写真で見る旧正月のソウル!【2008年】

正月本番!の旧正月、今年の「ソルラル」の様子を見てみよう~!

こんにちは!ソウルナビです。今年は先週2月7日が旧暦のお正月。新暦のお正月から1ヵ月ほど経ち、韓国ではやっと新年を迎えたという雰囲気になりました!この旧正月には毎年、地方の親戚に挨拶に行ったり、お正月の特別行事が行われたりするほか、お休みするお店も多く、いつもパワフルなソウルの街も普段とはちょっと違った様子!今年はこの旧正月を中心として前後1日ずつと週末の土日を合わせて5日の大型連休だった旧正月、いつもと比べてどうだったかな?その様子を今年も写真で見てみましょう~!
■おなじみのエリアは・・・?
観光客にもおなじみ、いつも人であふれている明洞や東大門などは旧正月中には休業するお店が多く、そのため普段と違って人影もまばら。一方、伝統文化を感じられるエリア仁寺洞では、民俗遊びの催しが行われていたりと、旧正月ならではの様子が見られました。

旧正月当日7日お昼頃の明洞(ミョンドン)は人出も少なめ、お店も閉まっているところが多く、いつものにぎやかな繁華街とは全く違った雰囲気!そんな中でもやっているお店もちらほら、中でもコスメ系やファーストフード系のお店が多く開いていたよう。
夕方になったら屋台(露店)が出てるかなぁと期待して午後6時半ごろ明洞へ。ロッテ百貨店、免税店などロッテビルが並ぶ一帯はさびしー感じ。またいつもならこの時間は家路を急ぐ車やバスでいっぱいの大通りも、今日ばかりはとっても静か~。そして繁華街の方へ足を伸ばしてみると、こちらもいつもの明洞よりはさびしーものの、屋台や露店の出ているメイン通りを中心に少しにぎわっている感じ。確実に営業しているのは、ファーストフード、カフェ、コスメ店など。

卸や小売のお店が集まり、いつも大勢の商人や買い物客が行き交う東大門市場(トンデムンシジャン)。旧正月中にはほぼ全てのお店が休業する卸市場のほうは、やはり人影はほとんど見えずガラーンとしていていつもとは全く違う雰囲気。
でも、ファッションビルが立ち並ぶエリアでも、休業中のファッションビル前で服やファッション小物などを売る露店がたくさんお店を出していましたョ。でも周辺のお店はやっぱりお休みモード。
運動場近辺に行くと、露店はやっていないお店がほとんどですが、部分的に元気に営業しているところも。ところでこの東大門周辺、なぜかいつもより外国人の姿をよく見かけるような気が!?
夜になると、食べ物系の屋台でお店を開けているところもあるけど、閑散とした雰囲気~。

旧正月のイベントが開かれたりする仁寺洞(インサドン)には、他のエリアに比べて断然多くの人が集まっていました。エリア的にはソウルで一番にぎやかだったかも。7日からにぎわいを見せていたメインストリートでは、普段のように外国人観光客をはじめ、お正月らしく韓服を着て散策する人なども見られ、「投壷(トゥホ)」などの伝統遊びコーナーがもうけられていたり、駒なんかの伝統遊びグッズも売られていました~。
9日のお昼ごろに仁寺洞に行ってみると、メイン通りは普段とあまり変わらない感じ。安国駅の方から歩いて行くと、終わりのほうの広場では韓国の伝統楽器の音に合わせてタルチュム(仮面踊り)の公演中~。伝統リズムに合わせて思わず体がうごいちゃうところ。

普段は屋台や露店の食べ物屋さんがずらっと並ぶ鍾路(チョンノ)も、旧正月にはお休みする屋台も。でも繁華街のお店は7日から比較的多く開いていましたョ!

<西大門>
7日夕方6時前に西大門の方からトルダムギル(石垣通り)を通って市庁方面へ。人通りはかなり少なく閑散としているものの、この辺はナンタ劇場や貞洞劇場などの公演場や映画館もたくさんあり、周辺のレストランは営業しているところもちらほら。キムパッ(海苔巻き)、餃子などの軽食屋さんのほか、コーヒーチェーン、ファーストフードももちろん営業中~。

7日午後7時ごろに南大門市場に行ってみると、もう人影を探すのが大変なほど。新世界デパート周辺はほぼ店じまい、大きな荷物がくくってあるリアカーが通りに並んでいます。そんな暗闇の中、光が見えてきたのが会賢(フェヒョン)駅5番出口を出たメイン通りぞい。屋台、革モノ、お土産、カバン、食材、食器などのお店がところどころ営業。

<新村>
7日の夜7時半ごろ行ってみると、いつも学生たちでにぎわう新村(シンチョン)も今日ばかりは静か~。待ち合わせスポットの駅前のマック前には人が数えるほど。それでも、繁華街の方に行くとネオンがぎらぎらしていて、若いカップルやグループが徐々に増えてきているよう。

■一般の住宅地はどう?

観光客はあまり行かないエリア、普通の住宅地でももちろん、庶民の「お正月」の雰囲気を感じられる場面があちこちに~。韓服を着て歩く人を見かけたり、小さな商店やコンビ二にソルラル用のソンムルセットコーナーがあったりするのが「旧正月だな~」という感じ。
住宅地の市場では、旧正月によく食べるお餅やジョン(煎、チヂミ)を売るお店以外はほとんど閉まっていて、いつもとは全く違う静かな雰囲気~。
大型マートは休業。繁華街では7日の昼から開いているお店もありましたが、夜になると飲食店を中心に灯りのついているお店が多くなってきたよう。でもやっぱり人通りは少なめ。

■伝統的な文化施設ではイベント盛りだくさん!

いつも大勢の人で賑わう繁華街よりも、旧正月には特別な催し物が数多く催される故宮や博物館などの伝統的な文化施設は家族連れなどのグループでやって来た人々でい~っぱい!今年もお正月らしく韓服を着て、伝統遊びを楽しむ人々の姿がみられましたョ!

昔のままの状態で保存されている貴族の家が並ぶ南山コルでは、旧正月ならではのイベントが目白押し!ユンノリ(すごろく)、ノルティギ(シーソー)、トゥホ(槍投げ)などの伝統遊びコーナーでは大人も子供も昔の遊びに夢中!おじいさんたちが子供たちに凧作りを教えるコーナーや、書初め(?)書道コーナーなども。また連日、泉雨閣広場に特設されたステージでは伝統芸能の公演もあり、多くの人が鑑賞に来ていました~。

旧正月の連休は無料で観覧&公演なども見られた雲峴宮(ウニョングン)。9日のちょうどお昼前に行ったら、中では地元の家族連れやカップルなどが伝統遊びに夢中~。そのほか韓服体験コーナーもあり、普段着用、婚礼用、役人用などの韓服と小物が無料で借りられるようになっていて、地元の人も記念写真を撮っていましたョ。

博物館前の広場でも旧正月当日の7日にはトゥホやユンノリ、ペンイチギ、ノルティギなどの民俗遊びでいっぱい。民族衣装のかわいい子供たちにまじって、お父さん世代が童心にかえって一生懸命に興じる姿も。また博物館内ではポクチョリの製作実演や新年占い、希望の言葉を書いてもらえる書の実演など、お正月らしいイベントも。

■レジャー施設やそのほかの観光地の様子は?

市民の憩いの場、清渓川(チョンゲチョン)では特に大きなイベントが開かれることもなく、寒さもあってか普段の休日よりはお散歩をする人はいつもより少なめ。一家揃って仲良く散策する家族連れの姿なども見られました。

12月のオープン以来いつも人でいっぱい、大人気の市庁前のソウル広場スケート場は旧正月中も昼夜関係なく大盛況!特に旧正月当日の7日には、周辺はいつもになく人通りも車通りも少ないのに、このアイススケート場だけが別世界。寒さの中、小さいおこちゃまからお父さん、お母さんまでスケートをしたり、写真を撮ったり楽しそう~。

<映画館>
ほぼ普通の「休日」の雰囲気ですが、人出は若干少なめ。平常の週末よりはずっと静かなカンジでしょうか・・・。「正月映画を見に行こう!」という感じではありませんが、旧正月連休に映画観賞をする人も結構いるみたいですョ!人出は映画館によってばらつきがあるかも。
7日晩、建大ロッテシネマ「シネシティ」にて映画『6年目の恋愛中』の舞台挨拶。さすがに大盛況でした^^。

<書店>
永豊文庫(ヨンプンムンゴ)などの大型書店では、営業時間短縮ながら7日からも営業していました~。

<シルム大会>
奨忠(ジャンチュン)体育館にて、7、8日にソウルで久しぶりに行われたシルム(韓国相撲)の全国大会。旧正月らしく、選手全員による旧正月の挨拶(セベ)も。年齢層の高い客が見守る中、シルム選手の熱い戦いが繰り広げられました!

■みんな故郷に大移動~!の旧正月、ソウル駅の様子は!?

5連休の最終日、10日のソウル駅。いつもなら旧正月の3連休の最終日に集中して、高速道路や高速バスターミナル、ソウル駅もいっぱいになるところ、今年は5連休ということで混雑が分散されたとか。午後8時すぎにソウル駅に着くと、普段の週末よりも少し多いかな??ぐらいでそんなに混んでいない感じ。でも地方からソウルに戻ってきた方、これから地方に戻る方の中には、大荷物の方もたくさん。中身はお土産や旧正月の料理なんかかな??

今年2008年も無事に旧正月を迎えた韓国。お正月本番は新正月の1月1日よりもこの旧正月の「ソルラル」なので、お正月ムード満点のソルラルを過ぎてから、新正月にはあまり感じられなかった「年明け」をやっと感じることができたナビ。旧正月「ソルラル」のソウル、いかがでしたか?旧正月には休業するお店も多く、毎年この時期になると、「観光、どうしよう!?」と思われる方も多くいらっしゃると思いますが、意外と空いているお店もあり、旧正月にしか開かれないイベントもたくさん!「楽しみにしていた韓国旅行が旧正月にあたってしまった!」という場合には参考にしてみてくださいネ!以上、ソウルナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-02-12

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