大韓民国歴史博物館

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韓国最初の国立近代博物館!開港から少女時代まで、韓国の近代史がリアルに見られる新しいスタイルの博物館!

こんにちは!ソウルナビです。韓国に旅行で何度か行くと、歴史や文化にも興味がわいてくる人も多いのでは?今日、ご紹介するのは、2012年末にオープンした韓国初の国立近現代史博物館、「大韓民国歴史博物館」!19世紀末の開港期から現代までの韓国の歴史をわかりやすく学べる博物館です。地上8階建ての建物に4つの常設展示室と2つの企画展示室のほか、収蔵庫やセミナー室、講義室、カフェ、屋上庭園などが備えられています。またデジタル先進国の韓国らしく、展示にもさまざまな最新機器やテクノロジーが駆使された大型博物館!それでは、「大韓民国歴史博物館」へ一緒に行ってみよー!

■光化門のすぐそばにリニューアルされた建物が「大韓民国歴史博物館」

「大韓民国歴史博物館」があるのは景福宮(キョンボックン)の正門、光化門(クァンファムン)のすぐ手前!この場所なら景福宮を見学した後にさらに近代の歴史を見てみようと立ち寄るのにも便利ですよね。最寄り駅は地下鉄5号線クァンンファムン駅2番出口から徒歩5分。また地下鉄3号線キョンボックン駅やアングッ駅、地下鉄1号線チョンガッ駅からも徒歩10分くらいの距離。仁寺洞や市庁周辺の観光帰りにも気軽に寄れちゃいます!建物は旧文化体育観光省の庁舎をリモデリングしたもので、環境に配慮し、バリアフリーの最先端施設となっています。
入り口や館内からも景福宮が見えます。

入り口や館内からも景福宮が見えます。

外壁にはハングルで堂々と書かれた「大韓民国歴史博物館」の文字

外壁にはハングルで堂々と書かれた「大韓民国歴史博物館」の文字


博物館の入口を入って正面にはインフォメーションデスクが。こちらで館内の案内パンフレットを受け取れます。インフォメーションデスクの奥には、荷物預かり所、医務室、搾乳室もあり。
(※2013年1月上旬現在、日本語版パンフレットはありませんが、近日中に用意されるとのこと。また、日本語担当者は現在不在ですが、今後は時期未定ながら日本語担当者が配属される予定があるとのこと)

「大韓民国歴史博物館」には展示解説や様々な体験プログラムをサポートするモバイルアプリがあり、皆さんのスマートフォンやタブレットで利用できます(2013年1月現在はAndroid版のみ先行リリース。iPhoneやiPad対応のiOS版は近日リリース予定)。アプリは日本語にも対応!館内では無料のWi-Fiが利用できるので、その場で自分のスマートフォンでもアプリをダウンロードすることが可能!スマートフォンやタブレットを持っていない人は、タブレットのレンタルサービスもあり。レンタルの際はパスポートや外国人登録証などの本人を確認する証明が必要となります。ただタブレットは台数に限りがあるので、場合によってはレンタルできない場合もあります。
中央の青とピンクの3本線のマークが、博物館のアプリ。

中央の青とピンクの3本線のマークが、博物館のアプリ。

こんなふうに館内の案内図などを見られます。

こんなふうに館内の案内図などを見られます。

館内ではパスワードなしで「museumOPEN」というWiFiに接続可能

館内ではパスワードなしで「museumOPEN」というWiFiに接続可能


<フロア別施設案内>
5階 常設展示室3、常設展示室4
4階 常設展示室2
3階 常設展示室1、カフェテリア、ミュージアムショップ
1階 インフォメーションカウンター、第一企画展示室、第二企画展示室

それでは、博物館の各フロアを見て行きましょう!

■1階展示

第1企画展示室 【大韓民国の再発見】
1階入口に入ってすぐ右横にある企画展示室。最先端のディスプレイと文化コンテンツが融合された、さまざまな所蔵資料を楽しめる複合展示空間です。空間の中央で人が資料をめくる動作をすると実際にディスプレイの画面も対応して動くなど、アナログ的感性も感じられるつくり。ディスプレイの前では人が一生懸命に体を動かしながら、資料閲覧を楽しんでいます。資料も未来を担う次世代が単なる知識習得にとどまらず、歴史の発展を体験しながら知恵を身につけられるように、再構成されているんだそう。
大画面で自分が見たい画像を選ぶことができます。

大画面で自分が見たい画像を選ぶことができます。

こうやって中央で構えて…

こうやって中央で構えて…

手をエイッと動かせば、画面も一緒に動く!

手をエイッと動かせば、画面も一緒に動く!


第2企画展示室【子ども歴史教室】
ちょっと昔の大韓民国ってこんなふうだったんだ!直接見て、触って、家族で歴史を楽しんで学べる空間。部屋のあちこちに楽しめる仕掛けがされていて、子どもも近現代史に興味を持って学べそう。展示室内には昔の電車や自転車、白黒テレビ、公衆電話などの模型や実物資料などもたくさん。一部の実物資料は、実際に手に持って見れるように貸し出しサービスもあり。また、タブレットやマルチタッチテーブル、ゲーム、動画、絵本などを通じて展示内容を楽しんだり体験することも。ちなみに体験は事前予約制となっています。
昔の電車の模型。子どもなら中にも入れます。

昔の電車の模型。子どもなら中にも入れます。

オム・ボクドンという昔の自動車。

オム・ボクドンという昔の自動車。

タッチテーブルでは、ゲームなども可能。

タッチテーブルでは、ゲームなども可能。

予約制なので、自分のペースで楽しめます。

予約制なので、自分のペースで楽しめます。

展示室前のギャラリーでは、歴史関係の本など閲覧自由。

展示室前のギャラリーでは、歴史関係の本など閲覧自由。

第2企画展示室の閲覧予約は、入り口手前のカウンターで。

第2企画展示室の閲覧予約は、入り口手前のカウンターで。

※企画展示室の展示内容は、時期によって異なる場合があります。

■3階展示

【常設展示室1】 大韓民国の胎動
こちらの展示室では、朝鮮が世界に門戸を開いた1876年の大韓帝国の時代から1945年の光復節(植民地統治から脱して自主独立国家へ)に至る期間の大韓民国の歴史を展示。
展示室内は、歩き進むごとに時系列に順を追って歴史を理解できるつくりに。 展示室内は、歩き進むごとに時系列に順を追って歴史を理解できるつくりに。 展示室内は、歩き進むごとに時系列に順を追って歴史を理解できるつくりに。

展示室内は、歩き進むごとに時系列に順を追って歴史を理解できるつくりに。

<展示内容>
大韓民国の国旗の変遷

大韓民国の国旗の変遷

韓国語や韓国名が失われていた時期についての解説

韓国語や韓国名が失われていた時期についての解説

8.15光復節を、歴史の重要人物の写真で表現

8.15光復節を、歴史の重要人物の写真で表現

地図と時系列を組み合わせて、重要な出来事を解説

地図と時系列を組み合わせて、重要な出来事を解説

足元にも文字が浮かび上がる仕掛けが。

足元にも文字が浮かび上がる仕掛けが。

自由・・・

自由・・・

国家分断について解説しているコーナーには、38度線や標識の模型も。 国家分断について解説しているコーナーには、38度線や標識の模型も。

国家分断について解説しているコーナーには、38度線や標識の模型も。

■4階展示

【常設展示室2】 大韓民国の基礎確立
常設展示室2の「大韓民国の基礎確立」では、大韓民国政府の樹立と6∙25(朝鮮戦争)の様子、そして苦難を乗り越えて近代国家の土台を作った過程を展示。また、市民の力で守った民主主義の礎、4∙19革命(四月革命)なども紹介しています。
<展示内容>
近代大韓民国史に大きな爪痕を残した朝鮮戦争の貴重な資料をたくさん展示し、模型、実物資料、デジタル機器を使ってその様子をリアルに伝えます。
6月25日 計画された南侵

6月25日 計画された南侵

目の前に迫った統一の機会

目の前に迫った統一の機会

戦中の銃や武運祈願の旗の展示

戦中の銃や武運祈願の旗の展示

「李承晩(イ・スンマン)を大統領候補に」というポスター

「李承晩(イ・スンマン)を大統領候補に」というポスター

精巧な人形で当時の市民の暮らしの様子を再現 精巧な人形で当時の市民の暮らしの様子を再現

精巧な人形で当時の市民の暮らしの様子を再現

戦争にさらわれた人生の足場

戦争にさらわれた人生の足場

教育施設は30%が破壊

教育施設は30%が破壊

「私達の青年に武器をくれ!」

「私達の青年に武器をくれ!」

1955年に生産開始された、初の国産自動車。

1955年に生産開始された、初の国産自動車。

■5階展示

【常設展示室3・4】 大韓民国の成長と発展/大韓民国の先進化、世界への飛躍
5階には、2つの常設展示室が。常設展示室3「大韓民国の成長と発展」では、今日の大韓民国を築くまで経済成長と民主主義の発展を紹介。多様な社会・文化現象を通して、市民の暮らしの変化を展示しています。
また、常設展示室4「大韓民国の先進化、世界への飛躍」では短期間で先進国入りを果たし、スポーツや文化、経済などさまざまな分野においても世界で活躍する大韓民国を紹介。国際社会において先導的な役割を担い、世界各国と共存繁栄のために努力する大韓民国の未来ビジョンを見ることができます。
<展示内容>
5階は、歩き進むにつれてだんだんと現代の歴史につながる展示が増えてきます。皆さんの記憶にも残っているような、現在進行形の歴史を楽しむことも!
1960〜2010年代までの歴史の流れを順を追ってみると、どうやって今日の発展があるのかが、よりわかるように! 1960〜2010年代までの歴史の流れを順を追ってみると、どうやって今日の発展があるのかが、よりわかるように! 1960〜2010年代までの歴史の流れを順を追ってみると、どうやって今日の発展があるのかが、よりわかるように!

1960〜2010年代までの歴史の流れを順を追ってみると、どうやって今日の発展があるのかが、よりわかるように!

アメリカの有名大衆誌Newsweekで、初めて大々的に「大韓民国」が取り上げられた時のもの

アメリカの有名大衆誌Newsweekで、初めて大々的に「大韓民国」が取り上げられた時のもの

1960~2000年頃までの、韓国の経済成長を表した記事

1960~2000年頃までの、韓国の経済成長を表した記事

今では、韓国の主力産業となったテレビ。日本の昭和時代のものと似ていますね。

今では、韓国の主力産業となったテレビ。日本の昭和時代のものと似ていますね。

1969年に起亜産業が生産した3輪トラック“T-600”

1969年に起亜産業が生産した3輪トラック“T-600”

経済成長の中にある市民の姿を、人形とデジタルアニメーションの両方で再現。 経済成長の中にある市民の姿を、人形とデジタルアニメーションの両方で再現。

経済成長の中にある市民の姿を、人形とデジタルアニメーションの両方で再現。

近代韓国史の大きな転換点、民主化運動についても詳しく知ることができます。 近代韓国史の大きな転換点、民主化運動についても詳しく知ることができます。

近代韓国史の大きな転換点、民主化運動についても詳しく知ることができます。

■大衆文化についての展示■
80年台は大衆文化も花開いた時代でした。こちらは、映画のポスターなど。日本人が見ても、どこか懐かしさが…? 80年台は大衆文化も花開いた時代でした。こちらは、映画のポスターなど。日本人が見ても、どこか懐かしさが…? 80年台は大衆文化も花開いた時代でした。こちらは、映画のポスターなど。日本人が見ても、どこか懐かしさが…?

80年台は大衆文化も花開いた時代でした。こちらは、映画のポスターなど。日本人が見ても、どこか懐かしさが…?

当時のレコードなどがライブラリー形式で展示されています。 当時のレコードなどがライブラリー形式で展示されています。 当時のレコードなどがライブラリー形式で展示されています。

当時のレコードなどがライブラリー形式で展示されています。

雑誌や新聞の様子からも、当時の市民の暮らしぶりをよく感じ取れます。 雑誌や新聞の様子からも、当時の市民の暮らしぶりをよく感じ取れます。 雑誌や新聞の様子からも、当時の市民の暮らしぶりをよく感じ取れます。

雑誌や新聞の様子からも、当時の市民の暮らしぶりをよく感じ取れます。

■あなたも気分は大統領!?
5階展示室の中ほどには、青瓦台を模した部屋が!大統領の椅子や、ニュースでおなじみのスピーチ台など、観覧客が自由に行き来できるようになっています。
これが、大統領の椅子!!

これが、大統領の椅子!!

子供たちを中心に、座ってみたい人でいっぱい!

子供たちを中心に、座ってみたい人でいっぱい!

大統領気分で記者会見?撮影も自由です。

大統領気分で記者会見?撮影も自由です。

このフロアの窓からは、景福宮や本物の青瓦台も見えます。

このフロアの窓からは、景福宮や本物の青瓦台も見えます。

歴代大統領の写真。まさに大韓民国の歴史です。ここに李明博さんや朴槿恵さんの写真も加わっていくのでしょう。 歴代大統領の写真。まさに大韓民国の歴史です。ここに李明博さんや朴槿恵さんの写真も加わっていくのでしょう。

歴代大統領の写真。まさに大韓民国の歴史です。ここに李明博さんや朴槿恵さんの写真も加わっていくのでしょう。

■近年の出来事。記憶にも新しい最近のことも!■
1988年ソウルオリンピックや2002年日韓共催W杯の展示も。熱狂的な盛り上がりの記憶が甦るような資料の数々。 1988年ソウルオリンピックや2002年日韓共催W杯の展示も。熱狂的な盛り上がりの記憶が甦るような資料の数々。
1988年ソウルオリンピックや2002年日韓共催W杯の展示も。熱狂的な盛り上がりの記憶が甦るような資料の数々。 1988年ソウルオリンピックや2002年日韓共催W杯の展示も。熱狂的な盛り上がりの記憶が甦るような資料の数々。

1988年ソウルオリンピックや2002年日韓共催W杯の展示も。熱狂的な盛り上がりの記憶が甦るような資料の数々。

最近の韓流文化も、もはや現代史!

最近の韓流文化も、もはや現代史!

そして、時代は「少女時代」へ(!?)

そして、時代は「少女時代」へ(!?)

パソコンや携帯電話の進化の歴史。こういう製品を経て、今のスマフォなどが生まれたんですねー パソコンや携帯電話の進化の歴史。こういう製品を経て、今のスマフォなどが生まれたんですねー

パソコンや携帯電話の進化の歴史。こういう製品を経て、今のスマフォなどが生まれたんですねー

このデジタル画面では、以前と現在を比較した様々な数字のデータを見られるます。

このデジタル画面では、以前と現在を比較した様々な数字のデータを見られるます。

韓国人は昔から背が高かったわけではないんですねー。

韓国人は昔から背が高かったわけではないんですねー。

■あなたの未来へのメッセージを残そう!■
こちらのコーナーは、未来へ向けてのあなたのメッセージを残し、デジタル大画面で共有できるコーナー。手前のタッチパネルでメッセージを入力して撮影もすれば、あなたの写真付きオリジナルメッセージがすぐに完成。それを前方の大画面に送信することができます!自分のEmailアドレスで受け取ることも可能。
機械の前では、人が一生懸命入力中。

機械の前では、人が一生懸命入力中。

自分が未来に残したいメッセージって、なんだろう…

自分が未来に残したいメッセージって、なんだろう…

大画面に自分の顔写真と一緒に表示されます。みんな、フワフワ浮いてますねーw 大画面に自分の顔写真と一緒に表示されます。みんな、フワフワ浮いてますねーw

大画面に自分の顔写真と一緒に表示されます。みんな、フワフワ浮いてますねーw


【教育プログラムや体験プログラム】
「大韓民国歴史博物館」では今後、教育プログラムや力を入れていく計画とか。学生や青少年対象のものから外国人対象のものまで、幅広いプログラムを準備する予定だそうです。来館者が気軽に楽しめる体験プログラムや公演も行われる予定だそうなので、これからますます楽しみが増えていきそう。プログラムの内容や日程は決まり次 第、ホームページなどで公開されるそうです。


■3階にはミュージアムショップやカフェも!

【ミュージアムショップ】
「大韓民国歴史博物館」ならではの、伝統工芸品などお土産がいっぱい!歴史をいろいろ学んだ記念に、ここでしか買えないグッズを買って帰るのはいかが?
【カフェテリア】
たくさん歩いた後には、カフェテリアでひと休みすることも!
いかがでしたか?さすがデジタル技術に強い韓国だけあって、博物館の至るところにデジタルと歴史が融合した仕掛けがされているところが面白さのひとつ。今までちょっと歴史にはあまり触れてこなかった人にとっても、興味をひくようなつくりになっています。歴史好きな人にとっては、必ずおさえておきたいスポット!また、せっかく韓国に来たなら、グルメやエステの他に、博物館にも行ってみるなんてまた新鮮かも!?入館料も無料ですよ!ソウルの中心部に来た際は是非立ち寄ってみて下さいね。以上、ソウルナビがお伝えしました!
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記事登録日:2013-01-14

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2012-12-28

スポット更新日:2013-01-14

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