ソウルから温陽温泉へ日帰りで行ってきました!

KTXに乗ってソウルから約1時間のところにある牙山の温陽温泉へ、ぶらり日帰り旅行!

こんにちは!ソウルナビのあっきーです。おひさしぶりです、みなさん元気にしていましたか!?え?寒くて元気かどうかどころじゃないって?!そうですよね、今はさぶーい冬の真っただ中。特に今年、日本はとても寒いと聞きます。ソウルは例年より比較的暖かいほうなんですが、それでも朝晩は毎日氷点下の気温。やっぱり寒い!寒いっ!!そしてこんな寒いときには、どこか温まるようなところに行きたい!ってコトで今回あっきーは、あったかスポットを求めて地方の温泉へ行ってみることにしました!日本ほど多くはないけれど、韓国にもいくつかある温泉地。その中でも忠清南道の牙山(アサン)というところにある温陽温泉(オニャンオンチョン)は、KTX(韓国の高速鉄道)を利用するとソウルからたった1時間で行けちゃうんです。んー、それなら日帰りでも大丈夫なんじゃ?!と、今回はこの温陽温泉へソウルから日帰りで行ってみることに!今回は仲間のモリーと一緒に、さっそくしゅっぱぁーーつ!!

★温陽温泉の位置はこちら★

ソウル駅9:10発KTXで出発!

ソウルから温陽温泉へは直通の高速バスでも鉄道でも行くことができますが、今回はソウル駅からKTX(高速鉄道)を使って行くことに。でもKTXは温陽温泉駅に停車しないので、近くの天安牙山(チョナンアサン)駅までKTXで行き、そこから電車に乗り換えなければなりません。ソウル駅から天安牙山駅までは35分ほど。天安牙山駅からはソウル地下鉄1号線に乗り換えると2駅、約8分で温陽温泉駅に到着。今回はソウル駅9時10分発のKTXに乗るので10時頃の到着予定です。午前7時台や8時台のKTXもあるので、もう少し早く出発して到着してから温泉で朝風呂をっていうのもいいかもしれません。ソウル駅から天安牙山駅までKTXの料金は片道14,100ウォン。

ソウル駅の構内には朝ごはんに利用できるカフェや食堂がいっぱい。今回はチェーンのベーカリーカフェ、パリクロワッサンでパンとコーヒーを買い、KTXに乗ってから食べることにしました。ソウル駅のパリクロワッサンにはたくさんあるチェーン店の中でもここだけで売っている「ソウル駅ホットドッグ」(韓国語ではソウリョッハッドグ)というのがあるんですよ。
パリクロワッサン

パリクロワッサン

おいしそうなパンがずらり~

おいしそうなパンがずらり~

これがソウル駅ホットドッグ!

これがソウル駅ホットドッグ!

ソウル駅ホットドッグは一つ2,800ウォン

ソウル駅ホットドッグは一つ2,800ウォン

朝ごはんを調達したところで、いざ出発!!乗り場は10番です!
KTXにはフランス製の車両と、サンチョン(山川)号という国産の車両があるんです。今回乗るのは国産のサンチョン。座席はフランス製のものより座り心地がいかも。
サンチョンのシート

サンチョンのシート

インターネットで予約したチケット

インターネットで予約したチケット

ソウル駅ドッグの中身はソーセージとプルコギ(きのこ入り)

ソウル駅ドッグの中身はソーセージとプルコギ(きのこ入り)

電車は35分であっという間に天安牙山駅に到着!あまりにも早かったので、駅に停車しても着いたと気づかず、うっかり乗り過ごすところでした。電車が再び発車する前にぎりぎりセーフで無事下車。いやあ、危なかった^^;(本当に!)
ホント、ちゃんと降りられてよかったわ~

ホント、ちゃんと降りられてよかったわ~

出口はこちら

出口はこちら

さて、ここ天安牙山駅ではソウル地下鉄の1号線に乗り換えます。1号線ってずいぶん遠くまで走っているんですね。この乗り換えの道順が少し分かりにくく、少し歩かなければならないので道順をちょっとくわしくご紹介しましょう。
KTXのホームから下りてきた階段のすぐ左手(写真では階段の右側)の通路へ⇒

KTXのホームから下りてきた階段のすぐ左手(写真では階段の右側)の通路へ⇒

奥の自動ドアを通過し、しばらくまっすぐ行きます。⇒

奥の自動ドアを通過し、しばらくまっすぐ行きます。⇒

つきあたりを道なり(通路なり?)に左へ⇒

つきあたりを道なり(通路なり?)に左へ⇒

階段を下りて⇒

階段を下りて⇒

右へ進むと⇒

右へ進むと⇒

牙山駅に到着!

牙山駅に到着!

1号線で牙山駅から温陽温泉駅まではたったの2駅、時間にして8分ほど。もうすぐ近くまできているんですが・・・しかし!1号線の本数がとても少なく、乗り換えにはかなり時間がかかることも。改札前には待合室があるのでそこで待つと良さそう。この時は午前10時前だったので、10時14分の電車に乗ることに。ちなみに2番出口を出るとタクシー乗り場らしきものがあり、ここからタクシーで行くという手もあります。以前に一度乗ったことあるのですが、タクシーでは確か15分ほど、8,000ウォンくらいでした。
時間表では右が温陽温泉行き

時間表では右が温陽温泉行き

タクシー乗場?

タクシー乗場?

テレビあり、無料wifi利用可の待合室

テレビあり、無料wifi利用可の待合室

時間が来たのでホームへ。地下鉄1号線なのでT-money(交通カード)も使えます。改札を過ぎたら左の1番ホームへ。ちなみにこの牙山駅、国鉄のヌリロやセマウル号も乗り入れているのですが、これら国鉄のホームは地下鉄(電鉄)のホームより一段低くなっています。
T-money使用OK

T-money使用OK

1番ホームです。

1番ホームです。

駅のホーム

駅のホーム

10時25分頃、温陽温泉駅に到着!

乗り換えに少し時間をとられたのでソウルからは1時間15分ほどかかりました。さっそく、駅の前にある観光案内所で観光パンフレットをいろいろゲット。日本語のものもあります。また駅前の広場には「温陽別宮全図」という大きな絵が。観光案内パンフレットによると、温陽温泉は1300年以上にもなる韓国最古の温泉地とか。李朝の時代には世宗大王をはじめたくさんの王様が温陽温泉に離宮を建て、休養や病気治療のために滞在していたという記録があるそうです。さらにこの辺りは温泉地としてだけでなく、朝鮮時代に豊臣秀吉の朝鮮出兵から国を守った英雄として知られる水軍の名将、李舜臣(イ・スンシン)ゆかりの地としても有名。李舜臣はソウル生まれですが、幼い頃にここ温陽温泉のある牙山へ移住したんだそう。温陽温泉駅から車で5~10分ほど行ったところには李舜臣の精神を称える「顕忠祠(ヒョンチュンサ)」という祠堂もあるとか。
温陽温泉駅にはスーツケースも入りそうなサイズのコインロッカーもあり。

温陽温泉駅にはスーツケースも入りそうなサイズのコインロッカーもあり。

これが「温陽別宮全図」。駅の階段を下りるとすぐ。

これが「温陽別宮全図」。駅の階段を下りるとすぐ。

駅前の観光案内所では日本語もOKだそうです。

駅前の観光案内所では日本語もOKだそうです。

また、温陽温泉ではシティーバスツアーも運行されています。11月から3月の月曜日を除く毎日午前10:40に出発し、午後5時まで温陽温泉の見どころをいろいろまわってくれるそう。コースも5種類あり、日によって違うとか。料金は大人4,000ウォン、子供とお年寄りは2,000ウォン。
駅前で待機しているシティーツアーバス。

駅前で待機しているシティーツアーバス。

駅前の通りを左に少し行くと、タクシー乗場もあります。

駅前の通りを左に少し行くと、タクシー乗場もあります。

10:30~ まずは駅近くの地元市場周辺をぶらぶら~

それではっ!さっそく街の探索を開始!駅から正面に伸びる大通りをまっすぐ行き、すぐにある左手1本目の通りが「アサンシ・オングンロ・ムナエコリ(牙山市温宮路・文化の通り)」。石畳になっていて、洋服、雑貨などを扱う小さなお店や食堂などが並んでいます。チェーンのコスメショップなんかもありました。そしてその入口にはさっそく温泉施設も。「オニャンオンチョンタン(温陽温泉湯)」ですね。このように、この辺りには街のいたる所に沐浴湯(モギョクタン、銭湯のこと)のような温泉施設があるんです。そして、駅から向かうとこの「牙山市温宮路・文化の通り」の1本向こうの通りは「温陽温泉伝統市場」。地元の人たちが行く市場街が広がっています!
「牙山市温宮路・文化の通り」入口

「牙山市温宮路・文化の通り」入口

温泉だ~~

温泉だ~~

「牙山市温宮路・文化の通り」の様子

「牙山市温宮路・文化の通り」の様子

モギョクハムニダ

モギョクハムニダ

「温陽温泉伝統市場」

「温陽温泉伝統市場」

アーケードになった市場の中にはたくさんの人!朝から賑やかです。300mほどのアーケード通りに野菜、肉、魚介類、海苔に餅におかず類に味噌、唐辛子・・・と食材なら何でもそろっているまさに温陽温泉の台所といった感じ。楽しい地元の市場ウォッチングができます!わーい!
カムジャトッ(じゃがいも餅)を試食

カムジャトッ(じゃがいも餅)を試食

中身はこんなかんじ

中身はこんなかんじ

コッケ!コッケ!!(※コッケ=渡り蟹)

コッケ!コッケ!!(※コッケ=渡り蟹)

食材がいっぱい~

食材がいっぱい~

おいしそうなおかず

おいしそうなおかず

軽食店もありました

軽食店もありました

ブサイクな亀!?亀は李舜臣つながりでしょうか・・・

ブサイクな亀!?亀は李舜臣つながりでしょうか・・・

市場の入口のマークはやっぱり温泉の湯気?

市場の入口のマークはやっぱり温泉の湯気?

楽しい市場を通り過ぎたところに、また温泉施設を発見。むむっ、この構え・・・完全に昔の銭湯の雰囲気!?気になるなあ・・・あとで行ってみるかな。

さきほど通ってきた「温陽温泉伝統市場」のさらに北側(駅と反対方向)へ行ってみると、ここにもまた市場が。「中央商街」や「温陽常設市場」などがあります。先ほどの食料品店が並ぶアーケード通りにこれらを合わせたのが「温陽温泉伝統市場」のようですね。こっちのほうには食料品のほか、衣類や雑貨を扱うお店も。「中央商街」は時間帯にもよるのでしょうが、この時はちょっと寂れていて何だかかなりディープな雰囲気!?
ソウルから温陽温泉へ日帰りで行ってきました! ソウルから温陽温泉へ日帰りで行ってきました! ソウルから温陽温泉へ日帰りで行ってきました!
昔っぽい雰囲気が濃い「中央商街」

昔っぽい雰囲気が濃い「中央商街」

お風呂帰り?

お風呂帰り?

駅から3本目の通り

駅から3本目の通り

11:20~ あっ、足湯発見!!

駅から3本目の通りを駅前から続く大通り方面へ歩いて行くと、大通りとの角に足湯を発見!!おおっ、温泉街というとこれ、これ!さっそく足湯に入るぞ~~
「足湯だっ!!」

「足湯だっ!!」

こんなかんじ

こんなかんじ

地元の人らしきおじいさん、おばあさんや観光客らしき人たちがひっきりなしに訪れていてかなりの人気がうかがえる、この足湯。お湯はさっき見た「温陽温泉湯」から引いているそうで、利用可能時間は午前9時から午後11時まで。ん、でも利用者のほとんどはお湯に足をつけず上げている??
その理由は、こちらのお湯がとっても熱いから!長くつけていられません!よく来ているという地元のおじいさんのお話によると、大通りに近いほうの側からお湯が流れていているので、そこからは離れて座るのがおススメだそう。でも寒い中をしばらく歩いて冷え冷えになった身体があたったまります~。んー、熱いがいい湯だ。
どうかな?

どうかな?

「あ、あちぃっ!!」

「あ、あちぃっ!!」

モリーも「あついっ!」

モリーも「あついっ!」

あまりの熱さに足が真っ赤に!?

あまりの熱さに足が真っ赤に!?

この足湯は「市民文化福祉センター」という建物のすぐ前にあり。建物の隣にはお手洗いがあるので、もしタイツやストッキングなどを脱ぎ着したいときはここを利用するとよさそうです。
お手洗い

お手洗い

市民文化福祉センター

市民文化福祉センター

11:40~ 「温陽民俗博物館」へ!

他にどこか見どころがないかと観光マップを開いてみると、歩いて行けそうな距離に「温陽民俗博物館」があるよう。駅のある辺りから1.2kmほど、歩いて20分くらいでしょうか。よし、歩いて行ってみよ!
出発すること約20分。着きました。駅前の大通りをひたすら北に向かうと左にあります。大人1人5,000ウォンの入場料を払って中へ。敷地内は公園のように整備されていて、井戸や石像などの遺跡がぽつぽつと配置されています。本館と呼ばれる室内展示館はこの敷地内の一部。さっそく入ってみよっと。
門の横のチケット売り場

門の横のチケット売り場

敷地内の全体図

敷地内の全体図

室内展示館はこちらー

室内展示館はこちらー

案内パンフレットによると、こちらは出版界の大物、キム・ウォンデ氏が設立した博物館。先生が収集し、研究に使ったという民俗資料が体系的に展示されています。本館2,000坪、野外20,000坪の広さがあり、展示品は約2万点で韓国最大規模の民俗博物館とか!本館には実際に昔の時代に使われていた道具や衣装のほか、模型や写真までたくさんあり。あっきーは正直、この博物館が今まで行った韓国のこういった種類の博物館の中で一番気に入ってしまいました!展示品は本当にかつて使われていたもので、昔の生活がリアルに伝わってきます。ソウルにあるこのような博物館は王宮関係が多いけれど、ここに展示されているのはほとんどが一般の庶民のもの。そしてその展示数もかなりのもの!写真もいっぱいあり、本当に面白いです。
ソウルから温陽温泉へ日帰りで行ってきました! ソウルから温陽温泉へ日帰りで行ってきました! ソウルから温陽温泉へ日帰りで行ってきました!
こなき・・・?

こなき・・・?

犬!?腫れを治すまじないだそうです。

犬!?腫れを治すまじないだそうです。

派手な紙細工の亀甲船

派手な紙細工の亀甲船

外の展示もチェック。広すぎない敷地にサクサクと展示物が置かれていて、散策にもちょうどいい感じにまとまっています。この日は池が完全に凍ってしまうほど寒かったけれど、暖かい時にまた来たいな~。
ソウルから温陽温泉へ日帰りで行ってきました! ソウルから温陽温泉へ日帰りで行ってきました! ソウルから温陽温泉へ日帰りで行ってきました!
あっきーの好きなコインドル!大昔の墓石と言われています。

あっきーの好きなコインドル!大昔の墓石と言われています。

韓国のシーソー

韓国のシーソー

昔の民家もありました。

昔の民家もありました。

もうちょっとゆっくり見たかったのですが、今日は日帰り。また来ることにして1時間ちょっと見学した後、今度は路線バスに乗ってまた駅のほうへ。博物館の案内所できいたところ、博物館前のバス停からはどのバスに乗っても駅前に着くとか。これは分かりやすいですね。大人1人1,200ウォンの運賃を支払ってバスに乗り込みます。ただし、ここではソウルのT-money(交通カード)は使えないので注意!温陽温泉駅の一つ手前、「アサンチュキョプ・オンチョンジジョム(牙山蓄協・温泉支店)」バス停で下車。ランチのお店へ向かいます。
「温陽民俗博物館」バス停

「温陽民俗博物館」バス停

バスが来た~

バスが来た~

「牙山蓄協温泉支店」バス停

「牙山蓄協温泉支店」バス停

13:30~ 「ヨミョンフェグァン」で栄養ごはんのお手頃韓定食ランチ!

今回の昼食は温陽温泉駅のすぐ近くにある韓定食のお店「ヨミョン会館(フェグァン)」。現地インターネット情報によると、栄養石釜飯や蓮の葉包みご飯にたくさんのおかずが付く韓国料理の定食がお手頃価格で味わえる人気店とか。ランチにちょうど良さそうな11,000ウォン(※2012年1月現在)の定食がいくつかあるうち、あっきーは「ヨンヤン・トルソッ・ジョンシッ(栄養石釜定食)」、モリーは「ヨンヤン・ヨニッパッ・ジョンシッ。(栄養蓮の葉包みご飯定食)」を注文。(本当は牡蠣石釜飯にしたかったんですが、この時は品切れとTT)栄養石釜飯はお米と一緒に25種類もの豆や穀物などの食材が石釜で炊き込まれたもの。醤油タレを少しかけてからよーく混ぜ混ぜしていただきます。ん、おかずがなくてもこれだけで十分に美味しい炊き込みご飯!おかずを数えたら、テンジャンチゲ(韓国の味噌チゲ)や焼き魚、小さなチヂミにナムル、塩辛、キムチなど合わせて19種類も。これだけで「1日30品目」を余裕で制覇できるヘルシー定食ですね。モリーの蓮の葉包みご飯も、ご飯に葉っぱの香りがうつっていて美味しかったぁ~。
ご飯だ、ご飯だ!

ご飯だ、ご飯だ!

こんなにもおかずが

こんなにもおかずが

石釜飯を混ぜ混ぜ

石釜飯を混ぜ混ぜ

いっただっきまーす!!

いっただっきまーす!!

モリーの蓮の葉包みご飯

モリーの蓮の葉包みご飯

おかずもおいしっ!

おかずもおいしっ!

14:40~ さぁー、温泉に入るぞっ!まずは「シンチョンタン」

では、午後からは温泉めぐり!といっても、前売りで買っておいた夕方の天安牙山駅発のKTXに乗るためには、温陽温泉駅から午後4時過ぎの電車に乗らなくてはなりません!なので1時間半ほどで2つの湯をまわってみることに。もう少し帰りを遅くすると、駅の近くにはたくさん温泉施設が点在しているのでもっとまわれますよね。

ということでまずやってきたのは、駅から歩いて5分ほどのところにある「シンチョンタン」。2005年にリニューアルしたキレイな施設&比較的大きな規模で人気とか。建物は新しいといっても、こちらは1958年に韓国人が初めて温泉を掘ることに成功したというお湯を使った、温陽温泉では歴史の古い温泉施設。リニューアル前の施設は1960年に建てられたものだったんだそう。泉質は重炭酸ナトリウムを含む弱アルカリ性で、慢性皮膚炎、神経痛、麻痺症状、体質改善、血液循環促進などに効能があるとのことです。

それでは入ってみましょう。入場料は大人1人6,000ウォン、受付で入場料と引き換えにロッカーの鍵を受け取ります。ちなみに料金は満1歳~7歳が2,500ウォン、小学生~高校生とお年寄りが4,000ウォン、女湯に入れる男児は3歳まで。中は地元の人らしき人々でいっぱい。施設も確かに新しめでキレイです。
お風呂は1階が男湯で、女湯は2階。階段を上るとすぐ女湯の入口があり。
女湯エリアに入ると、すぐ右のほうに靴箱のロッカーが。受付で受け取った鍵にあるのと同じ番号のロッカーにまずは靴を入れます。そして中にある受付カウンターで靴箱の鍵と入場券を渡すと、脱衣ロッカーの鍵と貸タオルがもらえる仕組み。ここから写真はNGですが中の様子はというと、平日の昼間(この日は金曜日)だというのに中も現地の人でごった返しています!お湯は大きな熱湯を中心に、冷湯、奥には檜風呂などいくつかあり、サウナもあります。そして足湯もそうだったんですが、ここもお湯はかなり熱め!原泉の温度は60度とか。肩まですっぽり浸かっている人はめったにおらず、足や腰から下だけをお湯に浸けて湯船のふちに座っている人がほとんどです。長湯は危険そうですが、やっぱり温泉のお湯、少し入っただけでも温まり、汗がぶわーっと出てきました。
受付カウンターではあかすりタオルほか、入浴に必要なものを販売。

受付カウンターではあかすりタオルほか、入浴に必要なものを販売。

これが靴箱のロッカー。長いブーツは入らないかも!?

これが靴箱のロッカー。長いブーツは入らないかも!?

ここからが脱衣ロッカーエリア。撮影はここまでが限界・・・

ここからが脱衣ロッカーエリア。撮影はここまでが限界・・・

15:30~ 温泉2軒目は古めかしい建物が気になる「シンジョングァン」へ!

さて今度は、午前中に見かけて気になっていた外観からして古い銭湯の雰囲気がぷんぷんとする「シンジョングァン・オンチョンタン」へ!「シンチョンタン」から歩いて3分ほどのところにあるこの建物、構造といい色使といい本当に昔の銭湯って感じです。看板には「第一号源湯」との文字が!?聞いてみると、温泉施設として牙山市に認可された第一号がこちらとか。1959年のことだそうです。建物向かって右手が男湯、そして左手が女湯の入口。入場料は満7歳以上で1人3,000ウォン、6歳までは1,500ウォン。おおー、お値段も昔風ですね。ところがこの入場料は本当にただの入場のみの料金。タオルもないし、石鹸なども各自準備しなければなりません。でも準備してこなかった場合は、1枚200ウォンでタオルを借りることもできますし、小さな石鹸も販売しています。
建物の中も、昔っぽいこちら。木造で休憩スペースには古めかしいソファーや鏡が置かれています。では女湯の中へ~。靴は持って入ります。
中をお見せできないのが残念ですが、木造のロッカーが並ぶ脱衣所もタイルの浴室も、期待した通り「昔の銭湯」といった雰囲気満点!設備は古いけれど、掃除が行き届いた感じがするのもグッド。おススメです。お客さんはほぼ地元の常連さんたちといったかんじで、お年寄りの方だけじゃなく若い子も結構いました。そしてお湯は、これまた激熱!今までで一番熱いかも!?浴室の入口ドアには「3分以上お湯に入らないでください」との注意書きがあるし、温度を聞いてみると50度くらいとか!これは3分どころか、1分くらいが限界。でも、このお湯に浸かったとたん、お肌が急にツルツル、スベスベになったような!?受付のおばちゃん曰く、「ここのお湯が温陽温泉で一番良いのよ!」とのこと。
温泉成分の表

温泉成分の表

牙山市による温泉許可第一号のマーク

牙山市による温泉許可第一号のマーク

湯上りの一杯!

湯上りの一杯!

ぷはーっ、爽快!!

ぷはーっ、爽快!!


★★駅周辺の温泉マップ★★
2か所の温泉をまわった今回の旅。これら今回行ったところのほかにも、駅から歩いてすぐに行ける温泉施設はいっぱいあります。ということで、今回行った2つの施設と、歩いて見かけた温泉施設の場所をマップにまとめてみました。今回行った市場や「牙山市温宮路・文化の通り」、それからランチをした食堂「ヨミョン会館」の位置も合わせてチェックしてみてくださいね。
※料金と営業時間は2012年1月現在のもので、これらの情報と収容規模などは牙山市が発行している観光ガイド案内をもとにしています。

温陽温泉の駅近くにある温泉施設マップ

①シンジョン館温泉湯(シンジョングァン・オンチョンタン)

営業時間: 4:30-20:00くらい
入場料金: 満7歳以上3,000ウォン、6歳まで1,500ウォン ※タオルなし。
電話番号: 041-541-0011
住所: 牙山市(アサンシ) 温泉洞(オンチョンドン) 242-18
規模: 男湯80人/女湯80人まで
②シンチョン湯(シンチョンタン)

営業時間: 5:00-24:00
入場料金: 大人6,000ウォン/小学生~高校生、お年寄り4,000ウォン/満1歳~7歳2,500ウォン
電話番号: 041-545-7777
住所: 牙山市(アサンシ) 温泉洞(オンチョンドン) 221-2
規模: 男湯210人/女湯240人まで
③チョンス温泉湯(チョンス・オンチョンタン)

営業時間: 5:30-22:00
入場料金: 大人4,000ウォン
電話番号: 041-547-9005
住所: 牙山市(アサンシ) 温陽1洞(オニャンイルドン) 90-8
規模: 男湯210人/女湯230人まで
④温陽温泉湯(オニャンオンチョンタン)

営業時間: 5:00-19:30
入場料金: 大人4,000ウォン
電話番号: 041-545-2631
住所: 牙山市(アサンシ) 温泉洞(オンチョンドン) 90-7
規模: 男湯80人/女湯90人まで
⑤現代湯(ヒョンデタン)

営業時間: 5:00-19:00
入場料金: 3,000ウォン
電話番号: 041-542-3201
住所: 牙山市(アサンシ) 権谷洞(クォンゴットン)
規模: 男湯150人/女湯150人まで
⑥温陽清州温泉(オニャンチョンジュ・オンチョン)

こちらはホテルの温泉施設。観光案内パンフレットによると、宿泊は1泊30,000ウォン、もちろん温泉のビジター利用もできます。

電話番号: 041-546-2151
住所: 牙山市(アサンシ) 温陽1洞(オニャンイルドン)86-16
★足浴湯(チョギョクタン)

市場の近く、「市民文化福祉センター」前にある足湯。利用時間はだいたい9:00~23:00だそうです。
また、これら温泉施設のほかにもホテルなど宿泊施設には必ず温泉が付いています。

温陽温泉駅16:17発の電車でソウルへ~

帰りは温陽温泉駅16時17分発の電車に乗り、まずは来た時と同じKTXの停まる天安牙山駅へ。予約しているソウル行きのKTXは天安牙山駅を17時1分に出発です。
温陽温泉駅では2番乗り場へ

温陽温泉駅では2番乗り場へ

KTXに乗り換える天安牙山駅

KTXに乗り換える天安牙山駅

天安牙山駅では乗り換え待ちに少し時間があったので、駅を探検。駅内にはコンビニや一休みできるカフェ、食堂などがいくつかあります。簡単な牙山市の観光案内コーナーもありました。コインロッカーもチェックしてみましたが、この駅にはスーツケースが入るくらいの大きなロッカーはなし。大きな荷物を持ってくる場合は、大型ロッカーのある温陽温泉駅で預けると良さそうですね。
(※上参照。ただし数はあまりありませんでしたが・・・)
天安といえば、ホドゥグァジャ(くるみ饅頭)の本場。この駅にもあるくるみ饅頭の売店でお土産をゲット。
無事午後5時1分発のKTXに乗ってソウルへ。帰りはフランス製のKTX。ん、やっぱり国産のほうがシートの座り心地がいいな。途中、お土産に買ったくるみ饅頭を一つ味見。何が入ってるのか分からないけれど、皮の生地が黒い色をしています。美味しい!
ソウルから温陽温泉へ日帰りで行ってきました! ソウルから温陽温泉へ日帰りで行ってきました!
フランス製KTXの座席

フランス製KTXの座席

ホドゥグァジャを味見

ホドゥグァジャを味見

いかがでしたか?朝の9時にソウルを出発して午後5時発のKTXで帰るという、滞在時間のそんなに長くないプランでしたが、思ったよりいろいろと楽しめたような気がします。温陽温泉は駅の周辺に小ぢんまりと温泉や市場などがまとまっているので、このように短時間でも温泉地を十分満喫できるのではないでしょうか。温泉施設はどこも朝早くから開いているので、もう少し早く出発して朝から温泉に入ったり、またもう少しゆっくりして晩ごはんまでいただいたりしても良さそうですね。みなさんもソウルからふらりと電車ですぐに行ける温陽温泉へあったまりに行ってみては!?以上、ソウルナビのあっきーでした。

その他情報

※記事中に出てくる価格の情報は2012年1月現在のものです。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-01-27

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