第44回大鐘賞映画祭授賞式!

最優秀作品賞は「家族の誕生」!12部門ノミネートされた「美女はつらいの」が主演女優賞ほか3部門獲得!そして「グエムル」は監督賞ほか2部門受賞!

こんにちは!ソウルナビです。毎年恒例の映画界のビックイベントとしてお伝えしている「大鐘賞映画祭授賞式」。今年は6月8日(金)に光化門の世宗文化会館で行われました!今回で44回目を迎えるこの映画賞は、過去最高の66作品が出品され、そのうち本選に選ばれたのが29本。歴代最高の観客動員数を記録した大ヒット作、「グエムル~漢江の怪物」(11部門ノミネート)や「美女はつらいの」(12部門ノミネート)などをはじめ、この29本の中から19部門の受賞者(作品)が決定されます。前回は「王の男」が歴代最多の15部門ノミネート、7部門で受賞しましたが、今年はどうなるでしょうか?!さっそく、授賞式の様子をお伝えしましょう!

■まずは恒例のレッドカーペット!

今年は例年にも増して取材熱がすごい!去年の倍以上におよぶ国内外の取材陣、そしてファンたちが見守るなか、レッドカーペットに映画監督&俳優が登場!

◇ファンの黄色い声がすごかった~
チョ・インソン
今回「卑劣な通り」で主演男優賞ノミネート。7:3いや8:2のヘアスタイルに全身真っ白のタキシードで登場したチョ・インソン。大韓民国映画大賞で主演男優賞を獲得しましたが、今回はいかに?!
イ・ボムス
今回は地元のファンクラブご一行が数時間前から興奮気味で待機していたので、本人が登場したときにはあちこちから黄色い声が~。ちなみに授賞式の最中にも、舞台横のスクリーンにイ・ボムスが映るたびに客席からはきゃぁーきゃぁーとファンたちが発狂気味、でした~。
◇映画の監督&俳優コンビ
「サイボークだけど大丈夫」のチョン・ジフン(ピ)&パク・チャヌク監督コンビ
ワールドスター、ピ。今回は俳優チョン・ジフンとして出席。
「極楽島殺人事件」のパク・ソルミ&キム・ハンミン監督コンビ
レッドカーペットにトップバッターで登場。
◇その他男優が続々~。
パク・ジビン 子役で出演していつも幼いイメージだったジビン君ももう中学生。

パク・ジビン 子役で出演していつも幼いイメージだったジビン君ももう中学生。

カム・ウソン 昨年は「王の男」で主演男優賞受賞。「今年はプレゼンターとして気楽な気持ちで来ました」。

カム・ウソン 昨年は「王の男」で主演男優賞受賞。「今年はプレゼンターとして気楽な気持ちで来ました」。

アン・ソンギ 「ラジオスター」で主演男優賞ノミネート

アン・ソンギ 「ラジオスター」で主演男優賞ノミネート

アンドレ・キム おなじみのデザイナー

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キム・ソンミン(キム・ソンテッ)

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パク・チュンフン 今回はプレゼンターとして参加

パク・チュンフン 今回はプレゼンターとして参加

倉本裕基 昨年に続き今年も参加

倉本裕基 昨年に続き今年も参加

ナムグン・ウォン(ベテラン俳優)

ナムグン・ウォン(ベテラン俳優)

◇今日の司会コンビ
ユ・ジョンヒョン&キム・アジュン
「美女はつらいの」で主演女優賞にノミネートされているキム・アジュン。今回一緒に司会を担うユ・ジョンヒョンとともに、ボディにフィットしたシルバーロングドレスで登場。
◇女優も華やかなドレス姿で続々
イ・ユンジ ドラマ「宮」のヘミョン姫役

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シン・ジュア バラエティ番組「ヘイヘイヘイ2」でおなじみ

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カン・ソンヨン 「王の男」のノクス役

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ヒョンヨン 「最強ロマンス」で新人女優賞ノミネート。超ミニで際立つ脚線美~。

ヒョンヨン 「最強ロマンス」で新人女優賞ノミネート。超ミニで際立つ脚線美~。

チュ・ジャヒョン 昨年「死生決断」で新人賞受賞

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イ・テラン 2007年出演映画「肩越しの恋人」は来年に期待

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◇幸せいっぱい?!
サガン 最近結婚したばかりで幸せいっぱい

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ワン・ピンナ こちらも新婚さん

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シム・ヘジン 「国境の南側」で助演女優賞ノミネート

シム・ヘジン 「国境の南側」で助演女優賞ノミネート

◇ういういしい現役学生
ムン・グニョン「愛なんていらない」で主演女優賞ノミネート「他のすばらしい俳優の方たちと一緒に主演女優賞にノミネートされただけでも光栄です。」と。

ムン・グニョン「愛なんていらない」で主演女優賞ノミネート「他のすばらしい俳優の方たちと一緒に主演女優賞にノミネートされただけでも光栄です。」と。

コ・アソン 「グエムル」で新人女優賞ノミネート 現役高校生のコ・アソンちゃん。「今日は制服を脱いですぐこのドレスに着替えてきました」と恥ずかしそうに。

コ・アソン 「グエムル」で新人女優賞ノミネート 現役高校生のコ・アソンちゃん。「今日は制服を脱いですぐこのドレスに着替えてきました」と恥ずかしそうに。

◇貫禄?!
キム・ミヒ いつ見ても美しい~。今回は黄色いロングドレスで登場~。

キム・ミヒ いつ見ても美しい~。今回は黄色いロングドレスで登場~。

キム・スミ ここ数年コメディ映画には欠かせない存在に?!若い観客にも大人気!

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■授賞式スタート!

司会はレッドカーペットに一緒に登場したユ・ジョンヒョンとキム・アジュン。また受賞者の発表・トロフィーの授与はさきほど華やかに会場入りした俳優、監督たちが担当。途中にお祝い公演として、テイとアイビーの舞台などもあり、また作品賞にノミネートされた6作品に関しては、それぞれ作品紹介も同時に行われました。では主な受賞者(作品)を中心に受賞式のもようをお伝えしましょう!
◇最優秀作品賞
「家族の誕生」
大ヒットした「美女はつらいの」、「グエムル」をおさえて「家族の誕生」が最優秀作品賞を受賞!
「映画を見るときに感動しても、帰りの地下鉄の中で忘れてしまうような映画ではなく、翌日も、その翌日も心に残るような映画を作りたかったんですが、家族の誕生がそんな映画になればと思います」とのコメント。そのほか、最優秀作品賞には「グエムル」、「美女はつらいの」、「チャッペ」、「タッチャ(いかさま師)がノミネート。
◇監督賞
ボン・ジュノ監督(「グエムル~漢江の怪物」)
2003年「殺人の追憶」で同映画賞の監督賞受賞に続き2度目。
会場に出席していた監督たちの名前を呼びながら「ミアナミダ~(すみません~)」と一言。そして「自分なりにとても苦労した作品です。この栄光を一緒に苦労したスタッフ、俳優に捧げます」とのコメント。そのほか、監督賞にはキム・テヨン(「家族の誕生」)、キム・ヨンファ(「美女はつらいの」)、リュ・スンワン(「チャッペ」)、チェ・ドンフン(「チャッペ」)がノミネート。
◇主演男優賞
アン・ソンギ(「ラジオスター」)
青龍映画賞では同作品でパク・チュンフンとともに主演男優賞を受賞したアン・ソンギ。今回は単独受賞となりました。「13年ぶりの主演男優賞ですが、今までたくさんの賞をもらって、そのとき、そのときごとに励まされてきました。今回もうれしいです・・・」。監督、そして出演者に対する感謝の気持ちを伝えたあと、最後にもう一度、「パク・チュンフン、本当にありがとう」と。会場で見守っていたパク・チュンフンもあたたかい拍手をおくり続けていました~。そのほか、主演男優賞にはソル・ギョング(「あいつの声」)、チョ・インソン(「卑劣な通り」)、イ・デグン(「イデグン、イデグン」)、ソン・ガンホ(「グエムル」)がノミネート。
◇主演女優賞
キム・アジュン(「美女はつらいの」)
ノミネート作品を発表する前、司会のユ・ジョンヒョンが「やっぱり主演女優賞をもらいたいんでは?」と聞くと思わず、正直に「はい」と答えたキム・アジュン。数分後にはそれが現実に!
「今回一番うれしかったのは、『美女はつらいの』が12部門にノミネートされたことと、6ヶ月間監督・スタッフと一緒に仕事ができたことです。」とウルウルしながらコメント。花束を抱えたまま司会に戻ると、ユ・ジョンヒョンが「あとは私に任せて、思いっきり泣きじゃくっていいから」とジョーダン交じりに一言。今回キム・アジュンは初の主演作で主演女優賞受賞となりました。そのほか、主演女優賞にノミネートされていたのはキム・ヘス「タッチャ~いかさま師~」、オム・ジョンファ(「ホロビッツのために」)、イェ・ジウォン(「オールドミスダイアリー~劇場版~」)、ムン・グニョン(「愛なんていらない」)。
◇助演男優賞
キム・ユンソク(「タッチャ~いかさま師~」)
今まで「良い人」のイメージが強かったキム・ユンソク。今回の映画でみごと悪役を演じきり、デビュー20年目の受賞となりました。「監督が新しい自分を発見してくれたことに感謝します」としみじみとコメント。そのほか、助演男優賞にはイ・ボムス(「チャッペ」)、ユ・オソン(「角砂糖」)、ビョン・ヒボン「グエムル~漢江の怪物」、チョン・ホジン(「卑劣な通り」)がノミネート。
◇助演女優賞
シム・ヘジン(「国境の南側」)
先ほど新人女優賞の受賞で同じく「国境の南側」のチョ・イジンの代理で壇上にあがったシム・ヘジン。「同じ作品でチョ・イジンさんも賞をもらって、私も思いもよらず賞をいただいて本当にうれしいです」とコメント。そのほか、助演女優賞にはキム・ヘオク(「家族の誕生」)、コ・アソン(「グエムル」)、パクチヨン(「優雅な世界」)、キム・ヨンオク(「オールドミスダイアリー」)がノミネート。
◇新人男優賞
リュ・ドックァン(「天下将士マドンナ」)
「もしかしてと思って、受賞のコメントを考えていたんですが・・・全部忘れてしまいました」といいながら、「成人の日を迎えて、この賞が大きなプレゼントになりました」と涙ながらのコメント。そのほか、新人男優賞にはチョン・ジフン(ピ)(「サイボーグだけど大丈夫」)MCモン(「トッパン伝説」)、パク・クァンジョン(「妻の恋人に会う」)、ダニエル・ヘニー(「Mr.ロビンを誘う法」)がノミネート。
◇新人女優賞
チョ・イジン(「国境の南側」)
チョ・イジン本人は地方撮影のために不参加。代わりに同じく映画に出演したシム・ヘジンが代理受賞。そのほか、新人女優賞にはヒョンヨン(「最強ロマンス」)、コ・ヒョンジョン(「海辺の女」)、シン・エラ(「アイスケーキ」)、キム・テヒ「中天」がノミネート。
◇特別賞
チョン・ドヨン(「密陽」)
「特別賞をくれるっていうから来たんですが・・・この賞はどんな賞で、どんな人に与えられるのか分からなくて・・・。ガンホオッパ(ソン・ガンホ)に聞いたら、特別な日に、特別な人に与えられる特別な賞だって。特別な日というのは合ってると思いますが、特別な人というのは、今日会場に参席した映画人の方たち、そしてファンの方たちです。その代表として私がこの賞をありがたくいただきたいと思います。」とコメント。
◇海外人気賞
パク・ジフン(ピ)&キム・テヒ
「パク・チャヌク監督に心から感謝しています。また小さいころから映画俳優になるのが夢でした。好きな映画界の先輩と一緒に同席できて光栄です。もっと良い俳優になるために努力します」とのコメント。またキム・テヒは撮影のために途中退出したので、ムン・グニョンが代わりにトロフィーを受け取りました~。
今回の最優秀作品賞は、大ヒットした「グエムル」か「美女」か?といわれていましたが、「家族の誕生」という結果に。また各賞がいろんな作品にまんべんなく行き渡ったという印象でした~。皆さんはいかがだったでしょうか?すでに観た作品があった方もたくさんいらっしゃると思いますが、まだ観てない作品や、また惹かれる俳優や監督がいたら、その関連作品もチェックしてみてはいかがでしょうか?感動の一作に出会えるかもしれませんョ!以上、ソウルナビでした。

「第44回大鐘賞映画祭」ノミネート&受賞作
最優秀作品賞:
「家族の誕生」キム・テヨン★受賞
「美女はつらいの」キム・ヨンファ
「グエムル−漢江の怪物」ボン・ジュノ
「ラジオスター」イ・ジュンイク
「卑劣な通り」ユ・ハ

監督賞:
ボン・ジュノ「グエムル~漢江の怪物~」★受賞
キム・ヨンファ「美女はつらいの」
チェ・ドンフン「タッチャ(いかさま師)」
キム・テヨン「家族の誕生」
リュ・スンワン「チャッペ」

主演男優賞:
アン・ソンギ「ラジオスター」★受賞
ソン・ガンホ「グエムル−漢江の怪物」
ソル・ギョング「あいつの声」
チョ・インソン「卑劣な通り」
イ・デグン「イデグン、イテグン」

主演女優賞:

キム・アジュン「美女はつらいの」★受賞
キム・ヘス「タッチャ(いかさま師)」
オム・ジョンファ「ホロビッツのために」
イェ・ジウォン「オールドミスダイアリー−劇場版−」
ムン・グニョン「愛なんていらない」

助演男優賞:
キム・ユンソク「タッチャ(いかさま師)」★受賞
ビョン・ヒボン「グエムル−漢江の怪物」
イ・ボムス「チャッペ」
ユ・オソン「角砂糖」
チョン・ホジン「卑劣な通り」

助演女優賞:

シム・ヘジン「国境の南側」★受賞
コ・アソン「グエムル−漢江の怪物」
キム・ヘオク「家族の誕生」
パク・チヨン「優雅な世界」
キム・ヨンオク「オールドミスダイアリー−劇場版−」

新人監督賞:
クォン・ヒョンジン(「ホロビッツのために」)★受賞
「ホロビッツのために」クォン・ヒョンジン
「極楽島殺人事件」キム・ハンミン
「妻の恋人に会う」キム・テシク
「Mr.ロビンを誘う法」キム・サンウ
「オールドミスダイアリー−劇場版−」キム・ソクユン

新人男優賞:
リュ・ドックァン(「天下将士マドンナ」)★受賞
チョン・ジフン「サイボーグだけど大丈夫」
MCモン「トッパン伝説」
パク・クァンジョン「妻の恋人に会う」
ダニエル・へニー「Mr.ロビンを誘う法」

新人女優賞:

チョ・イジン(「国境の南側」)★受賞
ヒョンヨン「最強ロマンス」
コ・ヒョンジョン「海辺の女人」
シン・エラ「アイスケーキ」
キム・テヒ「中天」

脚本賞:ソン・ギヨンほか1名「家族の誕生」
照明賞:イ・ジュセン(「極楽島殺人事件」)
編集賞:キム・ソンミン(「グエムル」)
音楽賞:イ・ジェハク(「美女はつらいの」)
企画賞:イ・ジョンハク(「角砂糖」)
脚色賞:キム・ヨンハ(「私の頭の中の消しゴム」)
美術賞:キム・ギチョル(「中天」)
映像技術賞:DTI他3名(「中天」)
音響技術賞:チョン・クァンホ他1名(「角砂糖」)
衣装賞:チョ・サンギョン(「タッチャ(いかさま師)」)
海外男性人気賞:チョン・ジフン(ピ)(「サイボーグだけど大丈夫」)
海外女性人気賞:キム・テヒ(「中天」)
功労賞:シン・ヨンギュン 特別賞:チョン・ドヨン

その他情報

※一部写真を主催者よりご提供いただきました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-06-11

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