熟年熟女ソウルグルメの旅

熟年クラスメイト同士の気ままでグルメな旅!

8月末、東京のカルチャースクールの熟年クラスメイト同士8人(男1人、女7人)で、ソウルに旅行しました。色々なところに行きましたが、結局「グルメ」の旅になりました。わいわい、がやがや。あっちを見たり、こっちを見たり。気ままな自由旅行を楽しみました。

旅行日程

<1日目 夜>
金浦空港到着。
送迎バスでヒルトンホテルへ。

<2日目 午前>
朝食(ホテル)
景福宮
「朝鮮王朝の政宮として創立され、重要な建物が一直線上に並んで整然と建てられている」と(ナビの)プリントには書かれていたが、何しろ広くて、正門(光化門?)の屋根の上にでも上がって、映画のワンシーンのように眺めればわかるだろうが、右に左に門をくぐって、回廊を通って・・・ではよくわからなかった。
国立民俗博物館
国立民俗博物館は、韓国の歴史、文化、生活が分かりやすく展示されていて、韓国が初めての私にはとても興味深いところだった。その後、街を歩いても、お店をのぞいても、韓国料理を食べても、「ああ、なるほど」が、いっぱいだった。背景を知ってからソウルを歩くと、より楽しめるかも。
朝、カササギが飛んでいるのを見た私は、韓国在住の日本の方から、「午前中に、カササギが飛んでいるのを見ると、その日一日いい日になる」と教えられ、気を良くして民族博物館の売店で、カササギのペーパーナイフを買った。「ここは国立なので、街で売っている同じ物より安いんですよ」と店員さん。その通りだった。
昼食 韓定食(多味)
韓定食は王朝時代からの韓国伝統の料理。テーブルの上に、おかずの種類がいっぱい、次々と運ばれてくる数多くの、お皿の料理、品数は約20~23種類くらい。とても珍しい、日本では食べたことのない、‘どんぐり‘の粉で作ったおもち(一見こんにゃくのようなもの)豆腐、野菜が入った鍋料理、プルコギ(焼肉)、ごまめ、生野菜サラダ、野菜を材料として色々な調味料で味つけし、辛さも思ったよりひかえめ、日本人の口にもとても会う味だった。ヘルシーで健康食だと思う。お部屋も個室で、韓国の家庭の家具も置いてあり、まるで韓国の家庭で、ごちそうになっているような気分になった。

<2日目 午後>
インサドン見物
お昼を食べたあと、仁寺洞をぶらりと歩く。お土産店、骨董品、陶磁器、紙や筆、などを扱うお店が多い。今は道路が工事中で、ちよっと歩きにくいが、お店を一件づつのぞきながら歩くのは楽しい。ギャラリーやシックな色合いで新しい感覚の韓服の店もある。数件の店に入り、あれこれ手にとったり、ながめたり、そして気に入った店でお土産を買った。おやつに、おもちを一パック買い皆でつまみ食い。美味しかった。
そして、歩き疲れたら伝統喫茶店で一休み。色々な種類のお茶がある。チャンミ茶(バラ茶)、五味茶(オミチャ)、クッカ茶(菊の花茶)・・・。私の飲んだモガ茶(カリン茶)は甘く、一言でいうとカリンのシロップ漬けを、お湯で割ったような(カリンのスライス入り)感じだった。疲れた時には甘いのも良いかも。お茶を飲みながら、お互いに買った物を見せ合い、又、買い物に繰り出したのだった。
ソウルタワー
車を降りて、ゆるいカーブの坂道を登るとタワーがある。(この坂、中年には?意外にきつかった。)エレベーターで一気に、378.7メートルのぼると、そこには大パノラマが広がっていた。あいにく少し霞んでいて山際や遠くは見えにくかったが、案内板の番号と景色を見比べながら「ホテルがあった!」「今登ってきた左の大きな建物は学校だったのね」などと言いながら、ぐるっと一周。蛇行した漢江のゆるやかな流れ、タワーのすぐ下の緑とぐるっと周りの山並み、東京タワーからの眺めと比べると、自然が多くゆったりとした感じがした。
南大門市場見物
夕食 焼肉(ノビチプ)
ヒルトンホテルへ

<3日目 午前>
朝食(ホテル)
明洞見物
ロッテ百貨店、免税店
昼食 石焼ビビンバ(全州中央会館)

明洞路「明洞衣類」左横の小路に入った瞬間、長い行列が出来ている。もし予約をしていなければ、その後ろにつくより仕方がない。(できれば予約を!)それ程繁盛しているのが「全州中央会館」だ。私は日本のテレビで、日本の石焼ビビンバをレポーターが食べているのをみて、一目惚れをしてしまった。だが片思いは、最高のステージで思いをとげたい!と言う訳で、日本の石焼ビビンバは、まだ食べたことが無い。このビビンバは、牛肉入りと普通のと二種類あリ、私は普通の野菜ビビンバを食べたが、中身の具を見て驚いた。ツル人参、セリ、ワラビ、何種類ものキノコ、銀杏、松の実、栗、青菜、キムチ、生卵、その他、合わせると三十種類以上の食材が入っているそうだ。味付けには唐辛子のみをのせる。お店の人の説明で、ねばりが出るくらいスプーンで力一杯かき混ぜて、熱々の石鍋のまわりに、それをスプーンで張り付けて、少しおこげが出来たところを食べた。口では説明が出来ない何十種類もの味が、からみ合った複雑な味と(決して辛くない)まろやかさが、口一杯に広がって、歯ざわりも良く美味しいと言うより、表現のしようがない味だ。一言でいえば"It is out of this world."

<3日目 午後>
足マッサージ (劉昭榛・足・アロマ専門管理室)
我々の旅も三日目、昼食後歩きつかれて休みたいと思っていると、ちょうど良いタイミングで、足、ツボマッサージへ行った。清潔で訓練の良く行き届いた娘さんたちに、足のマッサージを受け、横のベッドの我々の仲間は、すっかり寝入ってしまった。私はスッキリ、サッパリ、となり大満足。次回は全身コースで行きたい。
ホテルへ
夕食 海の幸(鷺梁津水産会館)
「お刺身が食べられる?久しぶりで、日本とどこか違うのかな」期待と半ば不安でタクシーを降りた。鷺梁津水産市場と書いた大きな木の札がかかっていた。階段を下りた所に広い食堂があった。
先ず出てきたのは大皿に盛られたお刺身、ヒラメとコチだそうだ。みんな初めはちよっと様子を見ていたが、やがて手が伸びだす。次にイイダコ、お皿の上で切られた足が、グニャグニャと動いている。口に入れると吸盤が、喉の奥にペタリとくっついた。タレはちよっととろりとして辛い。(ごま油に塩を入れたものらしい)
最後にチゲ鍋、お刺身の残りの頭や骨が入っていて辛いがなかなか美味しかった(鮮度も値段も大満足!)行った時間が遅すぎたので、ほとんどのお店は閉まっていた。明るいうちに行ったら、たくさんの魚や賑やかなお店の様子が見られたのに・・・と,大変残念に思った。
ヒルトンホテルへ

<4日目 午前>
朝食
金浦空港へ(出国)

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2000-09-30

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