石焼ビビンバ?!全州ビビンバ?!アナタがチョイスするなどっち??
こんにちは!ソウルナビです。韓国はただいま"ウェルビーイングブーム"真っ最中!うウェルビーイングといえば心も体も健康にっといういわゆる"健康ブーム"!今日の料理対決はそんなウェルビーイングな食事の代名詞ともいえるメニュー、「ビピンパッ(ビビンバ)」を取り上げたいと思います!!ビピンパッはみなさんもご存知のようにジュージュー熱~い石の器に入って登場する「石焼ビビンバ」と、野菜た~っぷりのビビンバの元祖ともいわれる「全州ビビンバ」が有名。そこで今回、ナビがノミネートした栄光?!あるお店は、石焼ビビンバを始めたお店として有名な「全州中央会館」と全州ビビンバの老舗「古宮」!!どちらも明洞にある人気店ですね。それぞれウワサはいろいろありますが、ナビがさっそく覆面調査に?!それではさっそく行ってみよ~!
ビビンバとは?!
ビピンパッ(ビビンパ)はビビン(混ぜる)+パッ(ご飯)のこと。もともとは残ったご飯とナムルなどの野菜をごま油とコチュジャンを加え、混ぜ混ぜして食べるという簡単かつスピーディーなメニューとして親しまれた家庭料理でした。それがその土地のおいしい農作物がいろいろと加えられ、少~し高級にして誕生したのが今わたしたちがお店で食べているビビンバ!なかでも韓国の西南部の都市、全州(チョンジュ)のおいしい豆もやし(コンナムル)が入ったビビンバが有名になり、全国に広がったのがいわゆる「全州ビビンバ」。もちろん今では豆もやし以外にも20~30種類近くの野菜やお肉が入っています。一方、石焼ビビンバはそういった野菜やお肉ののっかったピビンバを石の器に入れ、ジュージュー音を立てながらいつまでも冷めずに、そしてアツアツの状態で楽しむことのでき、韓国人だけでなく外国人も大好きなメニューとなりました!!今やビビンバは世界を代表する韓国発ヘルシーメニューとしてその名を轟かせています。
◇場所
◇駅からのアクセス
全州中央会館
地下鉄4号線ミョンドン(明洞・Myeong-dong・424)駅6番出口を出て左へ行き、スターバックスのある最初の十字路を左へ。しばらく行き、ユニクロ(旧明洞衣類)の手前の路地を左に入る。徒歩約5分。
古宮
地下鉄4号線ミョンドン(明洞・Myeongdong・424)駅10番出口を出て、駐車場ビルがある最初の角を右に曲がります。T字路のつきあたりを左に曲がり、しばらくいくと右手に見えてきます。世宗ホテルの裏。
◇建物
全州中央会館
狭~い路地を入ったところにある、年季のはいった古い建物。
古宮
ビルの1階。外観も韓国の伝統チックなデザインに。
◇店内の雰囲気
全州中央会館
客席と客席の間が狭目であるが、お客はいつもいっぱい。日本人の比率が非常に高い。お客どうし日本語が飛び交う。また中国圏の旅行者もやってくるよう。昔からの建物が庶民的で伝統的な雰囲気も味わえ、韓国に来たな~っという気分に。
古宮
高級感のある清潔感漂う雰囲気。壁には韓国のうちわや絵画、家具などがさりげなくディスプレイしてある。日本人観光客がけっこう多いが、地元の人も半分くらいを占める。
◇伝統
全州中央会館
43年
古宮
25年
◇BGM
全州中央会館
韓国伝統音楽
古宮
韓国伝統音楽
◇目立つ宣伝
全州中央会館
店の路地を入る手前のところで、網の笠をかっぶった道士?が看板を持って立っている。今では明洞の名物に?!
古宮特になし
◇日本語メニュー
◇お茶
◇お箸・スプーン
◇ナフキン
◇おしぼり
◇調味料全州中央会館なし
古宮タテギという唐辛子をベースとした辛味ダレ。辛味が物足らないときピビンバにいれて食べる。
◇店員の対応
◇サイドメニュー
全州中央会館
器はプラスチックの容器。取材日はキムチ、イカの塩辛、小魚と青唐辛子の炒め、干し大根の辛和えの4品。
古宮
器は陶器。取材日はキムチ、イカの塩辛、コーンと野菜のマヨネーズ和え、セリのナムル、白菜の漬物、干し海苔の揚げ物の6品。さらにキムチジョンと魚ジョンをアツアツのまま出してくれる。全7品。
◇器
◇野菜などの具の種類
◇量
◇味
全州中央会館
しっかりめの味付け。ジュージューいう器の肌に付け合わせのコンナムルクッ(もやしスープ)をかけるとさらにいい音が出、香ばしい香りが漂い、おこげもいい感じになる。生の卵の黄身がコチュジャンの辛さをソフトにしてくれ、口当たりもよい。
古宮
あっさりめの上品な薄味。物足りないときはタデギをいれて辛さの調節を!お肉とコチュジャンをいためたソース、そしてシャキシャキとした豆もやしがアクセントとなり食感あり。ご飯は肉で出したダシと有機豆もやしを一緒に入れ炊き上げたものだそう。
◇スープ
◇その他のビビンバ
全州中央会館
ユッケビビンバ(ユッケとビビンバ別々に登場。自分でユッケをご飯にのせ、混ぜていただく。1人が注文して分けてもよい。)
古宮
ユッケビビンバ
石焼ビビンバ
タラコ生野菜ビビンバ
エビもやしビビンバ
ナクチビビンバ
◇デザート全州中央会館なし
古宮
よく冷えたシッケ(お米のジュース)
◇値段
全州中央会館
石焼ビビンバ 8500ウォン
ユッケビビンバ 14000ウォン
古宮
全州伝統ビビンバ 10000ウォン
ユッケビビンバ 12000ウォン
◇支払い方法
全州中央会館
後払い
古宮
後払い
◇電話番号
全州中央会館
02-776-3525/02-776-3400
古宮
02-776-3211
◇ナビ的見解
全州中央会館
やはり元祖石焼ビビンバ!あの石の器に張り付くおこげが最高!常に香ばしい香りを放ち、食欲を最後までひきつける。しっかりした味付けを好む人には是非。お店は庶民的で日本人も多い。
古宮
真鍮の器からサイドメニューの盛り付けまで、高級感が漂う。お店の中も静かな雰囲気で、ゆったりとした時間を過ごせる。ナツメやクルミなど体に良いといわれるヘルシーな食材が目立つ。あのシャキシャキとした豆もやしの感覚はあとを引くうまさ。
いかがですか?どちらも甲乙つけがたいですよね~!両店ともに日本からの旅行者にもよく知られた人気店なので、日本人のお客さんがたくさんいらっしゃいました。でもお値段が一般の食堂やプンシッ(軽食堂)よりかなり高いわ~っと思われる方も多いかもしれませんが、その違いは明洞という場所に加えて、炊き上げるご飯へのこだわりや、具や野菜の種類の多さにも寄るのではないかと思います。また味についてもいろんな意見がありますが、ソウル中のビビンバを食べ歩いてきたナビ的にはどちらのお店のビビンバとも満足できました。おいしいご飯とたくさん入った野菜の鮮やかな彩りが目で見ても満足のいく人気メニュー、ビビンパッ(ビビンパ)!ソウルにいらっしゃったら是非ヘルシーメニューのビビンバを食べて行ってくださいね。以上、石焼?!全州?!ん~~まだ迷いに迷っているソウルナビがお伝えしました!