コンドレマンドレ飲み歩き!in 仁寺洞

仁寺洞でトンドンジュとマッコリ、そしてソジュ(焼酎)!?「コンドレマンドレ」になるまで飲む!

コンドレ~、マンドレェ~!・・・あっ、いや、失礼しました^^; こんにちは、ソウルナビです。 みなさんはこの「コンドレ~、マンドレ~♪」という歌詞の出てくる韓国の有名なトロット(演歌)、ひょっとしてご存知ですか!?「コンドレマンドレ(곤드레만드레、コンドゥレマンドゥレ)」とは韓国語で酔っ払ってフラフラになること、酔いどれ、ってカンジの意味なんです。今日はナビたちがコンドレマンドレになるべく飲み歩いてきましたぁ!今回のメンバーはおなじみナビ記者おたみさんとあっきー、それからナビスタッフを代表する酒豪たち(!?)ミョンちゃんとカンユー。さてさて、どんな飲み歩きをしてきたのかな~!?
仁寺洞へゴー!!
今回の飲み歩きでやって来たのは仁寺洞(インサドン)!こちらは伝統工芸品やアンティークな小物を売るお店がずらっと並び、韓国伝統といった雰囲気ただよう観光客にも人気のエリア。レストランや食堂、カフェなども昔っぽさを感じさせるテイストのお店がいっぱいあります。そんな仁寺洞で「飲む」といえば、庶民の伝統酒、マッコリなんかをチヂミで一杯!というイメージがぴったり!?7時半頃にこちら仁寺洞へやってきたナビ一行は、さっそくメインストリートの「仁寺洞キル」へ。比較的早い時間に閉まってしまうお店が多いので、昼間ほどの賑わいはないけれど、通りにはまだまだ散策やショッピングを楽しむお客さんたちの姿が~。

★一軒目!★ 「ボンチオンヌン・ジュマッ」

仁寺洞といえばやっぱ「伝統酒幕(ジョントンジュマッ)」でしょ!っと、まず一行が訪れたのはこちら「ボンチオンヌンジュマック(番地の無い酒幕)」。瓦屋根がのぞく入口からして、酒幕(ジュマッ)といったムードのお店です。酒幕とは昔の居酒屋みたいなお酒を飲むお店の呼び方で、仁寺洞の裏路地にはこんなお店があちこちに。こちらのお店も、メインストリートからちょっと裏通りに入ったところにあります。酒幕のメニューはトンドンジュやマッコリをはじめとする伝統酒に、チヂミ、豆腐キムチ、コルベンイといった昔ながらのお酒のおつまみ類。こちらのお店はどんなカンジかな~!?っと、さっそく中へ~。お店の中は、伝統小物が至るところに飾られ「伝統酒を飲むお店」の雰囲気満点!でも、ちょっぴり昔の喫茶店みたい!?という意見も。テーブルはゆったりしていて、コレがとても落ち着くんです。
店内には昔っぽいインテリアがたくさん

店内には昔っぽいインテリアがたくさん

席に落ち着く一行。「広いしなかなか落ち着くテーブルだね~」

席に落ち着く一行。「広いしなかなか落ち着くテーブルだね~」

こちらのお店はメニューがとーっても多く、どれにしようかホントに迷ってしまいます。その中で今回注文したのはコチラ。伝統酒の定番、トンドンジュと、晩ご飯もかねてボリュームのあるジョン(チヂミ)の盛り合わせ、それからスジェビ(すいとん)入りヘムルタン(海鮮鍋)。まず運ばれてきたのはトンドン酒!さっぱりと甘酸っぱいお味と白く濁った色はマッコリに似ているけれど、もち米を醸造して作られる、実はちょっと違ったお酒。ハンアリ(瓶壷)型の容器に入れられて出てきたものを、パガジ(ひょうたん型をした柄杓)で口の広い湯飲みみたいなコップに注いでいきます。よ~く冷やされたトンドンジュをよく見ると、シャーベット状の氷が浮いてる!?
それでは乾杯の前にみんなで写真を・・・っと、おたみさんがまた(!?)フライング!?ここで今回のメンバー紹介を。左下写真で向かって左から、ナビ記者のあっきーとおたみさん、ナビの韓国人スタッフのミョンちゃん、カンユー。初登場のミョンちゃんは、現在のナビスタッフきっての酒豪!?酒好きで知られる(!?)あっきーとカンユーも、ミョンちゃんにはかなわない~!というくらい^^
「はい、チーズ!」

「はい、チーズ!」

「カンパーイ!!」

「カンパーイ!!」


ヘムルスジェビタン
いろんな具が入ったヘムルタン(海鮮鍋)。専門店のように本格的ではないおつまみ系だけれど、エビ、イカ、ムール貝などの海鮮とツルツルのスジェビがたっぷり!見た目ほど辛くはありません。

モドゥムジョン
チヂミの盛り合わせ。トンドンジュやマッコリのお供にはやっぱコレ!というおつまみメニュー。おなじみ、よく見る薄いお好み焼きのようなチヂミから、一口大の具に小麦粉と卵を薄く付けてピカタのように焼いたジョンまで様々な種類があって見た目も賑やか。豆腐、肉、魚、きのこ、野菜などいろいろあるでしょ!?^^ 中でも人気だったのが牡蠣と野菜を一緒に焼いたジョン。これはボリュームもあるし、数人でつつくのにぴったり!
*お会計は・・・
ヘムルスジェビタン(17,000ウォン)×1、モドゥムジョン(19,000ウォン)×1、ハンアリトンドンジュ(7,000ウォン)×1  合計:43,000ウォン

※「ボンチオンヌンジュマッ」の詳しい紹介記事はこちら
住所:ソウル市 鍾路区(チョンノグ)寛勲洞(カンフンドン)15-1
電話番号:02‐733‐9045
営業時間:9:00~24:00
休業日:年中無休

★二軒目!!★ 「コカルビチッ(ワサドゥン)」

お次は仁寺洞キルから鐘閣(チョンガッ)方面へ向かう裏通りにのびる「ピマッコル」へ。ココには狭~い路地に庶民的な安い飲み屋さんがいっぱいあるんです。そんなお店の中でも、洗面器に入った大量のマッコリと焼き魚が出てくるという有名なお店「コカルビチッ」へ行くことに。お店なのに看板が無く、外から見るとただの掘っ立て小屋(!?)みたいなこちらのお店、大丈夫なのかな~!?と、ナビたち一行が入っていくと・・・
薄暗い店内にはたくさんの人が!ウワサどおり人気のよう。いやあ、なかなかディープな雰囲気~。
こちらのお店、面白いのは何も注文していないのにテーブルにつくとマッコリと焼き魚のセットが出てくるというところ!しかもマッコリは洗面器のような・・・いや、ホントにアルミの洗面器になみなみと入っています!さらにその洗面器にはプカプカと浮かぶプラスチックのお椀が。これですくって注ぎ分けるんですね。うーん、ワイルド!?庶民的!??焼き魚のほうは大きなイミョンス(ホッケ)がどど~んと2匹。これがこちらのお店の基本セットメニュー。ナビたちのテーブルにもさっそくこのセットが運ばれてきました。どんなお味なんだろ~!?
洗面器のマッコリ!

洗面器のマッコリ!

「二軒目も飲むぞ~~!」

「二軒目も飲むぞ~~!」

「でっかいホッケだね!噂に聞いてたとおり、かなりのボリュームだ~」
「お味は・・・・・・う~ん、まあまあかな^^; ちょっと水っぽいけど、この量とか豪快さはやっぱいいよね。」(と言いつつ、結局は全部食べました。)
「マッコリのほうは、っと・・・おお、かなり酸味が効いてる!?」
「ホントだ、さっきのトンドンジュと比べてさっぱりとさわやかな感じが強いかな。」
「このマッコリ、お店の隅っこにあるお風呂のような大きな容器に入ってるところからこの洗面器に注ぎ入れて持ってきているみたいだよ。」
「うわ~、なんかスゴイね~!」

チェユッポックン
ボリューム満点のホッケですが、大量のマッコリを全部飲み終わる前に完食してしまい、何かもう一品注文することに。海鮮鍋や焼き魚など魚介系が続いたので、ここで豚肉のコチュジャン炒め「チェユッポックン」をオーダー。真っ赤なチェユッポックンは見た目のとおり、かなりの辛さ!そしてニンニクがとっても効いています。「辛い、辛い!」と言いながら、あっという間にガブガブと残りのマッコリを飲み干したナビ一行でした。
「いやあ~、それにしても人気の店だね!」
「ホントに。お店は結構広いのに、ほとんどずっと満席状態だよね~」
「そうそう、外から見ると、もっと狭いのかと思ったら意外と広かったからちょっとビックリ。」
「うん、でもやっぱ、かな~りディープな雰囲気だねぇ。」
「キレイとは言えないけど、こんな地元チックな雰囲気の中で飲みたい人には、最高のお店なんじゃない!?」
*お会計は・・・
基本のマッコリ&イミョンスセット(15,000ウォン)×1、チェユッポックン(8,000ウォン)×1
合計: 23,000ウォン

※お店の紹介記事はコチラ!

★三軒目~!!★ ポジャンマチャ(屋台)でもう一杯!

さて、まだまだ飲み足りないっ!っと、仁寺洞メインストリートへ戻ってきたナビ一行の目にとびこんできたのは・・・暗い夜道で明るくオレンジ色に光るポジャンマチャ(屋台)!マッコリやトンドンジュの伝統系のお酒はもう十分に飲んだので、最後はソジュ(焼酎)でシメようとこのポジャンマチャに突撃~!中に入ってみると意外にお客さんでいっぱい!?どうやら人気のポジャンマチャのよう。テーブル席は満席だったので、とりあえずカウンターに一列に並んで座ったナビ一行。
結構人気の屋台みたい!? 結構人気の屋台みたい!? 結構人気の屋台みたい!?

結構人気の屋台みたい!?

さあ~、ソジュが運ばれてきました!この韓国焼酎って、飲む前によ~く振るとお味がよりマイルドになるとか!?(実際には変わらないと思うけれど、ソジュを開ける前にはみんなフリフリしています^^;) ちなみに最近、若い世代に一番人気のソジュといえばチャミスルフレッシュ。この時も特に銘柄を指定しないで注文するとフレッシュが出てきました~。そしてソジュと一緒に出されたのはオデンという魚介の薄い練り物入りスープ。さっそくナビたちも焼酎をよ~くフリフリして、再び乾杯だ~!
ブンブンと、よぉ~っく振ってぇ~~~

ブンブンと、よぉ~っく振ってぇ~~~

韓国でも両手でお酌がマナー!

韓国でも両手でお酌がマナー!

おつまみは屋台の定番、オドルピョとタッパルをそれぞれ炒めたもの。オドルピョとは軟骨のことで、タッパルとは鶏の足なんですが、両方とも普通真っ赤なコチュジャン(唐辛子味噌)炒めになって出てきます。こちらのオドルピョとタッパルは辛さ控えめでマイルドなお味。なかなかイケル!と評判でした。おつまみの味もこの屋台が人気のある理由の一つなのかな!?お店のおばちゃん曰く、それぞれ炒め物の下に敷いてあるケンニッ(エゴマの葉)で包んで食べるのもおススメとか。
タッパル タッパル タッパル

タッパル

オドルピョ オドルピョ

オドルピョ

さあ~、これからがコンドレマンドレ・タイム本番!?空いたテーブル席に移って酒宴は続きます。ソジュの瓶も一本、二本と空になり、「チンシルゲーム(真実ゲーム)」という暴露大会に突入。このゲームは一人に対して順番に、残りのみんなが何でもいいので質問をして答えられない場合は焼酎をワンシャッ(一気飲み)しなければならないというゲーム。でも、「真実(チンシル)ゲーム」なので、答える時にはウソはダメ!ウソがばれても一気飲みです。コレは韓国人メンバーのミョンちゃんが、やろう!と提案したゲームで、韓国のお酒の席では定番とか!?それにしてもやっぱりこの手のゲームって盛り上がりますね^^ そんなこんなで、終電も逃して飲み続けたナビ一行でした~。
いったい何をそんなに真剣に数えているんだ!?

いったい何をそんなに真剣に数えているんだ!?

隣りのテーブルとも一緒に盛り上がる!

隣りのテーブルとも一緒に盛り上がる!

*お会計は・・・
タッパル(10,000ウォン)×1、オドルピョ(10,000ウォン)×1、グクス(3,000ウォン)×1、焼酎(3,000ウォン)×3
合計: 32,000ウォン

・・・・・・・・・
仁寺洞での飲み歩き、いかがでしたか!?ここ仁寺洞で飲むというと、やっぱりマッコリやトンドンジュなどの伝統酒に昔ながらのおつまみ、というイメージがあるのですが、メインストリートからちょっと中へ入るとピマッコルがあったり、鍾路(チョンノ)側へ出ると屋台があったりと、意外といろんな「飲み」ができるんですネ。ところでマッコリやトンドンジュですが、お米などの穀物から作られているだけあってか、飲み続けるとかなり満腹に。なので、みなさんが飲み歩きに行く時は、上手に組み合わせてみてくださいネ!(でも、飲みすぎにはご注意を!)そしてこのコンドレマンドレ企画はシリーズで時々お伝えしたいと思います!(の、予定。)以上、次回はどこで飲み歩こうかな~?と熱心に計画中のソウルナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-05-15

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