりパニックだったのですが、次第に下がってきています。バスや地下鉄、タクシーの値段が上がらなかったので、公共の交通手段を使うのがベストでしょう。歩け、歩け運動ですね。それから大幅な円高で、日本からの輸入品のお値段がグンと上がり、以前は日本で買うより安かったマンガの単行本のお値段が高騰してしまいました。そして依然として1パーセント台の金利にも満たない日本よりは、ずっと高金利の韓国。まあ日本の金利が安すぎるんでしょうがね。現金がある人は、韓国の銀行に預金するのも良いでしょう。
如何でしょうか。物価が上がった、上がったとは言いますが、据え置きの品目も沢山あるでしょう。この盲点をついて生活したら、インフレ、原油高騰の厳しいご時世でも、上手に生き抜いて行けそうな気がしませんか。みぽりんはこの原稿を書いていて、思わず希望を感じてしまいました。ダイエットにピッタリじゃないです!
以上、みぽりんでした。
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記事登録日:2008-09-02