かんばっくみぽりん、第6弾!韓国主婦事情「秋の果物」

第6弾!韓国主婦事情「秋の果物」

こんにちは、ナビ友の皆さん。みぽりんです。今日は食欲の秋にちなんで、秋の味覚、韓国の果物をご紹介します。とは言っても、すぐお隣の国なので、種類としては日本の果物とあまり変わりません。違う点と言ったら、日本の果物に比べて、甘みが少ない反面、水分が多くて、歯ごたえがシャキシャキしている点でしょうか。日本に帰って果物を食べると、こんなに甘い果物を食べていたのかと驚くほどです。秋から冬に掛けて、乾燥しがちな室内で食べるジューシーな韓国の果物は、すごく美味しいんです(^^)。それでは前置きはこれくらいにして、さっそく本文に移りましょう。

林檎(韓国名:サグァ)

9月から翌年の4月頃まで延々と売られ続けるリンゴ。韓国のリンゴは日本のフジが圧倒的に主流を占めていて、プサ(富士の韓国語読み)がリンゴの代名詞になっているくらいです。味は日本のリンゴと殆ど同じで、あの独特な歯ごたえも変わりません。昔は紅玉も沢山栽培されていたようですが、日本と同じく、最近はあまり見かけません。

青林檎(韓国名:アオリ)

7月中旬から9月初めにかけての短い期間だけ店頭に並ぶ青リンゴ。韓国では一般的に、青リンゴの前だけ取って、アオリと呼ばれています。お味は日本の青リンゴとほぼ同じで、酸味が強く、歯ごたえがあり、果肉が真っ白です。そして、みぽりんが大好きな果物の一つです。一年中食べたいんですが、夏の短い期間しか売られないのが残念なところです。

真桑瓜(マクワウリ、韓国名:チャメ)

日本にいた時は本の中でしか見たことがなかったマクワウリ。これを初めて見た時は、大型レモンか、それとも新型の野菜かと思って、ギョッとしました。あんまり甘くないし、キュウリのような香りがするので、果物と野菜の中間のような気がしましたが、食べ慣れると止められないうまみがあります。それから、マクワウリは基本的に真ん中の種の部分も食べるので、大きいなサイズよりも、小さなサイズの方が、種が少なくて食べやすいです。日本では、はるか昔にマスクメロンに人気の座を明け渡してしまいましたが、こちらでは今でも食卓を賑わす代表的な果物の一つです。韓国名の「チャメ」と発音する時、チャをとても強く発音しないと聞き取ってもらえないので、激音の発音練習に良いと思います。

葡萄(韓国名:ポド)

最近は韓国でも種無しブドウが店頭で売られるようになりましたが、こちらでブドウというと、圧倒的にこれ、深い紫色のキャンベル・アーリーです。8月下旬から店頭に並びますが、9月下旬になって秋風が吹きはじめると、断然甘みが強くなって、美味しくなります。我が家では、大体、箱単位(5キロ)で買いますが、あっという間に食べてしまいます。

巨峰(韓国名:コボン)

キャンベルの次に人気の高い品種は、お馴染みの巨峰です。粒の大きさはキャンベルの2倍くらいなのに、種は同じ大きさなので食べがいがありますね。お値段から言うと、キャンベルの2倍くらいとかなり高めですが、お呼ばれされた時にプレゼントに持っていくと、すごく喜ばれます。

桃(韓国名:ポクスンア)

モモと言うと、毛が生えているのと、毛が生えていないのと、大きく分けて2種類ありますが、これは果実に毛が生えているモモの代表格、白桃(ペクト)です。日本でもお馴染みですが、味も形も日本の白桃とそっくり同じです。日本でも大きな白桃は高級品ですが、こちらでもかなり高価で、あまり食べられません。

ネクタリン(韓国名:チョンドポクスンア)

一方、こちらは毛が生えていないモモの代表格、ネクタリンです。毛の生えているモモに比べると、果実が小さめで、酸味が強いですが、子供たちには白桃よりも人気があります。特徴としては、真ん中の種がかなり大きい上に毛が生えていないので、最後まで綺麗に食べらるという点と、果汁が滴り落ちないので食べやすい点があげられます。果実が大きなものは、小さめのリンゴくらいあるので、結構食べがいがあります。

トマト(韓国名:トマト)

トマトは果物なのか?日本では野菜だったと思うんですが、韓国では果物と考えられているようです。ショートケーキの上にイチゴの代わりにプチトマトが乗っているのを見て、驚愕した日本人は数限りないと思います。
まあ、どちらにしても、韓国人もトマトは大好きでよく食べますが、こちらではトマトジュースにして飲む家庭が多いようです。完熟トマトに冷水と蜂蜜を適量入れてジューサーにかけて作ったトマトジュースは、逸品だと思います。トマト一個くらいあっという間に飲んでしまうので、血をサラサラにしたい方は是非ともお飲みください~。

梨(韓国名:ぺ)

韓国人の誇りともいうべき大型ナシ、シンゴペが、実は日本で作られた品種の新高(韓国語読みでシンゴ)だったとは知りませんでした。大きなものは1キロくらいある大型のナシで、果実は硬く、水分が豊富で、ほんのりと香りもあり、その上、とっても大きいので、まさに韓国人の好みにピッタリです。一方、日本でお馴染みの幸水や豊水、二十世紀はこちらではあまりお目にかかれません。ひたすら、シンゴペです。
シンゴペは大きいので、お皿に盛り付けるのに独特のテクニックが必要です。写真をご覧になったら分かりますが、芯を取り除いてから、薄くスライスするように切ります。ナシではないみたいですね。

棗(ナツメ、韓国名:テチュ)

道端の木にナツメがジャランジャランと実っているのをソウルでも時々見かけますが、ナツメは大量に果実が実るので、多産を意味したりもします。味は甘くもなく、酸味もなく、歯ごたえも良くなく、小さいし、果物としての価値はそれほど高いとは思えません。
このように種も大きくて、食べ難いですが、完熟したものを乾燥させると甘みが強くなり、見た目も綺麗な朱色に変わるので、干しブドウのような感覚で、干しナツメをよく料理に使います。

韓国の秋の果物を簡単にご紹介して見ましたが、如何でしたか(^^)。韓国人は本当に果物が好きで、ご飯を食べたら果物でうがいをするのか、と思うくらい、食卓に欠かせないんです。韓国の果物には、この国ならではの味わいがありますから、ソウル旅行の際には、是非とも、韓国産の果物にも挑戦してくださいね!それでは、またお会いしましょう。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-10-17

ページTOPへ▲

その他の記事を見る