温陽温泉にある、展示品約2万点の韓国最大規模の民俗博物館!
こんにちは!ソウルナビです。どこか他の国に興味を持つと、その国の歴史や文化をもっと知りたい!と思ったりしませんか?!例えば韓国旅行に来て韓国という国に興味を持ったり、ドラマや映画などで昔の時代の生活を見たりして、韓国の伝統や文化を詳しく知りたいと思った方はけっこういらっしゃるのではないでしょうか。今日は、そんな韓国の伝統文化を詳しく目で見ることのできる民俗博物館をご紹介したいと思います。忠清南道(チュンチョンナムド)は牙山市(アサンシ)にある「温陽民俗博物館」は、韓国の昔の生活に関わる資料や遺物などが数多く展示された博物館。その展示数は約2万点余りと、韓国では最大規模の民俗博物館なんです。さっそくご案内しましょう!
温陽温泉駅から歩いて20分!
忠清南道牙山市の温陽(オニャン)にあるこちらの博物館。温陽といえば温泉地として有名な場所でもあります。ソウルからは鉄道を利用すると約1時間の距離で、ソウル駅からKTXで天安牙山(チョナンアサン)駅まで行き、直結する地下鉄1号線の牙山駅に乗り換えれば2駅で最寄りの温陽温泉駅に到着。他に、ソウルからは高速バスで行く方法もあります(高速ターミナル、南部ターミナルのどちらのターミナルからも温陽温泉行きバスがあり)。博物館は温陽温泉駅から1.3㎞ほどで歩くと20分ほどの距離のところにあり、駅前から正面(北方向)へ伸びる大通りをひたすらまっすぐ行くだけで着くので分かりやすいので、地方の街並みを見ながらゆっくり歩いていくのもいいかも。
また温陽温泉駅からはバスやタクシーで行く方法もあり。タクシーではほぼ基本料金で行けます。バスならば、乗りなれていないと少し難しいかもしれませんが、行きは温陽温泉駅前にある観光案内所(日本語可)で乗り場やバスの番号を聞くと良さそう。帰りは博物館のすぐ前にある「温陽民俗博物館」停留所から出ているバスは全て温陽温泉駅へ行くので分かりやすく便利ですョ。
1978年に開館した博物館
1978年に開館した「温陽民俗博物館」。出版界の大物であるキム・ウォンデ氏が設立した博物館で、キム・ウォンデ氏が収集し、研究に使ったという民俗資料が体系的に展示されています。展示は室内展示場のほか公園のように整備された屋外の敷地内にも井戸や石像、建築などの遺跡が配置され、その規模は屋外約20,000坪(全敷地64,800平方m)、室内展示場約2,000坪(本館6,090平方m)。そして展示品の数は2万点余りにも及ぶ、韓国で最大規模の民俗博物館だそう。メインになる室内展示場の本館には実際に昔の時代に使われていた道具や衣装に加え、模型や写真までたくさんあり、昔の生活がリアルに伝わってきます。
本館の展示と施設
それでは、どんな展示物があるのか少しご紹介していきましょう。まずは室内展示場の本館から。こちらは展示室が三つに分かれています。各展示室のテーマは・・・
第1展示室: 韓国人の生活-韓国の衣食住
第2展示室: 生業と自然環境-農業、漁業など
第3展示室: 多様な文化と制度-工芸、信仰、学術など
となっています。ということで、それぞれの展示室ごとに展示物をチェック!
第1展示室: 韓国人の生活
衣食住を通して韓国の伝統的な生活が分かる展示室。食べ物の模型、昔の部屋を再現したものや、かつて実際に使われていた衣装、アクセサリー、生活用品などが数多く展示されているほか、当時の写真もたくさんあり、昔の生活をリアルに感じられます。
第2展示室: 生業と自然環境
農業や漁業、機織り、鍛冶場などで実際に使われていた道具を展示。
第3展示室: 多様な文化と制度
工芸、芸能などの芸術、信仰や学術などを通して韓国文化の様々な側面を見ることができる展示室。
ミュージアムショップ&カフェ(1階)
ちょっと一休みできるカフェ。お土産品も扱っています。1階の正面玄関を入るとすぐ正面にあり。
屋外の展示と施設
きれいに整備された公園のような空間に遺跡がぽつぽつと配置された屋外。さまざまな石像や墓石、お寺の塔、仏像、昔の生活に使われた道具、伝統建築物などがあり。
ミュージアムレストラン&カフェ「on」
「伝統と現代的なデザイン感覚を合わせた商品」を扱うミュージアムショップとレストランカフェが一緒になったお店。入口を入ってすぐ右手にあります。
連絡先: 041-542-6004
博物館の展示物をざっと見てみましたが、いかがでしたか?!展示品は約2万点で民俗博物館としては韓国最大規模のこちら。今日ご紹介したほかにも、まだまだたくさんの展示品があります。そして展示数が多いといっても、敷地は思ったよりも広くはなく、ほどよくまとまって展示されているので、とっても見やすい博物館になっていると思います。韓国伝統の暮らしに興味のある方にはもちろん、温陽へ行ったついでにどこか観光できるところはないかな?とお探しの方にもオススメです!以上、忠清南道牙山市にある「温陽民俗博物館」からソウルナビでした。