チョガチッ (チムタク)

처가집 찜닭

閉店・移転、情報の修正などの報告

昔の韓国が感じられる素朴な雰囲気!白いチムタク、観光客のなかなか来ない店で味わってみよう!

こんにちは!ソウルナビです。突然ですが、みなさん「隠れた名店」っていう響き、なんだか惹かれませんか!?「知る人ぞ知る」という、謎に包まれた感じがたまらなく興味をかきたてる・・・。今日ご紹介するのはそんな「地元の人がクチコミで知っては訪れるウマイ店」!チムタッ(鶏を蒸したもの)がメイン料理で、お店の歴史としては約50年もあるんだそう。「チョガチッ」というこのお店、所在地は観光客どころかソウルッ子も用がなければなかなか訪れないエリア。しかも住宅地の中にひっそりたたずんでいるというんだから気になるでしょ!?それじゃぁ実際に行ってみようと食べてきましたよ!ジモティの行く店が好きな方々、ナビと一緒に「チョガチッ」へとレッツGO~!
ローカル感いっぱい! 最寄り駅は「ヤクス」。
やって来たのは地下鉄3・6号線薬水(ヤクス)駅の近く。このあたりは小さな市場や中小企業のオフィスがあったりと、観光地とはまったく違った地元の雰囲気がプンプンしているエリア。でもそんな環境だからこそ、実はオイシイ店が多いとも言われているちょっと注目すべき?地域なんです。かといってソウルの中心部から離れているかというとこれがそうでもない!明洞(ミョンドン)や鍾路(チョンノ)も地下鉄で4駅以内。新羅ホテルや新羅免税店からも歩いて行ける距離なので、旅行者でもそこまで行きづらい場所ではないと言えそう。
ひっそりたたずむ食堂!見落とし注意~
住宅地にあるため、ただでさえ見つけづらそうなのに、この「チョガチッ」ときたら入口がこんな感じ!初めてやってきたナビは「えっ、ここ!?」と思わず声をあげちゃうほど。ちょこんとつけられた小さなボードには3品のメニュー名が書かれているだけで、大きな看板もなければ店名の表記もナシ。ここが食堂だって、近所の人でも知らない人がたくさんいるんじゃ!?と疑わずにはいられませ~ん。シンプルなこの外観、みなさんもお店を探す時に見落とさないようご注意を!それでは門をくぐって中へ!
民家を利用しています!
塀の間にある入口を入ると、目の前にコの字型の民家が現れた!このように、ここ「チョガチッ」は民家を利用した食堂。まんなか部分は前庭のような感じで簡単な屋根が取り付けられていて、無造作にテーブルと椅子が置かれています。まぁこれはお客さん用ではないのですが、なんとも気取らない感じがいい味を出している!?隅っこに目をやると大きさがバラバラな甕(カメ)が置かれていて、これまたソウルっぽくない雰囲気。建物自体は「田舎を思い出すよ~」という韓国人の声が聞こえてきそうな昔ながらのつくり。縁側があって靴を脱ぎ、引き戸を開けて中に入るとそこが食事スペースになっています。
こちらの食堂では普通の家の小さな部屋で食事をする形なので、「お店」というより「誰かの家」という感覚。扉のある収納スペースがあったり気取らない座布団が置いてあったり。部屋から引き戸越しに前庭(中庭)を眺めるのもまた風流~。

それではお店の料理をご紹介しましょう!

■チムタッ
蒸した鶏肉料理のチムタッ。慶尚北道の安東(アンドン)の名物料理として知られる「チムタッ」。ソウルにもチムタッ専門店はたくさんありますが、しょう油ベースのタレで味付けされた黒っぽい色のものが一般的。でもここ「チョガチッ」のチムタッは白!安東チムタッのように味付けが完了したものとは違い、蒸した鶏を薬味ダレにつけながら食べるタイプになっています。鶏一羽単位で注文するこのチムタッ、テーブルに登場する時はほどよい大きさに分けられてくるから、見た目はあまりよくないかも!?でも見るからにプルプルと柔らかそうなお肉と鶏独特の香りが食欲をそそる~!
タッハンマリという韓国料理を食べたことがある方ならこのチムタッのイメージがすぐ湧くかも!タッハンマリのように、まず最初にタデギ(唐辛子やニンニク等の入ったタレ)、しょう油、酢、マスタードを好みの分量で混ぜ合わせることからスタート!それぞれの味がうまい具合に調和され、日本ではなかなか味わうことのない韓国ならではの味を楽しめます。タレをつけて食べるのが基本ですが、一度何もつけずに鶏そのままの味を味わってみるのもオススメ。ジューシーさは残しつつもサッパリと柔らかく蒸された鶏肉はその絶妙な加減が拍手もので、それだけでご馳走になりそうな一品です。
タデギとマスタードを入れ⇒

タデギとマスタードを入れ⇒

そこに酢を適量⇒

そこに酢を適量⇒

さらにしょう油を入れて⇒

さらにしょう油を入れて⇒

あとは混ぜるだけ~

あとは混ぜるだけ~

チムタッのお供に最適!おかずはこれら3品!
・大根キムチ
食べた瞬間、ナビ一行のみんなが口を揃えて「これタクワンだ!」。そうです、見た目こそ少し違いますが、これはあの甘酸っぱさも少し残したタクワンの味。こんなにみずみずしくて食べ応えのある厚さなので、普通のタクワンを食べるのとはまた違う新鮮な気持ちで食べられます。ナビは途中からこの大根キムチがやめられないとまらない状態に・・・。
・白菜キムチ
浅漬けのようなサッパリした感じのキムチはまるで一度水で洗ったかのよう。白菜の間に野菜などの具がたくさん挟まっています。薄味なので好き嫌いが分かれるかもしれませんが、これも爽やかな食感なのでどんどん食べられそう。
・タマネギ
切っただけのタマネギ^^。でも鶏肉のあぶらで少し口の中がしつこくなったな~という時に口直しとしてどうぞ。
■マンドゥ
チムタッと並んでお店を代表するメニューというのがこのマンドゥ。値段に比べて数こそ少し物足りないかなと思ってしまいましたが、ネギをはじめとした野菜やニンニク、タン麺などがうま~くミックス&味付けされたこのマンドゥは人気というだけあってやっぱりオイシイ。形が平べったくなっているので食べやすいし、淡白な味なので万人ウケしそうです。もちろんそのまま食べてもいいですが、しょう油ベースのタレがついてくるのでそれと一緒に。このしょう油には刻んだ青トウガラシが入っているので、少し辛みがあるタレになっています。数人で訪れるならぜひ一皿注文してみては!?
■マッククス
見た目は冷麺のようなマッグクス。でも麺は冷麺のような弾力がなく、つるつるといける蕎麦タイプです。キュウリと大根が上にのせられているだけで、余計なもののないなんともシンプルな作り!スープはトンチミ(水キムチ)のおつゆになっていて、写真でわかるとおりまるで水のような透明具合です。水キムチならではのさっぱり感が活かされているし、味もちょっと薄味め。チムタッやマンドゥといった少ししつこく味の濃い料理との相性が抜群で、シメとして食べるのにピッタリです。
いかがでしたか?ここの店名「チョガチッ」とは「妻の家」という意味。まるで田舎の妻の家でもてなしをうけているかのような、素朴な雰囲気と飾らない手料理が味わえます。全部食べ終えてお店をあとにするとき、ナビもすっかり一般の家にお呼ばれされていた気分だったことに気づかされました。置かれた甕や無造作に干されたビニール袋などを眺めながら庭スペースを通り過ぎるのも、なんともいえない味わいを感じられてよかったですョ。たまにはこういう地元っぽ~い食堂で韓国料理を味わってみるのもいいのではないでしょうか!?以上、ソウルナビでした。

記事登録日:2008-03-31

ページTOPへ▲

主なメニュー

単位:ウォン

イチオシ

チンタッ

蒸し鶏

찜닭

1羽
20,000

イチオシ

マッグクス

そば粉を使った冷麺

막국수

ムル(あっさり水)、ビビン(辛い混ぜ)選択可。
5,000

マンドゥ

餃子

만두

5,000

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2008-03-31

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供