かんばっくみぽりん、第8弾!韓国主婦事情「みぽりん壁紙を張る」

第8弾!韓国主婦事情「みぽりん壁紙を張る」

こんにちは、ナビ友の皆さん!みぽりんです。初冬のある日、リビングルームに座って、うっとりとリストに聞き入っていたみぽりんは、突然、壁紙がおうちの雰囲気に合わないことに気付いてしまいました。みぽりんのおうちのリビングルームは、全体的にアイボリーホワイトのほぼ無地の壁紙が張ってあるんですが、コーナーに淡いピンク色の大きな菊の絵がプリントされている壁紙が張ってありました。これがお洒落で、ポイントでもあったんですが、どうも絵がある壁紙は飽きてしまいますね。むらむらーーーっと、何としてもこれを同じアイボリーで統一したくなってしまったのです。
韓国も最近は室内インテリアが大ブームで、主婦が自分でお部屋をリフォームしたり、家具のペインティングをしたりするんです。そういったサイトも沢山あって、見れば見るほど簡単そうなんですよね。韓国のアパートは素人でも結構上手にリフォームできるとか。本当かしら。みぽりんのような完全素人でも、壁紙張りが出来るのか?
道具

道具

「壁紙用のり」これを水で適当に溶かして使う。濃すぎず、薄すぎずに~。

「壁紙用のり」これを水で適当に溶かして使う。濃すぎず、薄すぎずに~。

「ボンド」壁紙の端の部分に、最後に塗って仕上げをする。

「ボンド」壁紙の端の部分に、最後に塗って仕上げをする。

「刷毛と筆」刷毛は壁紙にのりを塗るときに使って、筆は壁紙が落ちないように、ボンドを端だけに塗る。

「刷毛と筆」刷毛は壁紙にのりを塗るときに使って、筆は壁紙が落ちないように、ボンドを端だけに塗る。

「メジャー」壁紙を裁断するときに使う。なるべく長いものが良い。

「メジャー」壁紙を裁断するときに使う。なるべく長いものが良い。

「50cm物差し」壁紙を裁断するときに使う。

「50cm物差し」壁紙を裁断するときに使う。

「ガラス窓掃除用品」張った壁紙を伸ばすときに使う。みぽりんのアイディア。

「ガラス窓掃除用品」張った壁紙を伸ばすときに使う。みぽりんのアイディア。

「雑巾」これも壁紙を伸ばすときに使う。みぽりんのアイディア。

「雑巾」これも壁紙を伸ばすときに使う。みぽりんのアイディア。

「シリコン」どうしても落ちてくる部分は、これでカバーする。

「シリコン」どうしても落ちてくる部分は、これでカバーする。

「壁紙貼り用特別物差し」これは優れもので、右と左の高さが違います。壁紙を貼ってから、不必要な部分をカットするときに使う。

「壁紙貼り用特別物差し」これは優れもので、右と左の高さが違います。壁紙を貼ってから、不必要な部分をカットするときに使う。

「ローラー」これも優れもの。壁紙と壁紙が同じ高さになるように、これでこする。

「ローラー」これも優れもの。壁紙と壁紙が同じ高さになるように、これでこする。

「壁紙用カッター」優れもの。後ろに壁紙を伸ばすときに使うへらが付いています。

「壁紙用カッター」優れもの。後ろに壁紙を伸ばすときに使うへらが付いています。

以上が新しく購入したものとうちにあったものですが、道具の購入費用は全部で3万ウォン程度でした。安い。
「壁紙」忘れては絶対にいけない。1m×15mで3万6千ウォン。
壁紙は以前インテリア工事をしてくれた担当者に頼んで、同じものを購入してもらいました。道具は同じく担当者の取引先に頼んで手に入れましたが、何と取引先が我が家のすぐ前の地下にありました。灯台下暗し。インテリアという看板が出ていたら、どこでも親切に教えてもらえるので、勇気を出して行ってみましょう。
ここからは必死だったので、写真がほとんで撮れませんでした。それから壁紙貼りは1人では難しくて、パートナーが必要です。

まずは既存の壁紙を剥がします。韓国のシルク壁紙は、下にもう1枚、下紙が貼ってあるのですが、これを残して、上の模様のある壁紙だけ剥がします。下紙も剥がしてしまったら、これはもうお終いで、専門家に来てもらうしかありません。
壁の高さを正確に測って、壁紙を裁断します。模様を合わせなければならないので、3センチ位長めに切ります。
次に水で適当に伸ばしたのりを、刷毛で丁寧に壁紙に塗ります。この時にのりをしっとり、もったりと塗るのがポイントです。薄すぎると、壁にくっつきません。
柱に合わせて、貼り始めますが、ここが最大のポイントです。天井に合わせるのではなく、何と柱に合わせて貼り始めるのです。
2枚目は1枚目の端に合わせて貼るので、1枚目がとっても重要です。そして2枚目は1枚目に絶対に重ならないように貼ります。上から下に貼るのではなく、横方向に向かって貼っていきます。
1枚目と2枚目の端をぴったりと合わせて、隙間が出来ないように注意します。そしてくっつかなかった部分にはボンドを塗ります。
2枚の高さを合わせるために「ローラー」で丁寧にこすります。
最後に下と端の部分の不必要な部分をカッターで切り取ります。この時、「壁紙貼り用特別物差し」と「壁紙用カッター」を利用して、切り残す部分の長さを同じにします。この時に、カッターを立てて使うと壁紙がちぎれてしまうので、なるべく寝かせながら使うのがポイントです。
このように文章で書くと、如何にも簡単そうですが、実は物凄く大変で、15メートル1巻き全部を貼るのに、何と3日も掛かってしまいました。それから夫やお友達に手伝ってもらいましたが、韓国人も壁紙貼りをしたことがない人がほとんどなので、ちっとも当てになりませんでした。苦労の始まりは、誰もが上から下に貼ると思っていたという点でした。昔はどの家もお父さんが貼ったそうですが、その時は、確かに上から下に貼ったと言うのです。でもこれは昔の話で、今は違います。
つなぎ目は多少目立ちますが、このようにほぼ完璧に貼ってしまいました。「すごい」「えらい」「本当に日本人?」などと褒められて、すっかりいい気になってしまいました。主婦もやりようによっては、結構面白いお仕事ですね。次は何にチャレンジするか!みぽりんがソウルからお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-11-28

ページTOPへ▲

その他の記事を見る