近現代デザイン博物館

クンヒョンディジャインパンムルグァン근현대디자인박물관

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韓国の近代・現代のデザインに関する貴重な資料を展示する博物館


こんにちは!ソウルナビです。今日は若者の街、弘大(ホンデ)エリアにあるとっておきの穴場の博物館「近現代デザイン博物館」をご紹介しましょう。こちらは2008年3月にオープンした、韓国のデザイン関連の資料を展示しているデザイン専門博物館。館長の朴岩鍾(パク・アムジョン)さんが20数年集めてきた膨大なコレクションのうち、歴史的価値が高く、珍しいものを中心に約1,600点を常設展で見ることができます。開港期の貴重な新聞からレトロな人形や電化製品まで、デザインBY韓国のものがいっぱいの博物館!さっそく行ってみましょう~

弘大エリアの坂道をのぼった公園の近くにあり!


地下鉄2号線・空港鉄道・京義中央線ホンデイック(弘大入口))駅の6番出口から徒歩9分ほど。静かな住宅街を通り過ぎ、車道に出てさらに坂道をのぼっていったところに博物館があります。弘大にこんな坂道があったんだとちょっと新鮮?!すこし息が切れそうになる頃、博物館が見えてきます。地元の人たちの散策コースでもある臥牛(ワウ)公園入口のすぐ横に建つ、すっとした茶色のスタイリッシュな外観の建物。さすがにデザイン博物館という名にふさわしい存在感を放っています。建物は地下1階、地上5階。2階と3階の2フロアが展示フロアとなっています。

フロア案内

それでは各フロアについて、見ていきましょう。常設展は年代ごとに7つに分かれています。それぞれ「○○期」と書いてある小部屋があり、1880年代から2003年まで約120年の韓国デザインの流れを見ることができます。かわいいデザインや珍しいデザインでいっぱいなので展示品の写真を撮りたくなってしまいますが、原則写真撮影は禁止なのでご注意を!
韓国のデザイン史を7つのセクションに分けて展示

韓国のデザイン史を7つのセクションに分けて展示

<1階>カフェ・博物館入口

<2階 >
案内カウンター・常設展示第1館
1.胎動期(1880~1910年)
2.停滞期(1910~1945年)

<3階>
常設展示第2館
3.発生期(1945~1965年)
4.創始期(1966~1975年)
5.発展期(1976~1988年)
6.飛躍期(1989~1999年)
7.成熟期(2000~2003年)

<地下1階>
特別展示(不定期)

1階

カフェの脇を進むと奥に美術館への入口があります。
1階にカフェがあります

1階にカフェがあります

カフェの奥に美術館出入口があります

カフェの奥に美術館出入口があります

2階

2階にあがると案内デスクがあります。チケットを購入し、そのまま2階から観覧します。
2階入口

2階入口

案内デスク

案内デスク


1883年、仁川(インチョン)が開港すると日本や中国、そして欧米諸国からさまざまな文化が流入しました。その時代から1910年の日韓併合、1945年の解放まで、時代のものが展示されています。朝鮮王朝末期の写真や、大韓帝国時代(1897~1910年)の資料、日本統治時代の日本語が表記された生活用品やポスターなど貴重な展示品がたくさんあります。
1883年発刊の「漢城旬報」

1883年発刊の「漢城旬報」

1900年代の王室関連のはがき

1900年代の王室関連のはがき

日本統治時代のホーロー看板

日本統治時代のホーロー看板

ソウルが京城と呼ばれていた頃の観光関連の印刷物

ソウルが京城と呼ばれていた頃の観光関連の印刷物

日本統治時代の花札

日本統治時代の花札

古地図など

古地図など


ミュージアムグッズ
2階の案内デスクの横にミュージアムグッズのコーナーがあります。レトロなデザインの雑貨、絵葉書、そして博物館オリジナルのマグカップなどもあるのでチェックしてみてくださいね。
かわいい付箋

かわいい付箋

オリジナルマグカップ

オリジナルマグカップ

レトロなデザインのノート

レトロなデザインのノート

3階


1950年代の朝鮮戦争、1960年から始まった経済成長、1980年代の民主化運動など、時代の雰囲気を反映したデザインを見ることができます。1988年のソウルオリンピックのトラのマスコットキャラクター「ホドリ&ホスニ」は記憶にある方も多いかも。展示品はどれも身近なものばかり。1960~2000年代の生活用品や電化製品は日本のデザインとほとんど似ているので、どこか懐かしさを覚えるかも。
戦時中のポスターはプロパガンダ要素の強いデザイン

戦時中のポスターはプロパガンダ要素の強いデザイン

かわいいデザインのポスターもありますね

かわいいデザインのポスターもありますね

レトロなデザインの電化製品たち

レトロなデザインの電化製品たち

1960年代の洗濯機

1960年代の洗濯機

韓国らしい重厚なデザインの電話

韓国らしい重厚なデザインの電話

これは韓国初のキムチ冷蔵庫!

これは韓国初のキムチ冷蔵庫!

ポケベルは懐かしすぎる!

ポケベルは懐かしすぎる!

ソウルオリンピックもうっすらと記憶に残ってます

ソウルオリンピックもうっすらと記憶に残ってます

ソウルオリンピックグッズがいっぱい

ソウルオリンピックグッズがいっぱい

不定期で開かれる特別展

地下1階は年に1~2回不定期で開かれる特別展のためのフロア。ナビが訪れたときは「大韓民国、北朝鮮のポスターを抱く」という展示が行われていました(※2015年6月22日から7月21日まで)。なお、特別展は入場料が別途必要になります。
地下1階におりる階段

地下1階におりる階段

そのまま奥へ

そのまま奥へ


いかがでしたか?色や形が韓国らしいなと思ったり、日本と似てるなあと思ったり、いろいろな発見ができる博物館。近現代デザインというとちょっと抽象的でとっつきにくいかもしれませんが、韓国近現代史の中でその時代を生きる人たちが使ってきたものがたくさん集まっているところ、と言ったほうがわかりやすいかも。こぢんまりとした博物館でも見ごたえ十分!あっという間に時間が過ぎてしまうかも?!韓国の昔のものがたくさんある「近現代デザイン博物館」、弘大に来たら是非のぞいてみてくださいね。以上、ソウルナビがお伝えしました。

記事登録日:2015-07-20

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スポット登録日:2015-07-20

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