調理方法 焼き(クイ)
クイとは焼きのことで、韓国料理を代表する調理方法。特に魚はセンソン(魚)+クイ(焼き)=センソングイといい、お昼にご飯と汁ものが付いた定食として食べる人がほとんど。また貝もチョゲ(貝)+クイ(焼き)=チョゲグイといい、お酒のおつまみとして親しまれている。
しかし、やっぱりクイといえば韓国料理の代表メニュー、焼肉!通常はコギ(肉)+クイ(焼き)=コギグイといい、種類が豊富でカルビ、プルコギ、サムギョッサルなど各肉の種類(牛・豚・鶏)や部位、料理別に呼ばれる。また、メニューの頭に“セン”と書いてあるのは味付けをしてないセンコギ(生肉)を意味し、“ヤンニョム”はいろんな材料で味付けし熟成させてから焼いて食べるヤンニョムコギ(味付け肉)を意味する。
牛の焼肉の場合、ハヌ(韓国産牛肉)を扱う高級焼肉店と、輸入牛肉(米国産やオーストラリア産)を扱っている安い焼肉店があり。牛だけでなく、おいしくてお手頃な豚焼肉も若い人や市民たちに人気で、中でも1番人気がやっぱり“サムギョッサル”!!
日本では一杯飲むなら居酒屋かビアガーデンで、焼肉はモリモリ肉を食べに行く、という感覚だが、韓国で飲みに行くと言えば間違いなく焼肉屋さん。“お肉+ソジュ(焼酎)で一杯”はサラリーマンの定番飲みパターン。またガスのところもあるが、やっぱりおいしく焼きあがる炭火焼き肉が人気。くれぐれも煙やニオイにはご注意を!
30件あります
プルコギ
タレにつけこんだ薄切りの牛肉を専用の鉄鍋で焼いた料理。外国にもよく知られている韓国料理のひとつ。
トゥンシム
味つけをしていない牛ロースのステーキ肉。塩をつけて焼いて食べる。
コットゥンシム
「花」ヒレ~いわゆる霜降り肉。表面をさっと焼いて食べるのがコツ。
アンシム
牛のあばらの両方の内側にういている肉の部位。いちばん柔らかく、脂肪が少なく淡白。
チャドルバギ
脂肪の多い牛のあばら肉。薄切りスライスにして食べるのが一般的。
アンチャンサル
牛の横隔膜。牛の部位の中でもっとも量が少ない貴重なお肉。
ウソル
いわゆるタン。もともと柔らかいので、焼きすぎないのがポイント。
チュムルロッ
ヤンニョムで揉み揉みして味付け揉みロース。麻浦地区が有名。
ヤン
牛の第一胃、いわゆる「ミノ」。専門店でホルモンなどといっしょに食べる。
コッチャン
脂気が多い腸のこと。お店ごとに味が違う。
豚カルビ
いわゆる豚のカルビ。味付けした豚肉を焼いた庶民料理の代表。
サムギョッサル
脂身と赤身が3層になった、豚の三枚肉の焼肉。カリカリしたお肉がおいしい。
カルメギサル
豚の横隔膜と肝に間にある筋肉の多い部分の肉、通称「かもめ肉」。
モクサル
豚の首(モク)の部分の肉。脂身が厚く、弾力がある。
コッテギ
豚の皮の肉。鉄板でこんがりと焼いて食べる。
オリグイ
体によい補養食、オリコギ(鴨肉・アヒル肉)の焼肉。生肉と薫製がある。
ナクチチョルパングイ
小さめのタコをコチュジャンなどで味付けし鉄板で焼いたもの。野菜や海産物をいれるので栄養価も高くてヘルシー。
オジンオグイ
イカをコチュジャンで味付けして焼いた料理。韓国人の好きな食べ物の一つ。
クルビグイ
チョギ(イシモチ)を塩漬けにして干したものをクルビといい、それを焼いたもの。霊光産のクルビはとても高価で有名。
チャンオグイ
ウナギの蒲焼韓国風。やっぱり夏のスタミナ食品。
ポップルコギ
フグのプルコギ。さっぱりとして淡白な味が絶品。
トンタッ
鳥の丸焼き。鶏肉を洗ってさばき、火にかけて焼くもっともポピュラーな鶏料理。子供のおやつやお酒のおつまみとしても最適。
フンヨムソ(黒ヤギ)
黒ヤギをプルコギ(焼き肉)で食べる。炭火で焼き上げ、名物であるマッコルリを飲みながら食べるのが絶品だ。
コムジャンオ
日本名、ヌタウナギ(メクラウナギ)と呼ばれる鰻の一種。独特の泥臭さで日本の食卓からは一部の地方を除いて完全に駆逐された恐怖のうなぎがコムジャンオだが、釜山では機張(キジャン)地方の名物料理。
ヤンゴプチャン
ヤン(ミノ)、コプチャン(小腸)などが意味するように、牛のホルモンを使った料理の総称。新鮮な材料が入る釜山ならではの味。
タッパル
見た目はちょっとグロテスク、でも焼酎にぴったりのおかず!
タッコチ
真っ赤なタレがたっぷりかかった韓国風の焼き鳥!
カルビ
タレで味をつけた牛の骨つきカルビ焼き。韓国で外食といえばカルビ。