年に2回ある名節のうちの一つ「ソルラル」!当日のソウルはどんな様子だったのかな!?
こんにちは!ソウルナビです。約1ヶ月前にスタートした2009年。みなさんも思い思いにお正月を過ごしたと思いますが、韓国で「お正月」と言ったら年末年始のときより陰暦のお正月「ソルラル(旧正月)」がメイン。今年のソルラルは1月26日が当日でその前後が休日になり、大多数の人が土曜日とあわせて4連休となったのでした。この時期には故郷に帰って親戚に新年の挨拶をしたり、ご先祖様にご挨拶する祭祀を行うもの。秋にあるもう一つの名節「秋夕(チュソッ)」とならび、「民族大移動」なんて呼ばれるほど帰省者が多いためソウルの街は独特な雰囲気になるんです。さぁ、そんな今年のソルラルの様子は一体どんなものだったのでしょうか!?ナビがソウルのあちこちを回りながら写真におさめてきましたよ~。さっそくチェックしていきましょう!
■明洞
いつ行っても人でいっぱいの明洞(ミョンドン)。普段はもちろん祝日の日はなおさら賑わうけど、やっぱり旧正月の当日は例外だった!旅行客もたくさん来るのであいているお店は比較的多い方でしたが、露店も少なめ、休んでいるお店もかなりありましたよ~。
他は人が少なかったのに、さすがに中央通りは人が出てましたね~。
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いつも人でぎゅうぎゅうの「コーヒービーン(コーヒーショップ)」の中は空席がたくさん!
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■南大門市場
明洞と並んで観光スポットとしてもおなじみの南大門(ナンデムン)。新正月(1月1日)のときはもっとお店が出ていたのに、旧正月の今回はお休みしている店舗が多かった!屋台の数も少なくなっていて、いつもの賑わいを予想して行った人には少し残念に思えたかも!?
■東大門市場
それではもう一つの人気市場、東大門市場(トンデムンシジャン)はどうでしょう!?まず、doota!などのファッションビルの前にある道路に目をやると、す、空いてる~!いつもならバスをはじめとした車が道路を埋め尽くしているのにっ!清渓川を歩く人もほんとに少し。(前日降った雪がまだ残っているな~)
その他の様子は?
お休みのお店がたくさん!ここを通り抜けるの、なんだか怖い!?
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「CERESTAR」にはこんなカワイイ新年のあいさつメッセージが~。
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■中部市場
乙支路・忠武路エリアにある中部市場の様子はと言うと!?わ~、キレイに閉まってる!
■新村
学生街ということで普段は学生たちでごった返している新村(シンチョン)ですが、ん!?やっぱりこの日は人が少なーい!そしてメッチャ静か~!普段は人が多すぎて歩きづらいのに、この日はスッスッ歩けて不思議なくらいでした^^;。
あちこちから人がやって来る、新村駅と延世大の間の横断歩道もこんなに閑散状態。
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休みの店がたくさん。ランチどころを探し中のこちらのカップルも「全部閉まってるじゃん!」と思わず愚痴をこぼしてました。
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■仁寺洞
モダンなアートもたくさん見られるけど、やっぱり伝統的な雰囲気が漂っている街といったらこの仁寺洞(インサドン)!外国からの観光客も多いエリアだけど、この日は特に地元の韓国人たちがよく見られました。特に家族で来ている人が多く、新年最初のお出かけを楽しんでいましたョ。
やっぱり新年は家族で楽しく出かけたいですよね!
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人は少なめ。お店も閉まっているところがかなりありました。
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仁寺洞の伝統的な雰囲気にぴったりくるように、韓服を着た人もかなりいらっしゃいました!他のエリアではほとんど見られないので、きれいな姿を見られてナビもうれしくなっちゃいました
^^。
■鍾路
仁寺洞のすぐそばにある鍾路(チョンノ)エリアは特に人の気配が少なかったのが印象的!閉まった店が多く人もいないのに、営業しているノレバン(カラオケ)数店からガンガンに歌がかかっているのがまた笑えました…。
いや~それにしても人がいないなぁ。
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でも車の数は多かった!みんなどこに行くのかな!?
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■梨泰院
たくさんの外国人が見られ、「韓国なのに韓国っぽくない」なんて言われる街、梨泰院(イテウォン)。外国人にとったら旧正月はあまり関係ないイメージがあるので梨泰院の様子が気になっていたのですが、行ってみると街から韓国人がほとんどいなくなり、さらにさらに外国人率が高くなっていました~!
ハミルトンホテルにあるショッピング街もこの日はお休み。
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ここ、ほんとに韓国!?
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屋台はしっかりやっていました!
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車の量はそこまで少なくもなかったような…。
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■南山コル韓屋村
より旧正月らしい雰囲気を味わいたければ、この「南山コル韓屋村」に行くのがオススメ!この韓屋村は伝統的な韓国の建物を無料で見学できる場所として有名ですが、旧正月などの名節の時期には催し物を開催!ちょっとした公演も見られるし、昔の遊びを体験できるコーナーなどもあって子供連れの親たちにもピッタリな場所となっているんです。見てください、韓屋村に向かう人の数、すごいでしょ!?シーソーのような遊びや矢投げなど、昔の遊びに真剣に取り組む子供たちもたくさんいました!
舞台ではサムルノリの公演が。こんなにたくさんのお客さんが公演を楽しんでいました~!
お正月らしい餅つきも!
韓服姿がカワイイ彼女はどんなお願いを書いているのかな?^^
池が凍った!
敷地内にある池が連日の寒さで凍ったことにより、池の上を歩けるようになっていました。氷の上でコマ回しだなんて、なんだかオツなもんでしょ?^^大人もかなり真剣に(!?)遊んでましたよ~。
オ・マ・ケ!
その1:地方からバスや汽車を乗り継いで戻ってくる人たちのため、ソルラル当日の26日、そして27日の両日には地下鉄が深夜2時まで運行されました(※時刻は終着駅基準)。ナビも1時半近くに深夜の地下鉄2号線に乗ってみたところ…やっぱり人は少なかった!!深夜まで運行とはいっても20~25分近い配車間隔だったのに、利用者はこれだけ…。普段の金曜日や土曜日に運行していたら、ここにはあふれるほどの飲み会帰りの人が乗っているんだろうな~と思っちゃいました^^;。
その2:普段に比べて人がいなくなったソウルの様子をお伝えしましたが、ソルラルの翌日、つまり連休の最終日の夕方に明洞へ行ってみると…人がいっぱい、露店もいっぱい、普段どおりの明洞に戻っていました~っ。今回は4連休ということであまり休みが長くなかったことや、渋滞のピークを避けてソルラル当日にソウルへ戻ってくる人も多かったためみたい。こんな様子を見ると、静かだったソウルの街が幻のように感じられちゃいますね(笑)。
ナビの周りの韓国人たちの話を聞くだけで、激しい争奪戦の末に列車チケットを手に入れたり、大渋滞の中で12時間近くかけて車で帰省したり、料理の準備に追われててんてこまいだったり…とみんな大変なこともたくさんあったみたい。でもそのぶん久しぶりに故郷に帰って家族と楽しい時間を過ごせたのではないでしょうか。その一方、この時期ソウルを訪れていた旅行者のみなさんは、普段のソウルと違う一面を見られて新鮮な気分になれたはず!さぁ、これで本格的に新年が始まりました!みなさん、改めまして「セーヘーポンマニパドゥセヨ~(新しい年に福がたくさんありますように)」!ステキな年になるよう、がんばっていきましょうね!以上、ソウルナビでした~。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2009-01-29