コーミィの子連れでソウル郊外の洞窟を探訪してきました! in 京畿道 光明

ソウル近郊に鉱山跡発見!リニューアルしたばかりの光明洞窟へ♪

皆さん、こんにちは!ソウルナビのコーミィです。カラッと晴れた良いお天気が続くとどこかにお出かけしたくなりませんか?韓国では5月を”家族の月”と名づけ、各地でファミリーイベントが開催されています。先日は映画の無料チケットをもらって家族で恐竜のアニメを観にいったり、5月5日のこどもの日にはお菓子メーカー主催のお菓子の家を作る体験イベントに参加したり、相変わらず無料イベントを楽しませてもらっています^^今日は、コーミィが家族や友人同士で出かけるのにピッタリのソウル近郊にある謎の洞窟をご紹介したいと思います。以前から友人からオススメと聞いていたトコロでしたが、今回リニューアルオープンのウワサを聞きつけ、行ってみることに。せっかくだから周辺のおいしいものも一緒に発掘してきちゃいますョ!

★★★ソウル近郊にある洞窟とは・・・?★★★

洞窟の名前は『光明洞窟(クァンミョンドングル)』。洞窟の名前にもなっているクァンミョン(光明)って聞いたことがありますか?クァンミョンはソウルの南西エリアに位置し、九老区や衿川区などと隣接する京畿道のベッドタウン。IT企業が集まる加山デジタル団地や九老デジタル団地から近くにありながら自然も豊かなエリアなので子育て世代や年配の方に人気があります。KTXが停まる駅であり、地下鉄1号線支線の駅でもある光明駅周辺は企業の誘致を筆頭にコストコ、IKEA、ロッテプレミアムアウトレットなど続々と誕生している開発エリア。その光明駅からバスで15分ほどの所にあるのが光明洞窟なんです。

★★★洞窟へはどうやって?★★★

行き方について二通りの方法をご説明しますね。地下鉄1号線ヨンドゥンポ(永登浦)駅から始発に乗り、支線のクァンミョン(光明)駅へ。クァンミョン駅3番出口すぐ前のバス停から17番のバスに乗り、終点まで行けばOK。終点に洞窟があるのでとっても分かりやすいでしょ^^ただ光明駅は支線のため地下鉄の本数自体少ないのと日中に運転しない時間帯もあるそうなのでちょっと不便な路線なんですよね(KTXで光明駅に行く、という方法もありますが)。そこでコーミィのオススメは地下鉄7号線チョルサン(鉄山)駅。同じ17番バスが走っているので、約40分ほどバスに揺られているだけで洞窟まで行けちゃいます。少し時間はかかりますが、こちらのほうが確実です^^

★★オススメの行き方★★
地下鉄7号線チョルサン(鉄山)駅2番出口を出て直進、交差点を渡り、左手に見えるバス停「チョルサンヨッ・クァンミョンキョンチャルソ(鉄山駅・光明警察署)」バス停から17番に乗車。終点の光明洞窟で下車します。バスに乗ること約40分。

★★★まずはお腹を満たすため、チャンポンがおいしいと評判の『アラチャンポン』へ★★★

リサーチしたところによると洞窟には食堂がない!ならばマッチブ(おいしいお店)を検索してみよう!どこかおいしいお店がないかな~と探してみると、ありました!ありました!
★アラチャンポン★
洞窟から車で5分ほどの場所にあるこちら。周りには何もないのどかな所にもかかわらず、どこからともなくやってくるお客さん!コーミィ一家はたまたま待たずに入れましたが、ちょっとの差ですぐに行列ができていました。きっとコーミィのようにこれから洞窟に向かう人と、洞窟から戻ってきた人の食事処として混雑しているんでしょう。お店の周辺は自然がいっぱいで裏は畑だし目の前にはちょっとした庭があって外の席で食事している人も。天気がいい日は外でいただいてもいいですね。
自然がいっぱいのお店

自然がいっぱいのお店

外で食べるのも楽しそう☆

外で食べるのも楽しそう☆

回転が速くてそんなに待たずに入れそう

回転が速くてそんなに待たずに入れそう

個室もあります

個室もあります

コーミィは辛くないペッチャンポンを注文。スープが濃厚で麺にコシもあってかなり気に入りました!チャンポンには珍しい生のモヤシが添えられていてこのシャキシャキ感がたまらない!さらに気に入ったのはザーサイ漬け。何度もお代わりしちゃうほどおいしかった^^一緒に注文したきな粉で食べるチャプサルタンスユッのほうはというと・・・見た目は豪華だけど、う~ん、お肉があまり入ってなくてもち米の皮ばかりでちょっと残念。でも日本の酢豚みたいに甘酸っぱくてソースは好みでした^^ 全メニューテイクアウトOKなので、洞窟に持ち寄ってピクニックがてらランチするのも良さそう~
白いチャンポンはコーミィ一押し☆

白いチャンポンはコーミィ一押し☆

こちらは辛いチャンポン

こちらは辛いチャンポン

もち米粉をまぶして揚げたタンスクッ

もち米粉をまぶして揚げたタンスクッ

こんな風にきな粉につけていただきます

こんな風にきな粉につけていただきます

ザーサイ漬け、うまい!!

ザーサイ漬け、うまい!!

★★★光明洞窟の手前でちょっとしたハプニング!?★★★

ではいざ、洞窟へ参りましょう。どんなトコロなのか気になりますが、チャンポン屋さんで腹ごしらえしたし、車でたった5分だし余裕、余裕~♪ 車で向かったコーミィでしたが、これがとんだ大間違い!なんと午後1時の時点で洞窟の駐車場はもう満杯!駐車場に入れない車の列が渋滞しています。管理のおじさんの誘導でどうにか駐車できると思ったら、なんと洞窟まで1キロも手前の市道に縦列駐車するようにとのこと。もしかして、ものすごい人が押しかけてる!?
あの赤い煙突の向こうに洞窟が~

あの赤い煙突の向こうに洞窟が~

こんな農道通ったら行き止まりでした^^;

こんな農道通ったら行き止まりでした^^;

あ、看板が見えてきた!

あ、看板が見えてきた!

洞窟の周辺はこんな感じ。看板が見えてもさらに歩きます。 洞窟の周辺はこんな感じ。看板が見えてもさらに歩きます。

洞窟の周辺はこんな感じ。看板が見えてもさらに歩きます。

車を降りた人たちがなぜか市道は通らず、個人の畑がある農道に向かっていきます。先導者につられ、コーミィ一家や他の家族もついていきます。こんな山の中の農道、だれも通ったことがあるはずもなく、あてずっぽうに歩いていた先導者がなんと行き止まりで戻ってきました。おいおい・・・^^;そこから別のチームが道を探し知らない者同士、変な連携プレーが!農作業中のおじいさんに道を聞き、道ともいえない道をどうにかこうにか歩き、ようやく洞窟入口までたどり着きました!
さらに次の試練が!
今度はチケット売り場までの長い長い大行列。見ると200mは続いています。けっこう暑くて炎天下の中、コーミィ一家は30分以上も待つことに。観光地はやっぱり午前中が狙い目なのよねと大反省・・・ようやくチケットを購入し、いよいよ洞窟へ。以前は入場料が無料でしたがリニューアルオープンして入場料がかかるようになりました。大人は4千ウォン、子供1500ウォンでした(2015年5月時点)。
チケットを購入するための長い行列

チケットを購入するための長い行列

待ってる間に売店でアイスでも買おう♪

待ってる間に売店でアイスでも買おう♪

あ~あともう少し!

あ~あともう少し!

チケットを人数分購入して

チケットを人数分購入して

この坂道を少し登ると

この坂道を少し登ると

★★★いよいよ洞窟探検♪ワクワク~★★★

見えてきました洞窟の入口♪

見えてきました洞窟の入口♪


★地図★

★地図★


光明洞窟についてここでちょっとしたお話。こちらの洞窟の前身は実は鉱山なんです。ここ駕鶴山(カハッサン)では1912年から採掘が始まり、1972年廃鉱になるまで、ソウル首都圏最大の金属鉱山として栄えました。当時は金、銀、銅、亜鉛などが採掘され、現在もかなりの量の金が眠っているといわれています。洞窟での採掘作業はかなりの苦労があったと思いますが、その歴史を忘れないようにと鉱山跡地を洞窟テーマパークとして復活させました。

それでは見学ルートを一緒に見ていきましょう。
風の道
洞窟のトンネルに入るとすぐに感じる気温の差。外気の暑さからは想像もできないほどの肌寒い空気はかなり驚きです。そして岩のにおいなのか土が湿ったような苔のようなにおいがします。不快さはありませんでしたが、山の中にいるんだなぁと感じさせられます。ひんやりした風が心地よく、名前の通り風の道でした^^
爽やかな風が通り抜ける風の道

爽やかな風が通り抜ける風の道

地下水が流れていて、さすが冷たい!

地下水が流れていて、さすが冷たい!


★ワームホール(広場)
風の道を過ぎると広い空間がお目見え。ここから道が3つに分かれ、案内スタッフに誘導されてコーミィは右のトンネルへ。

★光の空間
見えてきたのは暗い空間に彩られたイルミネーション。瞬く星空のようで素敵でした☆
光の空間へと突入~

光の空間へと突入~

キラキラしてきれい☆

キラキラしてきれい☆


★芸術の殿堂(劇場)
鳥や太古の生物?を見学して進むとと芸術の殿堂と呼ばれるアート劇場がありました。洞窟内とは思えないぐらい天井が高くとても広い場所。音響、響くだろうな~

★アクアワールド(水族館)
洞窟の中に水族館!古代の魚などがいて子供に大人気。

黄金の部屋
黄金でできたメダルに願いごとを書き、つるしてあります。
黄金のメダルは5千ウォンで参加できます 黄金のメダルは5千ウォンで参加できます

黄金のメダルは5千ウォンで参加できます


★地下世界、黄金の滝、近代歴史館
急な階段を降りていくと地下世界があり、見ると途方もなく地下の奥深くまで続いているように見えます。ちょっと身震いが・・・そばには水量たっぷりの滝を発見!高さ3.6m、幅8.5mの大きさで、毎時1.2tもの地下水が流れているそう。ゴーっとした大きな音を聞くと相当な量が出ています。その地下水が実際に飲める水飲み場まで設置してありました。
奥はかなり深そう・・・ 奥はかなり深そう・・・

奥はかなり深そう・・・

分かりづらいですが滝が流れてます

分かりづらいですが滝が流れてます

ゴラム(スメアゴル)がここに!けっこう不気味・・・

ゴラム(スメアゴル)がここに!けっこう不気味・・・

仁川ソレポグのチョッカル(塩辛)貯蔵庫としても活躍中

仁川ソレポグのチョッカル(塩辛)貯蔵庫としても活躍中

近代歴史館では採掘された鉱石、当時の道具類、鉱山のジオラマを展示 近代歴史館では採掘された鉱石、当時の道具類、鉱山のジオラマを展示 近代歴史館では採掘された鉱石、当時の道具類、鉱山のジオラマを展示

近代歴史館では採掘された鉱石、当時の道具類、鉱山のジオラマを展示


ワイン洞窟
地下世界を堪能したら地上に向かって階段を登ります。最初のワームホールに戻ってきました。最後の見学はワイン貯蔵庫です。194mの長いトンネルがビンテージワインの空間に変身!ワインのオブジェやちょっとした展示、韓国ヨンドン産ワインの試飲などが楽しめます。一番奥には大量のワインが。飲みたいな~♪
ワイン洞窟の暗い空間には植物がいっぱい

ワイン洞窟の暗い空間には植物がいっぱい

こんな変わったワインオブジェも

こんな変わったワインオブジェも

ヨンドン産赤ワインは、キリッとした果実酒のような味わいでした☆ ヨンドン産赤ワインは、キリッとした果実酒のような味わいでした☆

ヨンドン産赤ワインは、キリッとした果実酒のような味わいでした☆

ワインセラー。最適な温度で保管されています。 ワインセラー。最適な温度で保管されています。

ワインセラー。最適な温度で保管されています。

洞窟の見学はこれにて終了。意外と距離があり、歩いた歩いた~でもまだまだ見学は続きます。
続いては洞窟の外をご案内しましょう♪
洞窟周辺の見所
洞窟の傍の長~い階段を登ると眺望の良い展望台があります。でもコーミィ一家は洞窟見学だけで疲れてしまい、登るのを断念しましたが、体力のある方はどうぞ♪
展望台への階段

展望台への階段

鉱石探しを体験してみたいならこちらの広場へ

鉱石探しを体験してみたいならこちらの広場へ


洞窟体験広場
いろんな鉱石が探せます。子供も大人も楽しめそう。
どんな鉱石が見つかるかな~^^ どんな鉱石が見つかるかな~^^

どんな鉱石が見つかるかな~^^


渓流遊び
洞窟内から流れる地下水を利用。きれいだし水はとても冷たいから子供たちも大喜び♪
光明洞窟探訪、いかがでしたでしょうか?ソウルの近郊にこんな洞窟があったなんてびっくりですよね。洞窟の中は平均気温12度と一定しているので、暑くなる時期にはちょっとした避暑ポイントとしてさらに人気が出そう。洞窟内はかなり涼しく、寒がりさんは羽織るものを1枚準備していってくださいね。また見学の狙い目は午前中!だいたい1時間ぐらいでまわれるコースなので、見学と川遊びを楽しんだら光明駅方面に戻り、IKEAやロッテプレミアムアウトレットでショッピングなんてのもいいかも。今までクァンミョン(光明)をあまり知らなかったという方も是非光明洞窟へ遊びに行ってみてください。以上、ソウルナビのコーミィがお伝えしました!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2015-05-28

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