かんばっくみぽりん、第7弾!韓国主婦事情「ニラと仲良くなる方法」

第7弾!韓国主婦事情「ニラと仲良くなる方法」

こんにちは、皆さん。みぽりんです。すっかり秋めいて、空も地上も色とりどりですね。韓国人は日本人と同じくらい秋が大好きなんですが、この時期に、夏の疲れをとるためにと、漢方薬をよく飲むんです。でも漢方の匂いが嫌いな日本人のみぽりんは、「食は薬なり」のモットーに従って、体に良いお野菜を沢山食べることにしています。その中でも今日は特に、韮(ニラ)料理をご紹介します。
日本では匂いがきついからか、あまり食べなかったニラですが、韓国に来てからは本当に良く食べるようになりました。韓国人いわく、ニラは「男性の体にとっても良いんだ」とのこと。男に良い野菜??とは、何なんでしょうね~。さて、お料理の方ですが、出来上がり具合を見ながら、星でランク付けをして見ました。黒星(★)5つが最高なので、参考にしてくださいね。

プッチンゲ ★★★★★

韓国料理の定番とも言えるチジミですが、こちらでは一般にプッチンゲと呼ばれています。プッチンゲを美味しく作るコツは、油を控えめにすることと、薄くコリコリに香ばしく焼き上げること。そして、コリコリに焼き上げようとしたら、市販のプッチンゲの粉を使うことです。今日はニラといっしょに、シメジを入れてみました。
シメジは安いときに沢山買っておいて、茹でて絞ってから、一回分ずつ冷凍しておくと便利です。プッチンゲの粉と適当な長さに切ったニラ、そしてシメジに適量の水を加えてよく混ぜ、30分程置いてから焼きます。混ぜてからすぐに焼くと上手く焼き上がりませんが、時間を置いてから焼くと、綺麗に焼き上がります。我が家では、薬味しょう油はあっさりと酢醤油で食べます。ニラを食べているわ!と実感できるお料理です。

ニラときゅうりの和え物 ★★★★☆

きゅうりとニラは相性が良いので、きゅうりのキムチにはニラが良く入っていますね。さて、今日ご紹介するこの料理はただの和え物なので、発酵させる必要はないし、にんにくも入らないので、日本人には向いていると思います。ポイントは隠し味に砂糖とお酢を入れることです。
お酢、炒りゴマ、水あめ(砂糖)、唐辛子の粉、イワシのエキス、ニラ、塩もみした薄切りきゅうり、といった材料を軽く混ぜ合わせるだけで出来上がりです。以前は砂糖の代わりに、ごま油を入れてみましたが、今ひとつピンと来ませんでした。ところが砂糖とお酢を入れると、三杯酢のようなマイルドな味わいになって、日本人の口に良くあったら、美味しい和え物になりました。沢山作らないで、少量ずつ作って食べるのがコツです。

ニラのサラダ ★★☆☆☆

サラダ菜とニラを軽く混ぜ合わせて、しょう油ドレッシングをかけて食べます。横に目玉焼きを添えますが、卵の生くささとニラがお互いの匂いを消し合ってくれて、美味しく頂けます。ニラをサラダにするなんてちょっと考えられませんが、焼肉の付け合せには必ずニラのサラダが付くので、玉子焼きにもバッチリ合います。

ニラのテンジャンチゲ ★☆☆☆☆

ニラとテンジャンは相性があまりよくなかったようで、思ったほど美味しく出来上がりませんでした。それから、どうしてもニラがフニャフニャになってしまうのが、失敗の原因のような気もします。ネギとニラは似ているのできっと美味しく出来上がると思って使ったのですが、そういうわけにはいかないようです。残念。
テンジャンを水で溶かしたスープに、シジミと豆腐を入れて良く煮ます。最後にネギの代わりにニラをさっと入れてから、もう一度煮立ててから食べます。ニラの色が変わらないうちに大急ぎで召し上がれ。

プチュ(韓国語でニラのこと)チャプチェ★★★★★

名前はチャプチェですが、チャプチェの麺は入らなくて、麺の代わりにニラを大量に入れます。韓国版ニラ炒めだと思ったら、間違いないと思います。今回は牛肉で作りましたが、豚肉でも美味しく出来上がります。ニラと肉は相性が良いので、この料理はお勧めです。
しょう油とニンニクで下味を付けた牛肉を強火で炒めてから、ニラと少量のたまねぎを加えて、さっと炒めます。この時、ニラを炒め過ぎないように気を付けてください。食べるときにごま油を少量かけてから、花巻を沿えて食べます。

ニラを使った5種類のお料理を紹介してみましたが、 如何でしょうか?!え!!ニラばっかりで、栄養過多になりそうですか?? 体に良いと聞くと、沢山食べさせたくなってしまうのが主婦の本性なんですよ。でもこんなに沢山のニラを一度に食べるなんて、日本では考えられないことですから、是非、一度トライしてみてください!そして、家族みんなで活力をみなぎらせましょう~ソウルからみぽりんがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-11-10

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